ローマ郊外のタルクィニアは、古代ローマよりもさらに古い歴史を持つ古代エトルリアネクロポリ(墓地遺跡群)のある中世の町です。

ローマからおよそ1時間半のこの町に行ってきました。

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ローマ郊外【タルクィニア】への行き方

ローマからはタルクィニア最寄り駅への電車が走っています。
大体1時間に一本ある感じ。

電車はピサ行でわかりやすくはあるんだけども、かなりホームが遠い(のんびり歩いてたら10分くらいかかるかも)場合が多いみたいなので時間に余裕を持って行ったほうがいいです。

すっごい走って間にあってない人とか結構見たよ。

電車での移動はバスと違って降りる場所が非常にわかりやすいので安心ですね!
途中、海沿いなども走ってなかなか気持ちがよいです。

タルクィニア駅

いつものように駅の写真は撮ってみたものの、全部同じですね。

まあ地方都市によくある事ではあるんですが、駅から市内までが非常に遠いので、バスに乗る必要があります。

バスは電車に合わせてくるって言ってて、「ほんとかよ!」って思ってたら本当に10分くらいできました。チケットは車内で買えます。

10分で町の入り口に到着!

タルクィニアの門

この正面の門の裏がすぐにインフォメーションになっているので、そこで帰りのバスの時間を聞いたほうがいいです。
それほど本数はないので。

一応掲示板に掲示されてはいるんだけど、どれが駅行きかちょっと分かりづらかったよ。

あと、シティマップもそこでもらえます。
なかなか見やすいマップでした。

さて、そのインフォメーションの斜め向かいが、非常に重要な考古学博物館です。

ネクロポリと合わせてみたいところです。
解説は後程。

【タルクィニア】ネクロポリへの行き方

ネクロポリへは、駅からのバスを降りた場所にシャトルバスが来ます。

シャトルバスの時間もインフォで聞けるんじゃないかな?
20~40分に一本ってガイドには書いてある。

私は徒歩で行きました。10分くらいで行ける。
40分とか待つんだったらせっかくだったら観光がてら歩いたほうがいいと私は思うのよね。

通り道には素敵な教会もあるし、城壁が美しく見えるスポットも。

タルクィニアの教会

 

タルクィニアの教会

タルクイニアの街自体が中世の趣を残した美しい町です。

タルクィニアの街

このような塔が結構たくさんある。不思議だ。

タルクィニアの案内板

要所要所にこうして見どころマップが掲示されているのでとても分かりやすいです。

町自体は非常に小さいよ。
ちなみに、インフォポイントでもらえるマップと同じものです。

町の中からネクロポリへの城壁がすっごくきれいだったので歩くのもおすすめです。

タルクィニアの城壁

向こうに見えるのが海です。
すばらしく美しい!

しかしここからすぐにネクロポリっぽい感じのスポットに出るのかと思ったら、なんか意外と住宅地でして

ネクロポリへ

あれ?

一切のネクロポリ臭がしない。

ちょっと不安だけど、この道であっています。

タルクィニアの空

今日は空がきれいだね

この週は猛暑のローマにあって比較的過ごしやすい気候だったので、頑張って観光しました。

しばらく歩くとエントランス。

ネクロポリの入り口

やっと到着!!

世界遺産タルクィニアのネクロポリ見学

チケットオフィスを出るとそこはもう死者の町

死者の町ネクロポリ

古代のタルクィニアが発展した紀元前8~4世紀ころに、街に隣接して作られたネクロポリ。
死者の町っていうけど見た感じすっきりしているのは、墓地が全て地下に作られているからです。

入ったところすぐにこんな謎の物体

ネクロポリの壺

こういうの大好きです。
これはお墓に入ってたカメみたいなやつらしい。

そしてお墓は、一つ一つがこんな建物の中にある。

ネクロポリのお墓

この中に入りますと、階段があります。

ネクロポリの内部

この一番下に着いたら、右手にあるスイッチを押すとお墓に数分間電気がつきます。

ネクロポリのスイッチ

お墓はこのようになっています。

ネクロポリの壁画

ガラス越しで観ることができます。
これは、軽業師の墓って言われているお墓。

このように見学できるすべてのお墓には美しい壁画が描かれていました。

ネクロポリの遺跡は非常に広域にわたって存在していて、すべてで600個もあるそうです。まだ眠っているお墓もあるとか?
絵が描かれているのがどれくらいかはわからないけど、ここにあるのは全部壁画があります。

