人間ドラマ・社会派

映画「ソーシャル・ネットワーク」あらすじと感想。天才が天才である理由

こんにちは、NITARIです。

今日は、おすすめの映画「ソーシャル・ネットワーク」を紹介したいと思います。

  • 「ソーシャル・ネットワーク」のあらすじを知りたい!
  • 「ソーシャル・ネットワーク」を見れる動画配信サイトを知りたい!
  • 「ソーシャル・ネットワーク」の感想と解説を知りたい!

という方におすすめの記事です。それではいってみよう!

映画「ソーシャル・ネットワーク」あらすじ【ネタバレなし】

画像1映画.comより

ハーバード大学に通うマーク・ザッカーバーグはある晩、ガールフレンドのエリカとバーで話しているうちに口論になってしまう。

思ったことを何でもすぐに口に出してしまうマークは、人とのコミュニケーションが上手くないのだ。

エリカに、マークは振られてしまった。

部屋に戻ったマークは、エリカへの怒りを自身のブログにぶちまけ、更に一つのアイディアを思いつく。

それは、ハーバード大学のコンピューターをハッキングして女子の顔写真を集め、彼女らの顔を格付けするシステムを作り上げること

思いついたら即行動のマークは、友人たちの力を借りて一晩で完成させる。

その夜のうちにハーバード内で爆発的に広まったサイトは、公開後4時間でサーバーをダウンさせるほどに。マークは学校に呼ばれてしまった。

4ヶ月感の保護観察処分を受けたマークだったが、彼のプログラミング能力を買った上級生のウィンクルヴォス兄弟はマークに目をつける。

彼は、かねてより発案していたハーバード内のマッチングサイトを実現化できるエンジニアを探していたのだ。

話を聞いたマークは即座に「YES」と答えた。

しかしマークはそのアイディアを参考に、ハーバード内で利用可能なSNS「ザ・フェイスブック」を独自で開発し始めてしまうのだったーー

映画「ソーシャル・ネットワーク」キャスト

画像11映画.comより

映画「ソーシャル・ネットワーク」のキャストは以下の通り

  • マーク・ザッカーバーグ ジェシー・アイゼンバーグ
  • エドゥアルド・サベリン アンドリュー・ガーフィールド
  • ショーン・パーカー ジャスティン・ティンバーレイク
  • ウィンクルボス兄弟 アーミー・ハマー
  • エリカ・オルブライト ルーニー・マーラ

せっかくなのでこちらのキャティングについてもお話しましょう。

この映画に出演していた役者の多くが、この時点では無名でしたが後に飛躍しました。

主人公のマーク・ザッカーバーグを演じたジェシー・アイゼンバーグは「ソーシャル・ネットワーク」以前にも「ゾンビランド」「ヴィレッジ」などに出演していましたが、ブレイクしたのは当作です。

現在に至るまでは「ローマでアモーレ」「カフェ・ソサエティ」などウディ・アレン作品に出演する他、「グランド・イリュージョン」シリーズやヒーロー物など数多くの作品に出演しています。

完全に余談ですが、私は海外の役者の中でこの人の顔が一番ど好みです。

エデュアルド役のアンドリュー・ガーフィールドはこの後かなり飛躍した一人ですね。

「ハクソー・リッジ」「沈黙ーサイレンスー」「アメイジング・スパーダーマン」シリーズで注目を集めています。私は「ソーシャル・ネットワーク」以外はまだ見ていません。

ショーン・パーカー役のジャスティン・ティンバーレイクは特に説明不要でしょう。アメリカを代表するポップスターです。

ウィンクルボス兄弟役のアーミー・ハマーは、「君の名前で僕を読んで」がヒットしましたね。「ソーシャル・ネットワーク」とは違った印象で良かったと思います。

そして個人的に、最も飛躍した役者としてはエリカ役のルーニー・マーラを紹介したいと思います。

ルーニー・マーラは翌年、同じデヴィッド・フィンチャー監督の「ドラゴン・タトゥーの女」でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされました。

