そうでもない映画

ホラー映画「オーメン(1974)」あらすじ&感想。いろいろと無理があって面白い。

NITARI
NITARI
今日は、名作ホラー「オーメン」のレビューだよ
虫
有名な作品だけど、どうだったんだ?

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ホラー映画「オーメン」のあらすじ

出演者

  • ロバート・ソーン – グレゴリー・ペック
  • ダミアン – ハーヴェイ・スペンサー・スティーヴンス
  • キャサリン・ソーン – リー・レミック
  • ジェニングス – デビッド・ワーナー
  • ベイロック夫人 – ビリー・ホワイトロー
  • ブーゲンハーゲン – レオ・マッカーン

6月6日午前6時。主人公の外交官ロバートの妻はローマの産院で死産してしまう。神父の薦めで、同時刻に生まれて母が亡くなった赤子を引き取ることにした。

それから5年の幸せな歳月が流れる。妻は子供ダミアンの異変にも気づかず、家族は駐英大使としてロンドンへ渡った。

ダミアンの5歳の誕生日、大々的なパーティの中で、乳母が「あなたのためよ」と言い、皆が見ている前で首を吊って自殺。それから数々の奇妙な出来事が彼らを襲う。

ある日、ローマからブレナン神父という人物がロバートに会いに来る。彼はローマでの出来事を知っており、「やつはあなたの全てを奪う」と言うが、ロバートは単なる脅迫だと思い耳を貸そうとはせずに追い返してしまった。

家に帰ると、「死んだ乳母の代わり」と名乗る女性が新しい乳母として家にやってきた。その女はダミアンに、「そなたを守りに来た」というのだった……。

ホラー映画「オーメン」ツッコミどころ

虫
NITARIってホラー好きなんだっけ?
NITARI
NITARI
割と好きだけど、実は結構見落としているのもあるんだよね。今後は重点的にホラーを見ていこうと思ってはいるんだけどね

というわけで久々にクラシックホラーを観ましたが、まあまあだったかなという感じ。

大体はよくできた作品でしたが、まずはツッコミを入れずにはいられない点についてまずはお話しようと思います。

「オーメン」ツッコミどころ①ベイロック夫人

この映画でかなりの重要人物になるのが、ダミアンの新しい乳母であるベイロック夫人です。
この人がなかなか怖いわけです。

ビリー・ホワイトローという女優が演じているんですけど、この人が非常に演技が上手くて、このベイロック夫人の不気味さを表現しきっています。

悪魔の子とは言え幼いダミアンは、力では大人に劣る。
そんな彼のしもべとして働いているのがベイロック夫人。

そもそも見た目が不気味、という事はまだしも、紹介状があったにせよ素性の分からない女をよく乳母として雇い入れたな~と思ったよね。

まあそれはまだ納得できるんですが、その直後に呼ばれた結婚式で教会に行こうとしたときに「もしよろしければ、お子様を公園にお連れしてもよろしいでしょうか」とか言い始めて、

「小さい子は騒ぐから絶対に連れて行かない方がいいと思う」「5歳の子には結婚式なんか理解できないし絶対に連れて行かないほうがいいと思うわ」

みたいな感じになりますよね。

もちろん妻も「は?いや連れていきますけど何か」みたいな感じの若干キレ気味で無理やり連れてゆくわけです。

NITARI
NITARI
気持ち悪い以前に社会人としてどうなんだよ。

私だったらこの時点でちょっと、まあ直ちにクビとは言わないけど採用を考えてしまうわけですよね。

しかし問題はその後です。

ダミアンの様子を見に行ったロバートが部屋の前で犬を見つけるシーン。
すぐにベイロック夫人が出てくるわけですけど、その時の言い分。

「いい犬でしょう。外にいたんですよ。番犬に良いでしょう」

とか言っているわけですが、本当にこれは直ちにクビっていうレベル。
もちろんロバートは反論して、追い出すように言うわけですが、不満げなベイロック夫人。

虫
ヤバい人すぎて瞬時にクビだろうよ、普通

その後どんどん彼女の横暴は加速してゆくし、両親もダミアンの異変に気付き始めるので展開的にはまだ納得できるものになってくるんですけど、初期の段階でベイロック夫人に関してはもう少しどうにかならんかったんかっていうレベルで気味悪かったよねっていう話。

