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「トイ・ストーリー4」のネタバレ感想!君はこのラストに納得できるか?

どうもこんにちは、NITARIです。

「トイ・ストーリー4」を見てきましたので、感想です。

「トイ・ストーリー4」のあらすじ

声の出演

  • トム・ハンクス(唐沢寿明) – ウッディ
  • ティム・アレン(所ジョージ) – バズ・ライトイヤー
  • アニー・ポッツ(戸田恵子) – ボー・ピープ
  • トニー・ヘイル(竜星涼) – フォーキー
  • クリスティーナ・ヘンドリックス(新木優子) – ギャビー・ギャビー

ウッディたちがボニーに引き取られる9年前、それまでアンディの妹の部屋にいたウッディのガールフレンドのボーは、別の子供に引き取られることになり、ウッディとの別れの時が来てしまった。

それから時間がたって、今はウッディはバズやポテトヘッド夫妻等、仲間たちと共にボニーの元で過ごしていた。

しかし、ウッディはボニーのお気に入りではなかった。それがウッディにとっては気がかりだった。

ボニーの初めての幼稚園の日、なかなか行きたがらないボニーを心配したウッディは、リュックの中にこっそり忍び込んで様子を見ることに。

なかなか幼稚園に馴染めないボニーだったが、ウッディの計らいでゴミの中から先割れスプーンを発見。それを使ってフォーキーという人形を作る。ボニーにとって、フォーキーはお気に入りになった。

ボニーの家に帰り、フォーキーを皆に紹介するが、彼は自分をゴミだと思いこんでゴミ箱に帰ろうとしていた。ウッディはボニーの事を思い、フォーキーにはボニーの傍にいてほしいと彼を見張る役に。

ボニーと家族は一緒に移動遊園地へキャンピングカーでドライブすることになった。
その間中、フォーキーはゴミ箱に逃げようとしていて、ある時ついに車から落ちてしまう。ウッディは彼を追い、車から飛び出した。

彼らは2人、移動遊園地へ向かった。その場所にはアンティークショップがあり、そこには故障したおもちゃのギャビーがいたのだったが・・・

「トイ・ストーリー」シリーズの感想

今まで私は一度もトイ・ストーリーの話をしてきませんでしたが、「インサイド・ヘッド」や「ウォーリー」などをレビューしてきました。

私はピクサーアニメを全て見ているわけではありませんが、基本的にピクサーには感服しており、尊敬の念しかありません。

もちろん、トイ・ストーリーも大好きで、10回以上は見ていると思います。いま35歳なので、最初のトイ・ストーリーの時11歳と、かなり世代合っている。

ところが私は昔から続編ものにあまり興味を持たないタイプでして、「トイ・ストーリー」を10回も観ているのにも関わらず2,3どちらも観ていませんでした。

今回、「トイ・ストーリー4」が公開されると知り(しかも先週)、慌てて全部見た次第です。

という事で、ざっくりではありますがこれまでのシーズンも全てレビューしてみましょうか。
「トイ・ストーリー4」のレビューだけ読みたい方はスクロールしてしまってください。

「トイ・ストーリー」の感想

とにかく素晴らしいですよねー。
何がすごいといって、あとあとにも言えることなんですがキャラクターの愛らしさすばらしすぎ。

私達は日本人なので、そこまで愛着のあるおもちゃたちが出てくるわけではないのですが、特にアメリカではよく見るおもちゃも多いので、子供たちの心(懐かしいおもちゃも出てくるので、大人の心も)掴む要素が満載。

私が特筆したいのは、やはりウッディのキャラクターです。
ウッディって見た目も中身も、人間としてもよくあるタイプなんだよね。

人(子供)に愛されることを望んでいて、やさしいんだけどどこか不器用。ちょっとずるしてしまうようなところもある。決して立派な人ではない。
だけど常に一生懸命で、誰からも愛される人です。

対するバズも、理想と現実の違いに苦しむ「トイ・ストーリー」での登場は衝撃を覚えるものだと思います。
特に自分が飛べなかったと知ったシーンで泣かない人はいないと思う。

大人も子供も、「あ、理想と違ったな」という部分を持ち合わせているからこそ、共感して応援したくなるんだという事を伝えてくれる作品。
しかも、最後には努力は、「ある程度」報われるという事を教えてくれる作品で、すべての子供たちにおすすめしたいよね。