さらに、2015年の「キャロル」でも助演女優賞にノミネートされています。

アンドリュー・ガーフィールドとともに、今最も注目されている役者の一人と言っても良いかも知れません。

映画「ソーシャル・ネットワーク」の評価

画像8映画.comより

ここからは「ソーシャル・ネットワーク」がどのように評価されたのか、事実ベースで紹介していきます。

映画「ソーシャル・ネットワーク」とアカデミー賞

さて、ここからは「ソーシャル・ネットワーク」がアカデミー賞ではどのくらいノミネートされたのか紹介していきます。

部門候補者結果
作品賞セアン・チャフィン
デイナ・ブルネッティ
マイケル・デ・ルカ
スコット・ルーディン
×
主演男優賞ジェシー・アイゼンバーグ×
撮影賞ジェフ・クローネンウェス×
監督賞デヴィッド・フィンチャー×
編集賞アンガス・ウォール
カーク・バクスター
作曲賞トレント・レズナー
アッティカス・ロス
録音賞レン・クライス
デヴィッド・パーカー
マイケル・セマニック
マーク・ウェインガーテン
×
脚色賞アーロン・ソーキン×

ソーシャル・ネットワークはこの年のアカデミー賞で8部門にノミネートされながら、まさかの2部門しか受賞していません。

NITARI

マジで意味わかんねーwww

それじゃあよほどこの年は競合がいたんだよなあ!?と思うと思いますが、この年アカデミー賞を獲得したのは「英国王のスピーチ」でした。

バカほどアカデミックで退屈などうでもいい映画だと思いますけどね。

たった10年ほど前ですけど、今よりアカデミー賞は遥かに保守的だったので仕方ないかも知れないけどね。

映画「ソーシャル・ネットワーク」を無料で観られるサービスは?

画像2映画.comより

というわけで、映画「ソーシャル・ネットワーク」はどこで見られるの?ということですが、以下のサイトで配信しています。

無料トライアル期間を利用すればすぐに無料で見ることができます。

映画「ソーシャル・ネットワーク」ネタバレ感想

画像3映画.comより

というわけで、ここからは私NITARIの独断と偏見の映画レビューとなります。

NITARI

私はこの映画がただひたすらに大好きです。

この場を借りて全力で称賛していこうと思います。

映画「ソーシャル・ネットワーク」脚本の素晴らしさ

とにかく何をとっても素晴らしい「ソーシャル・ネットワーク」なのですが、特にこの映画がこれほど名作になった理由を一つ上げるなら、その脚本の素晴らしさです。

この映画は、実在のマーク・ザッカーバーグという青年が世界的なSNSにまで発展した「フェイスブック」を作り上げるまでを描いています。

こういう事実ベースの映画の場合(特に登場人物が生きている場合だと)、映画の作り方がすごく難しくなります。

多くの「伝記もの」や「実話もの」は既に亡くなった方の話だったり、随分時間が経ってから映画化されることが多いです。

そういう「実話もの」の場合は、支柱となる主人公がいて、その人の功績を、基本的には称える作りになることが多いと思います。(犯罪や事件もの以外だと)

しかしながら、この映画の素晴らしい所は、マーク・ザッカーバーグを称賛した作品にしなかったことです。

しかももっと素晴らしいことは、マーク・ザッカーバーグを批判もしていないところだと思います。

この「ソーシャル・ネットワーク」という映画は、どこまでも客観的に、ある意味観客を突き放して感情移入させないように注意しながら展開していくところがひたすら素晴らしいんですよ。

現在と過去の構成が圧倒的に旨い

この映画がここまで客観的で素晴らしい映画になった大きな理由が、映画の軸を

  • マークがフェイスブックを立ち上げるまで
  • フェイスブックに関わる訴訟問題

この2つの軸をごちゃまぜにミックスした事だと思います。

映画の前半でマークは友人のエドゥアルドとフェイスブックのもとになるアイディアを共有するシーンが描かれますが、その直後には、「マークがエドゥアルドから訴えられている」というシーンが描かれています。