タルクィニアで観ることができるのは、このうち20個程度です(時期によって公開されるお墓は変わるようです)。

ネクロポリの空

お墓もさることながらロケーションが非常に素晴らしいのも特徴かと。

タルクィニアの高原

すがすがしい!!

ネクロポリの壁画

このように2部屋になってたりとか。

奥の、小鳥が羽ばたいてるのも素敵。

ネクロポリの壁画

このようになんかちょっとデビルっぽい感じやら。

ネクロポリの壁画

これなんか筆の動きまでも分かるほど鮮明な絵ですね。

本当に2500年も前の絵とか思えない。

ネクロポリの壁画

豹の墓。

これなどは本当に鮮明に残っていました。

タルクィニアのネクロポリ見学のまめ情報

ネクロポリはこうやって、小さなお墓を一軒一軒自分で回って見学します。
中は非常に暗くて、目が慣れないうちは正直かなり転びそうですので気を付けたし。

あと、私が行ったのは夏だったんだけど、外気と内気の温度差がすごくて結構つらかった。

よく、冷え性の人はリンパか何かの部分を温水と冷水交互につけるとすごく結構がよくなって汗が出てくるって話を聞くんですが、その効果なのか知らないけど、ちょっと驚くほどが出てきたね。

いちいち階段を上り下りするからというのもあるけど、思った以上に体力は消耗しました。敷地はそれほど広くはないけど健脚向き。
無理しないでゆっくり見ることをお勧めします。

あと、私が行ったときは結構空いていて、ハイシーズンなのにこんなものかと思ったんだけど、そのあと団体が来たり、シャトルバスが到着する時間帯は結構混んできたみたいだったので、タイミングに寄るのかなという感じ。

死者の町ネクロポリ

しかし気温は低くて気持ちがよかったと思ったら曇ってきて、変な空の色になっているところ。

ガイドブックには約2時間って書かれてるけど、私は1時間ちょっとくらいで見終わってしまいました。

【タルクィニア】死者の町ネクロポリ見学のまとめ

こうして重い腰を上げて(郊外へ行くには体力がいるので)、念願のネクロポリを観ました。

お墓の中の絵をいくつも見ていると、古代の人々の死者への敬意のあり方がうかがえるようだし、何となく全体的に愉快な感じの絵が多いのは、今の死者=厳粛な文化とは少し違っていて、どっちかというと死者に対して幸福に眠ってほしいという願いが込められているのかな、と思いました。

私が勝手に解釈した限りの話ですが。

今の死生観とはまた違った不思議な空間を味わうことができ、いろいろと考えさせられました。大変おすすめです。

次のページでタルクィニアの街の見学です。

ちなみに、前のページでは上げなかったのですが、タルクィニアの全景はこのようです。

タルクィニア全景

Wikipediaより

すごく美しい町なんだけど、バスだとすぐに町の中に入っちゃうので、結局全景は見れなかったのよね~

タルクィニアの考古学博物館

タルクィニア旧市街の門を入ってすぐのところにあるのが、考古学博物館です。

タルクィニア考古学博物館

ルネッサンス初期の建築だそうです。

中に入ると中庭がまたすごくきれい!!

