ローマ四大聖堂の一つである、「サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ大聖堂」に行ってきました。素晴らしい聖堂です。
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サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ大聖堂の基礎知識

サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ大聖堂は、コロッセオの東に位置する大聖堂です。
サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ大聖堂への行き方
メトロA線のサン・ジョヴァンニ駅が一番最寄ですが、コロッセオから行く場合はそれだと大回りになってしまうので、おすすめとしてはトラムの3番(ヴィッラ・ジュリア行き)か、85番や87番など、かなりたくさんのバスが通ってますので行きやすいかと。

実はここは長い間カトリック教会の中心的存在だったらしい。
今はバティカンが総本山ですけどね。
もともとこちらが建てられたのは、やはりコンスタンティヌス帝の時代にキリスト教を公認してからということらしいです。
1309年に法王庁がフランスのアヴィニョンに移るまで繁栄を続けたそう。
なんでアヴィニョンに移設されたのかなー。あとで調べてみよう。
ちなみに以前、アヴィニョンの法王庁にも行った事がありますが、がらんどうで悲しい感じだった(それがまたよかった)
その後教会は廃墟と化したらしいんだけど、17世紀に修復工事が始まった。それを任されたのは、ボッロミーニです。
ボッロミーニっていうのはベルニーニのライバルっていうか弟分みたいな感じだったんだけど、私はこの人の建築物好きです(あまり残ってませんが)。
サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ大聖堂見学

正面から教会内に入る前の部分。この部分が美しい大聖堂は多いけど、なんという相称なのかはよく知らない。

クーリアの青銅の扉です。
これはフォロ・ロマーノのクーリアから持ってきたものだそうです。
これは一体、どうして開いてたのかな?時間によるのか??
ふつうは特別な時にしか開かないんじゃなかったっけ?
(50年に一度とか25年に一度とか)
ふつうに通っちゃったよ。
この時確か朝早くて8時過ぎとかだったと思うんだけどね。
そして帰るときには閉められていました。
閉めっぱなしだとさび付くからたまに開けてるのかもね(しらんけど)。
(加筆:開かない扉は別の扉らしいです……たぶん)

中はこのようになっています。
この聖堂で一番すごいなあと思ったのは、両サイドに8つある巨大な像なんですね。

これものすごく大きいんだよね。
なんかすごい迫力。
こういうの他の教会であまりないなあと思ったら、サン・ピエトロ大聖堂にもありましたけど、寺院が大きすぎるのと全体の印象が豪華すぎて、あんまりこういう像の印象がなかった。
この教会は本当に目立つし面白いです。

モザイクがすごくきれいです。

法王の専用祭壇。
上部の銀の箱に聖ペトロと聖パウロの頭部が収められているらしい。
どれのことだ???
檻みたいになってるのの下かな?

床のモザイクもきれいです。
左奥からキオストロへ出られます。有料です。
【サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラノ大聖堂】キオストロ

私はキオストロが好きなので、行けるところは結構行きました。
有料の場合が多いです。

すっごくきれい。

柱が少し斜めに見えますが写真の具合ではなくて、実際内側に少し斜めになってました。
なぜだろう?
地球の歩き方によると、この回廊は「サン・パオロ・フォーリ・レ・ムーラ大聖堂」の回廊と並んで最も素晴らしいって言われているそうなんですね。
「サン・パオロ・フォーリ・レ・ムーラ大聖堂」っていうのはローマ四大聖堂の一つです。
そちらもすごく楽しみにしていったんだけど、本当に美しかったんだけどデザインがダダかぶりで、まったく同じようにしか見えなかったので、個人的にはキオストロはどっちかだけでもいいような気がします(笑)。
(「S・パオロ・フォーリ・レ・ムーラ大聖堂」自体はかなりすごいので必見ですが)

本当に美しい!!
「サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラノ大聖堂」見どころはこのあたりです。
【サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラノ大聖堂】周囲のみどころ
ちなみに、この大聖堂を右手に回り込むと、大聖堂の裏にラテラーノ洗礼堂っていうのがあります。

ガイドブックでは中に入れそうなニュアンスだったんだけど、入れなかったな。
そして大聖堂の右手にあるこの建物が、スカラ・サンクタ「聖なる階段」です。

しかし修復中でこんなビジネスライクな外観に……
中は撮影不可だったので、Wikipediaからお借りしました。

28段の階段を、お祈りをしながらひざまづいて登ってゆくのです。
私が見学した時にもこのような方は多く見られました。
決して冷やかしでは真似できない神聖な雰囲気でした。
サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラノ大聖堂の感想
「サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラノ大聖堂」はすこーし市街地からは離れていますが、はやり荘厳で美しい聖堂だったので、大聖堂に興味のある方には非常におすすめです。
両サイドのボッロミーニの彫刻は必見。
あとはキオストロも非常におすすめなので、お忘れなくご覧ください。