その後も事あるごとに訴訟のシーンがカットインされますが、問題はこの訴訟が「マークにとってどう考えても不利」な事です。

言い換えれば、「誰が見てもマークが悪い」というところにこの映画の素晴らしさがあるのだと思います。

これによって、観客はどうしてもマークには感情移入できません。

とはいえこの映画はマークを主軸に描いているので、特にその他のキャラに感情移入することもできません。

この映画は、何かに感情移入するのではなくて、ただただ一人の天才がフェイスブックを作り上げる過程を淡々と描いているのです。

マーク・ザッカーバーグは孤独に向かって走ってゆく

画像12映画.comより

この映画で描かれるマーク・ザッカーバーグは最初から孤独で、それからどんどん成功していくのに孤独で、孤独を見つけてはそこに飛び込んでいくような変態です。

誰が見ても彼の天性の才能に惚れちゃうと思いますが、それが自分の生きる世界とは全く別の次元で展開される「物語」だということに疑いを持つ人はいません。

この映画のマーク・ザッカーバーグは孤独を怖がっているようにも見えないのですが、特に孤独でもいいんだというふうにも見えません。

「ソーシャル・ネットワーク」でのマーク・ザッカーバーグは、「孤独」であるという事実だけが描かれていて、そこに対しての彼の感情はほとんど全く描かれていないのです。

もちろん、「孤独でかわいそう」「孤独で辛い」という話でも、もちろんありません。

この映画のもう一つ凄い所はそこだと思います。

マーク・ザッカーバーグが何を考えているか、分からないところ。

世の中の誰よりも突出したマーク・ザッカーバーグが何を考えているかなんて、絶対に誰にも理解できないんだから当たり前だと思います。

とはいえ、映画でこれを表現するのは通常ほとんど無理なんです。

映画は人の成長や感情を描かずにドラマを展開させるのが難しすぎるからです。

そこで、この映画を監督したデヴィッド・フィンチャーがどうしたかというと、ほとんど全く彼の感情を描かずに(多少は描いていますが)、冒頭とラストに一つの寓話を挿入することで感情的な主軸を作ったんです。

それが、冒頭のエリカとのやり取りと、最後にエリカに友達申請するマークです。

ほんの僅かに見られるマークの人間性

そもそも、マーク・ザッカーバーグみたいな変態がどうしてエリカみたいな可愛い女の子とデートできたのかは置いておいて、マークの糞みたいな性格によって、当然ですがエリカは離れていきます。

もちろん、その時マークは童貞。(しらんけど)

エリカは初めての彼女だったはず。(しらんけど)

そんなエリカとの別れに憤慨し、彼は大学生格付けサイトを設計してしまい、そこからフェイスブックが作られていくわけです。

この映画には「マーク・ザッカーバーグが天才である」ということ以外はほとんど描かれていませんよね。

ただ唯一、冒頭のエリカとの喧嘩と、「気になる女の子に友達申請する」という行為だけは誰でも共感できる行動です。

この、ほんの僅か見えるマークの人間性が、最初と最後とつなぐ支柱となっているため、この映画に感情的な描写がなくても観客をひきつけて離さないのだと思います。

(ちなみに、マークがエドゥアルドを首にした時に、それを手引したショーンに「やりすぎだ」というシーンも、同じく一つのポイントとなっています)

それにしてもラスト、創業者のマーク・ザッカーバーグがエリカに友達申請してF5を押し続けるシーン。

映画史に残る名場面ですよね。

マーク役のジェシー・アイゼンバーグが素晴らしい

この映画は撮影から音楽から、全部が完璧に素晴らしいと思います。が、特に主演のジェシー・アイゼンバーグは素晴らしい。素晴らしすぎます。

マークのオタクっぽさと、集中力と冷たさと危うさ。

これは、彼にしか表現できなかったことだと思います。

この映画でジェシー・アイゼンバーグがアカデミー賞を取れなかったのははっきりいって理解できません。

まとめ

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というわけで今日は、映画「ソーシャル・ネットワーク」の感想を書いてみました。

本当にここまで面白い映画は珍しい、というくらい一点の曇りもなく面白いので、誰にでもおすすめしたい傑作です!