「トイ・ストーリー2」の感想

「トイ・ストーリー2」では、おもちゃを博物館に売りたい大人が出てきて、ウッディたちを誘拐してしまうという話です。

「トイ・ストーリー」シリーズの中では、それほど面白いというわけではなかった印象です。私はそれほどジェシーに心惹かれるものがあったわけでもなかったし、内容としても基本的には「トイ・ストーリー」と同じような展開だった(持ち主から離されて、頑張って戻ってくるという話)ので、やっぱり前作と比べると見劣りしてしまうかなという感じでした。

全体的にドタバタしていたかな。

「トイ・ストーリー3」の感想

シリーズの最高傑作の呼び声が高い作品です。私もこの作品が最も素晴らしいと思います。

もちろん、「トイ・ストーリー」「トイ・ストーリー2」があっての「トイ・ストーリー3」なわけですが、それでもこの作品には、トイ・ストーリーの言いたいことすべてが詰まっているような気がしたんですよね。

この作品で最も私が重要視したいのがアンディです。

これまでのアンディはただただウッディやおもちゃたちの事が大好きなかわいらしい子どもでしたけど、それまでにウッディたちが懸念していたように、やはり成長するにつれておもちゃで遊ばなくなってしまうんですよね。

でも私が注目したいのが、アンディ結局一度もおもちゃたちを見放してはいなかったという事なんですよ。

アンディが大学に受かって、持ってゆく荷物にウッディを入れるでしょ。
映画の中ではあまりクローズアップされなかった出来事ですけど、私的にはその時点で涙腺が崩壊した。

アンディはその他のおもちゃも取っておこうとした。手違いで捨てられてしまった気づいたアンディの絶望的な表情も涙腺が崩壊する。

トイ・ストーリー3は、自分たちがやがて捨てられてしまう運命であることに気づいているおもちゃたちが、それでも何とか生きようと奮闘する話。

そして同時に、ゴミ処理場の様子を描く事で、自分たちが大切にしていた物がどのようになってゆくかの末路を見せている、社会派な一面も持っています。

そして最終的におもちゃたちが、彼らを大切にしてくれる持ち主のもとへ引き取られるシーンは涙なしでは見れないですよね。

子供も大人も観なきゃいけない最重要作品だと思います。

あと、バービー人形の彼氏みたいなイケメン人形のケンは正直シリーズで最高に笑える傑作キャラだった。

「トイ・ストーリー4」の感想

と、これまでのトイ・ストーリーシリーズの感想を書いてきましたが、このシリーズは全てが伏線になって微妙につながっているので、独立した感想を書きづらいという事があるんですよね。

どうしても、これまでのシリーズで描いてきた事を踏まえないと語れない部分がある。
トイ・ストーリーは1が公開された1995年から実に24年の歳月が流れています。

もちろん、その間に社会全体が大きく変わりました。
今作はそれが最も如実に表現されていたように思います。

「トイ・ストーリー4」のフォーキー

まず今作で最も素晴らしかったキャラとして「フォーキー」が上げられます。
あまりにもカワイイ。可愛すぎる。

今までにも素晴らしいおもちゃたちが出て来ていた中で、フォーキーは第一作からのキャラ全体を見ても最も光り輝くかわいらしさだったと思います。

ゴミから生まれてゴミを愛しているおもちゃなんてよく思いつくな。
そしてこのゴミを愛しているボニーの可愛さも尋常ではありませんでした。

ゴミから生まれて粗末な作りで頭も悪いのに愛されるっていいよね。

フォーキーとギャビーの対比

ギャビーは見た目はよくできていて愛らしいけれど、ボイス機能が壊れてしまっているから一度も愛されたことがない、かわいそうな人形です。

一度でいいから子供に愛されたいと思うギャビーは、ウッディのボイスパーツをで自分を直して子供に愛されようとしているわけです。
その為にウッディを捕えようとしたり、実力行使してしまうわけですよね。

ウッディはそんなギャビーを不憫に思い、自分のパーツを与えて修理させてあげるわけです。
でも実際は、声が治ったのに仲良くなりたかった女の子には捨てられてしまう。こんなはずではなかった。

ギャビーはしっかりと精巧に作られていたのに、故障していたから愛されていなかったと思っていて、一方でボニーが自分で作った先割れスプーンの人形フォーキーは醜くてすぐに壊れそうなのに愛されています。