※ネタバレ

それにこの人は結局何者だったのかさっぱり分からなかった。
後半でロバートの妻を殺しましたけど、あのシーンは全くオカルトでもなくて普通の犯罪だったところも、ツッコまずにはいられないポイントです。

「オーメン」感想とツッコミどころ②ブレナン神父

それ以上にツッコミを入れたかったのがブレナン神父です。

この人、はじめは完全に不審者みたいな感じでロバートにもあっという間に追い返されています。

それは当たり前で、あまりにも不審者すぎるんですよ。
しかし、実際はこの映画の中で唯一真実をはじめから知っていた人物なんですよね。

こういう「実は真実を知っている」という人物が邪険に扱われた結果、主人公が大変なことになるっていうのは、いわば映画の定石です。

しかしながらこのブレナン神父に関しては自業自得感がものすごい。

はじめに来た時に、いきなり素性を話すことなく「神を受け入れろ」「悪魔の子はどんどん人を殺す」とか言い始めてロバートが追い返すシーンありますよね。
当然、映画としてはインパクトが必要なので、このシーンに関しては私も興味深く見ることができました。

観客もいわばロバートと同じような知識量で見ているので、この神父が果たして敵なのか味方なのかもよく分からないし。

「あれの親は山犬だ!」なんつって追い返されてますけど、このシーンは面白かったです。不気味な感じで。

しかし問題はこの後です。
ブレナン神父、この後も執拗にロバートをつけたり、待ち伏せしたりして完全にストーカーです。

もちろんロバートは彼を無視していますが、やがてダミアンの周りに不審な出来事が多発するようになって、ようやくしぶしぶブレナン神父の話を聞くために待ち合わせ場所に行くわけです。

しかし問題はこの時のブレナン神父の態度。いきなり聖書の話を始めるんですよ。

それを聞いてロバートは「説教かよ!」と思って帰ってしまうんですよ。

せっかくロバートが話を聞く気になったというのに、ブレナン神父のトークが下手すぎて全っ然伝わらなかった。

いきなり聖書の話をして「イスラエルのメギドへ行きなさい!」とか言うだけだった。

NITARI
NITARI
「神父、伝え方が9割だよ・・・」としか思えなかった案件だった
虫
本当に伝える気あったのかなって感じだよね

「オーメン」感想と問題点

全体的には別にB級ホラーって感じではなかったので、ついついこの2点が気になってしまいました。

この作品は1976年に制作されたもので、その3年前の「エクソシスト」の大ヒットを受けての作品です。

私自身は「エクソシスト」はものすごく好きな作品で、何度見たか分からないレベル。
この「オーメン」も大ヒットしたみたいでシリーズ化されていますけど、「エクソシスト」の系統の映画として制作された割にはよくできているなと思った次第です。

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しかしながらもちろん「エクソシスト」のレベルに達しているわけでもなく、ホラー映画としても別に大して怖くもない作品。

「666」という数字の並びがキャッチーだったのと、ダミアン役の子供がなかなかいい味を出していたので話題になったのかな、という感じです。

途中からミステリータッチになったり、動物園で動物たちがお騒ぎしたりと、脚本というかお話が割と面白いので観ていて飽きないのですよね。
ホラー映画としては、今のようにまだまだフォーマットが定まっていない時代なので、逆に面白いなと思います。

良いなと思った点としては、人の死に方ですね。
最初の乳母が死ぬシーンも結構気持ち悪かったし、神父が死ぬシーンも良かったです。

特に素晴らしいのは、ジェニングスの首ちょんぱでした。あれ良かった。

NITARI
NITARI
面白いくらいにきれいにちょんぱなので、巻き戻して見てしまった。

まとめ

この映画は、最終的に「ベイロック夫人の黒幕説」が成り立ってしまうんじゃないかというくらい、割とダミアンは何にもしてない感じもしますけど、全体的に内容は結構面白かったという印象でした。

怖いかどうかでいったら別に怖くはありませんでした。

なお、現在この作品はU-NEXTで視聴可能です。(配信終了予定:2019年11月15日)
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