死ぬまでに観たい映画

本当の「自分探しの旅」とは一体なんなのか?徹底解説してみた。

どうもこんにちは、NITARIです。

ご存知の通り、私はお金の許す限り一人で旅に出ている人間です。
よく、「一人旅」っていうと「自分探しの旅?」とか言われることがありますよね。

今回は、「自分探しの旅」っていう言葉についていろいろ書いてみたいと思います。

「自分探しの旅」とは?

よく一般的に言われている、「自分探しの旅」って一体なんなんだ?というところから話を始めてみたいと思います。

まずは「自分探しの旅」をGoogle先生に聞いてみました。

「自分探し」とは?

それまでの自分の生き方、居場所を脱出して新しい自分の生き方、居場所を求めること。byネオバンク

ネオバンクによるとこのような回答でした。

まあつまり、人生に行き詰った人が環境をガラリと変えてみることで、今まで知りえなかった自分を見つけることができるかもしれないっていう希望の事のように感じます。

「今までやってこなかった経験をする」という事が主な方法になりますので、当然「一人旅」というのは有効な手段のように思われます。

今まで行った事ない土地に1人で行ってみたら、知らなかった自分の一面を発見できるかもしれない、という事ですよね。

「自分探し」は「旅」出なければならないのか?

では、「自分探し」というのは「旅」に出ないとできないことなのか?という点。

もしも、「今まで知りえなかった自分を探す」という事であれば、実は別に旅に出ないといけないという事でもないと思います。

例えば、今まで読んだことなかった本を読んでみるとか、今まで食べたことなかった料理を食べてみるとか、今まで見たことなかったジャンルの映画を観て観るとか、ようは「非日常」を感じることができるんだったらなんでもいいと思うんですよね。

「仕事を辞めてみる」とか「ズル休みしてみる」とかもある種の「自分探し」のような気がしますし。

もちろん、「今まで読んだことなかった本」とか、「食べたことなかった料理」を食べてみるくらいでは、まったく今までの人格を覆すようなショックに出会うことは稀でしょう。

「自分探し」にはやはり工夫が必要なんじゃないかなと思います。

「自分探しの旅」は意味があるのか?

では「自分探しの旅」に出ればみんな自分を見つけることができるのか?という疑問を持っている人もいるのではないかと思います。

その点に関してお答えする前に、そもそも先ほどご紹介した「自分探し」の定義をもう一度確認してみたいと思います。

「自分探し」とは?

それまでの自分の生き方、居場所を脱出して新しい自分の生き方、居場所を求めること。byネオバンク

という事でした。

これってよく読んでみると、自分の意識の中にいる「本当の自分を探す」といよりは、「新しい自分の生き方を探す」という行為のように読み取れます。

実際、今この記事を読んでいる人の中には、「本当の自分を探したい」と思っている人も多いですよね?

でもそういった疑問を深く掘り下げてみると、そもそもなんであなたは「本当の自分を探したい」と思ったのでしょうか?

「本当の自分」とは一体なんなのか?

あなたは「本当の自分を探したいと思っている」と仮定します。
という事は、「今そこでNITARIの記事を読んでいる自分は本当の自分ではなく、別の自分がいるはずだ」という事になります。

そんなあなたはまず100%、「今の自分」に満足していないという事になりますよね。

「今の自分」に満足している人は、「この、充足感に満ち溢れた自分のほかに、実は本当の自分がいるかもしれない」と言う風には思わないはずです。

「本当の自分がいるはずだ」と思っている人は全て、「今の辛い自分は偽りだ」と思っているはずです。

でもそれって不思議なことで、何も「本当の自分」が常に「満ち足りた自分」であるとは限らないはずなんですよ。

いつも鬱屈としていて満足感を得られない自分こそが「本当の自分」である可能性はなぜないんでしょうか?

「本当の自分」は存在するのか?

そもそも、「本当の自分」というものは一体なんでしょうか?

例えば、あなたがものすごくふかし芋が好きだったとします。
1日3食1週間も毎日ふかし芋を食べても全然問題ないぜ、と思っているあなたですが、1週間食べたところでさすがに飽きてきました。

「さすがにもう芋は食べたくない」と思うとしますよね。

元々めちゃくちゃふかし芋が好きだったはずのあなたなのに、毎日食べていることで、芋の味もあなたの味覚も変わったわけではないのに食べたくなくなってしまった。

え、どういうことだ。本当のあなたは一体何なのだ?