「トイ・ストーリー」は承認欲求を描いた作品だ

愛されるっていうのは、おもちゃ(子供)の出来不出来にかかわる問題ではないんですよね。

トイ・ストーリーシリーズは全体を通じて、おもちゃたちが子供に愛されるかどうかという「承認欲求」を描いた作品です。

これまでもウッディがバズをねたんだり、ジェシーが持ち主に捨てられてしまった過去を持っていたり、「誰かから必要とされる」という事をテーマにしてきました。

そしてこれまでは、ウッディがやっぱりアンディに必要とされている、という作品として観客を納得させてきましたよね。

今回の「トイ・ストーリー」でもそう言ったことがギャビーとフォーキーを通じて描かれています。
が、少々今までとは毛色が違う。

フォーキーは自分が愛されたいと思っているおもちゃではないのです。もっと彼は自由で、誰かに愛されるという事にはそれほど興味がありません。

思い返してみると、これまでの「トイ・ストーリー」シリーズでは必ず「悪役」が出てきましたよね。
「トイ・ストーリー」では隣の少年だったからいいとして、「トイ・ストーリー2」のプロスペクターや、「トイ・ストーリー3」のロッツォ等です。

でもこれらの悪役たちは、果たして本当に悪役だったのか?という事は疑問でした。
プロスペクターもロッツォも、ただ子供に愛されたかっただけだからです。

その点は今回のギャビーも同じ。ウッディからパーツを盗ろうとしますが、彼女も幸せになりたいだけだった。
それで結局は最後に報われます。悪役で初めて報われるんですよね。

彼女の承認欲求が満たされて、この作品は一つのハッピーエンドを迎えます。

ウッディの最後の選択

そして、議論になりそうな最後のウッディの選択が待っています。
すなわち、バズや仲間たちと離れて、ボーたちと共に誰の手も借りずに自由なおもちゃになる、というエンディングです。

これまでは子供に愛されること(承認されること)を目的として生きて来たウッディが、初めて全てのしがらみから解き放たれて自由を手にしようとするエンディングは、まさに今の時代、大人が子供たちに送りたいメッセージなのではないかな、と思います。

ウッディが選んだように、誰かに認められる事ではなく、ただ自分の為に生きてみてもいいのではないか?と。

「トイ・ストーリー4」の全体的な評価

というわけで、以上が私が予測した「トイ・ストーリー4」のメッセージと言ったところでしょうか。

私自身は、こういった狙い自体は今の時代にはよく合っていたなと思います。
さらに、これまでの作品よりも子供や大人にも様々な人種が描かれているのも良いですね。

そもそもボニーもインド系だし、ギャビーが引き取られたのも黒人の少女のところでした。

「トイ・ストーリー4」のラストに納得できるか?

NITARI
NITARI
と は い え…

じゃあだからと言って実際問題、このラストって納得できる?という話なんですよね。

この点に関しては、「うーん。。」という感じだったかな。

急に別れが来た感じになってしまったのが良くなかったと思うんですよね。
確かに、それまでもウッディがボニーに必要とされていないのではないかという描写があり、ちゃんと伏線は張ってはいるんですけど、だからと言って観客は絶対にバズとウッディが別れるわけないと思っていますからね。

あまりにも二人の絆が深すぎて、どんな伏線を張っても無駄なんですよ、実は。どうやっても藪から棒な別れになってしまう。これはしょうがないのかもしれない。

あとは、ボーがすごく人が変わったみたいにたくましくはなったけど、かといってあらゆることから解放されて生き生きしている、というのともちょっと違うんじゃないかと思うところも納得できない部分。

ボーはボーで楽しくやってると思うんですけど、ウッディが彼女を選ぶラストに納得できるほどの要素があったかと言えばどうかなーって感じなんですよね、全体的に。

そのあたりが納得できなかったので、せっかくのバズとウッディの別れでもどうしても感情移入しきれないところがありました。

まとめ

しかしながら、まあ実際はおそらく「トイ・ストーリー5」への伏線なのだろうな、と思います。

途中で「アンディの事をまだ引きずっているように見える」ってフォーキーも言っていたし、多分アンディが結婚してできた子供の元に、ウッディもバズもきっと戻ってくるんだと思いますよ。

私もそうですけど、皆、ウッディとバズが大好きで、彼らの幸せを一番に望んでいるのです。

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