タルクィニア考古学博物館内部

中にはエトルリア関係の出土品が展示されています。

エトルリア美術

ネクロポリの中にあった棺桶なのかなーとか。

タルクィニア考古学博物館の壺

エトルリア時代の壺とか。

こういうのってよくこんなにきれいに残ってましたよね。
パエストゥムに行った時にも思ったんだけど。

多分割れたのもきれいに修復したのだろうけど、すごいなあ・

そして、ナポリの考古学博物館にもあったエロスのコーナーがここにも。

タルクィニア考古学博物館のエロス

タルクィニア考古学博物館のエロス

古代はやっぱりエロかった。

この考古学博物館、展示品も素晴らしいですが建物もシンプルだけどきれいでした。

タルクィニア考古学博物館の内部

この博物館の一番の見どころは、この像。

タルクィニア考古学博物館の有翼馬

「有翼馬」というそうです。

近郊にあった「女王の祭壇」で見つかった、と書いてあります。

タルクィニアの壺の説明

先ほどネクロポリで観たカメみたいなやつです。

これね↓

タルクィニアの壺

納骨壺的なやつだったらしいです。

これ、なんか気に入りました。

タルクィニアの壺

考古学博物館からはこんな中世の瓦屋根群を見ることができます。

タルクィニアの瓦屋根

タルクィニアのその他の見どころ

小さな街なので、半日もあれば十分です。

街並みがかわいらしいので見ごたえがあります。

タルクィニアの市庁舎

市庁舎です。

城壁の中全てが中世の街並みってわけではなくて、この市庁舎の裏側が主に中世の街並みになってます。

せまい町なので適当にブラブラすればよいのですが、素敵な絶景ポイントを見つけたのでご紹介。

地図でいうと、↓赤丸のとこの教会です。

タルクィニアの地図

要塞っぽい感じの門をくぐりますと

タルクィニアの城壁

その向こうにある教会に入るのですが

タルクィニアの教会

ただまあ、入った瞬間に後悔したくなるほどに、目の前でめっちゃスタッフの人が座って「寄付してください」みたいな顔でこっち見てくるんですね。

入場無料なんだけど、なんかもう寄付してくれ感が半端なくていたたまれなくなるわけ。
しなかったけど。

で、この教会の奥のほうの右手に扉が開いていて、そこからの眺めが絶景!

タルクィニアの絶景

これはタルクィニアの町の方角。

タルクィニアの絶景

これは海の方角。

写真ではうまく映ってないけど、海が見えます。
すばらしい景観なのでおすすめです。

しかしまた帰るときに寄付を無視して帰るのが心苦しかったわ←寄付しろよ

さて、タルクィニアの見どころはざっとこんな感じです。
では最後に、私が訪れた素敵なレストランをご紹介します。

タルクィニアのおすすめレストランTrattoria Piazza d’ Erba

あらかじめ一応調べていったんだけど、ほんとにおいしかったわ。

タルクィニアのおすすめグルメ

割と早い時間に行ったので空いていた。

なんかここはやはり海が近いので魚介がおいしいってことでした。

前菜はとりあえずなんかよくわからないけど、私が好きな「グアンチャーレ」って書いてあるやつで、お店の女の子曰くオニオンと一緒になってるサラダっていうのを頼みました。

グアンチャーレとホロネギのサラダ

これはもう、ほんっとーーーーーーーにお・い・すぃ・い!!!

こんなにおいしいものを食べたのは、パエストゥムのピッツェリア以来でした。

オニオンっていうかネギ?っぽいものをグアンチャーレで巻いて何かよくわからない野菜で巻いてカリカリに焼いたヤツ。

グアンチャーレとホロネギのサラダ

本当においしい。まじでやばいというやつ。

そして次に頼んだのがボンゴレ

タルクィニアのボンゴレ

美味ーーー!!!!!!

すっかり機嫌を良くした私は、パンナコッタも注文。

パンナコッタ

めっちゃシンプルだけどおいしかった。

しかし日本で考えてたパンナコッタとは濃厚さが違う。
これが本当のパンナコッタなのだろうか??

とにかく素晴らしくおいしいので、大変おすすめですよ~。

ローマ郊外世界遺産【タルクィニア】まとめ

とにかく非常に見どころが多い町でした!

これは一日がかりで行くべきというものでしょう。

ちなみに電車の都合で行けなかったんですが、ローマからピサ行の電車でタルクィニアの前にチェルヴェテリ(ラディスポリ)という、これもタルクィニアのネクロポリと共に世界遺産に登録されている町があるので、頑張れば一緒に回れそうな感じでしたよ。

以上がエトルリアの町探訪でした。

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