答えは簡単ですよね。
「本来はふかし芋が好きだけど、さすがに1日3食1週間食べると飽きる」という事です。

きっと食べ続けたあなたは、この後しばらくはふかし芋が食べたくないでしょう。
しかし、そのうちまたその事も忘れて食べたくなる日が来るに違いありません。

「探している自分」の単純さ

「自分を探したい」といっている人の多くは、現状に満足しておらず、「きっと満足できる本当の自分がいるはずだ」と思っているのでしょう。

だけどこの「ふかし芋論」でもわかるように、人間は全然単純なものではありません。
環境やタイミングなどによって価値観や感覚は劇的に変わる可能性があるのです。

何が問題なのかといえば、「自分を探したい」といっている人の「探している自分」の単純さが問題なのです。

こっちの世界では何をやってもうまくいかない人が、あっちの世界ではとっても楽しく暮らしていける、という事はありません。

というか、そんな単純なものではないという事です。

「自分探しの旅」の本当の意味

それでは、「自分探しの旅」は全く必要のないものなんでしょうか?

私はそのようには全く思いません。

先ほども書いた通り、人生は白か黒ではありません。
「本当の自分」か「本当の自分ではない」かという二者択一ではないのです。

「この仕事嫌いだけど、○○だけは結構好きだなー」とか、「この人大好きだけど、この癖だけは耐えられない」とかいろんな要素があるように、あなた自身もとても複雑で簡単に読み取れません。

これは何も絶望的な話でもなんでもなく、逆にとてもいいことです。

もし、「本当の自分」というものがあるのだとしたら、一人旅をした成果として「本当の自分を得る」か、「得ない」かのどちらかになりますよね。

でも実際は、一人旅をして「本当のあなた」が見つかることはありません。「本当のあなた」なんていう単純なものはないからです。

でも人間が複雑だからこそ、何かを得ることは必ずできるはずだからです。

一人旅をして、今までにない経験をして観ることはとても素敵なことだし、というか本来それが「生きる意味」のような気すらします。

「自分を探したくなる」本当の理由

「今までにない経験をして、新しい自分を探したい」という事で、旅に出るのを「自分探しの旅に出る」という言い方になるのが本来はちょっとおかしいんだと思うんですよ。

そもそも、人間が「今までにない経験をしたい」と思うのは、あまりにも当たり前の欲望なんですよ。
それなのに、取り立てて大ごとのように「自分探しの旅」とか言われて、しまいにはバカにされたりする意味は全然分かりません。

「自分探しの旅」をしたくなる理由は、現状に満足していないことが大きな理由です。

仕事がうまくいっていなかったり、サークルや人間関係がうまくいっていなかったり、これから進学や就職などで不安を抱えてている、という人もいると思います。

それらすべての人が、一人で旅に出て新たな経験をするっていうのは当然あるべき欲望です。

それを立派に「自分探しの旅」とか言ってありもしない「本当の自分」を探そうとするから、大ごとになってしまうように私は感じます。

誰でも気軽に旅に出よう!

という事で私が何を言いたいのかというと、色々ぐちゃぐちゃ考えていなくてもとりあえず一人旅すればいいじゃんってことです。

「自分探しの旅」をすれば自分が見つかるのかな?
と思ってググってこの記事にたどり着いた人は、そんなことは分かんないけどとにかくやってみろといいたい。

国内旅行でも海外旅行でもなんでもいいです。
もはや、別にいつもより30分遠くの駅とかに行くのでもいいんじゃないでしょうか?

とにかく一人で旅をするのは、面白いです。それは間違いがありません。

そしてもし、一人が寂しすぎて全然楽しくないっていう人がいたとしたら、「一人旅向かない自分を見つけた旅」という事でミッションコンプリートでしょう。

「自分探しの旅」に興味のある人におすすめの本

では最後になりましたが、途中で私が「本当の自分は存在するのか?」というテーマを書きましたが、そのことについて詳しく書いている良著がありますので紹介しておきます。

一冊まるまる「私とは何か」について書かれている、平野啓一郎著「私とは何か」という本です。

この本は非常にわかりやすく「個人」という考え方について書かれています。

とってもおすすめです!

そしてこれは、「テルマエ・ロマエ」で有名なヤマザキマリのエッセイです。

14歳で1か月間、欧州を一人旅。17歳でイタリアに留学し、どん底のビンボー生活も経験したというヤマザキマリの驚きの体験や、彼女がおすすめする本について書かれたもので、とてもおススメ。

これを読むととりあえず細かいことはどうでもいいから、旅に出たくなりますよ。

一人旅したい人におすすめの記事!

私はもう15年ほど、お金を貯めては海外に行くという生活を続けています。
美術鑑賞が大好きなので、行先は大体ヨーロッパですが、もちろんアジアにも興味があり、これから回ろうと思っています。

もしも「自分探しの旅」なんかが存在するんだったら、私のような人間はめちゃくちゃすごい自分を見つけてそうですよね。

それから、ちょっと普段から悩んでしまっている人におすすめの記事も!

人生一度です!

さあ、今すぐ旅に出ましょう!!