ミステリー・ホラー

映画「Search/サーチ」動画配信の無料視聴&ネタバレ感想と評価!

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今日は、2018年に公開されたスリラー映画「Search/サーチ」を紹介します。

映画「Search/サーチ」あらすじと作品紹介

画像1映画.comより

まず初めに、 映画「Search/サーチ」の概要を紹介します。
既に映画をご覧になった方は、「ネタバレ感想」まで飛ばしちゃってください!

映画「Search/サーチ」のキャスト

  • デビッド・キム – ジョン・チョー
  • ローズマリー・ヴィック刑事 – デブラ・メッシング
  • マーゴット・キム – ミシェル・ラー
  • パメラ・ナム・キム – サラ・ソーン
  • ピーター・キム – ジョセフ・リー

映画「Search/サーチ」ネタバレなしのあらすじ

映画「Search/サーチ」の画像映画.comより

デビッド・キムは妻のパメラや一人娘のマーゴットと幸せに暮らしていたが、ある時パメラに癌が見つかり、闘病の果てに亡くなってしまう。

優しかった妻であり母パメラを失ったデビッドとマーゴットの悲しみは癒えず、二人はの心はすれ違っていった。

ある日、前夜のマーゴットからの何回かの電話に出ることができなかったデビッドは、彼女のスマホに掛けなおすも返答がなかった。

その日は何度かマーゴットに電話をかけたのだが、いずれも不通。
しかしデビッドは、金曜なのでピアノのレッスンがあるのだと思いだし、ピアノ教室の先生に電話をかける。

しかし先生が言うには、ピアノは半年も前に辞めたとのこと。
デビッドはその事実に驚愕する。実際、彼は現在に至るまで、ピアノのレッスン代として100ドルずつをマーゴットに渡していたのだ。

何かがおかしい……

初めは、ごみの捨て方を怒ったデビットに対してヘソを曲げているのかと思っていた彼も、だんだん不安がよぎってくる。

弟のピーターに相談すると、「友達に聞いてみればいい」と言われるが、会話があまりないデビッドは娘の友人を一人も知らなかった。

デビッドは妻のPCに入っていたアドレス帳から、マーゴットの幼馴染の家の電話番号にたどり着く。

電話をすると、幼馴染の母が出た。
事情を話すと、幼馴染と一緒に山に出かけているとの事。彼女は子供が帰ったらマーゴットに父に連絡するように伝えると約束した。

安心したと同時に怒りが湧き始めたデビッドだったが、その後の幼馴染の電話でさらなる衝撃の事実を突きつけられる。

キャンプにはマーゴットは来ていなかったのだ。

デビッドはようやく事の重大さを認識し、警察に娘の失踪届を出したのだった・・・

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こちらは 映画「Search/サーチ」の予告編です。

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映画「Search/サーチ」の見どころ【ネタバレなし】

ここからは、 映画「Search/サーチ」の見どころポイントを紹介します。
まだ、観ようかどうしようか悩んでいる方も、この章まではネタバレなしなので読んでいただいて大丈夫です。

パソコン上でのやり取りのみで構成された異色作

tilt-shift photography of HTML codes

ストーリーを見ただけではなかなかその面白さは分かりづらいのではないかと思います。

なぜなら、この映画の素晴らしいところは、100%すべてがPC(もしくは何らかのタブレットなどのデバイス)上の画面として表現されているからです。

例えば先ほどあらすじで紹介した3人家族の関係も、PC上でのやり取りや思い出の映像、写真などで表現されているし、娘と父のやり取りもテレビ電話やメッセージツールを利用した、PC上でのコミュニケーションに限定されているのです。

その調子で、娘が失踪し、謎が深まってゆく描写すべてがPC上で表現されているのですが、全く不自然な点がないのもすごい。

それに、なんだかんだPCをヘビーユーズしている現代人だったら、何か問題が起こった時に誰もが同じような行動をとるだろうなという「あるある」感も共感を呼ぶ点でしょう。

(何かあるとするにググったり、FacebookやSNSにアクセスしようとしたり等)

内容は、手に汗握る王道「謎解きミステリー」

このように、この映画は演出上今までにない構成を採用してはいるのですが、実は内容は非常に王道(いい意味で)の謎解きミステリーとなっている所がまた魅力の一つです。

娘が失踪して、刑事と共に彼女を探そうとするといいうストーリー自体はそれほど珍しいものではありませんよね。

素晴らしいのは、やはり謎解きが現代ならではの方法で解明されてゆくという事。
主人公のキムはPCを使って、SNSなどをたどって謎を解明してゆくのです。

先ほども書いたようにシナリオにはまったく無理がなく、観客はPCの画面しか観られないにも関わらず全く飽きることがありません。

私はこの記事を書くために2度観ましたが、2度目は2度目の新たな発見があり非常に楽しめました。

全米でも高い評価を受けた映画「Search/サーチ」

また、映画 「Search/サーチ」は全米でも絶賛されています。

映画批評サイトのRotten Tomatoesでの批評家支持率は91%、平均点は10点満点で7.4点、映画評価サービスのIMDbでは7.8点といずれも高得点を獲得しています。

本作はサンダンス映画祭でも高い評価を受けており、観客賞では時点でした。

PCやSNSをふんだんに活用した作品ではあるのですが、SNSを普段からそれほど使わない世代でも楽しめるようにシナリオが練られているのも、幅広い層から評価された要因かもしれません。

映画「Search/サーチ」のネタバレ感想

映画「Search/サーチ」の画像映画.comより

さて、ここからは 映画「Search/サーチ」を、ネタバレを含んで書いていきたいと思います。

映画「Search/サーチ」のシナリオの見事さ

ネタバレなしの紹介と少々被るのですが、やはりこの作品の素晴らしいところは何と言ってもそのシナリオの見事さです。

そもそも「PC上でしか表現できない」という圧倒的な制約がある中で、ここまでシナリオ的に無理のない作品ができるのは本当にすごいことだと思います。

もちろんそれは、現代ではネット上の画面だけでほとんどすべての情報を見ることができるという証明にもなるかもしれません。

この映画は102分という短い尺で構成されているのですが、その中に組み込まれた情報量の多さはすさまじいです。

何しろ、ミステリー部分だけでなく、家族の関係性や若者たちの孤独、SNSで拡散されることの恐ろしさまで完璧に描いているからです。

しかもそれらすべての要素に関して、SNS依存やネット依存を批判するという方向性ではなくあくまでに客観性を保った作りになっているのが本当にすごいですよね。

とかくこのようにネット関係のミステリー作品ともなると、ついつい「ネットに依存しすぎることに対する恐ろしさ」なんかを説教臭く描きたくなってしまうものですが、そういう性質はこの映画にはまったく見られませんでした。

だからと言って、社会批判性が全くないお気楽な映画というわけでもありません。
例えばデビッドが暴走して犯人だと思った青年を殴ってしまう映像が一瞬で拡散されてデビッドは窮地に立たされます。

娘の失踪が大きく取り上げられるようになってから、それまで娘にはまったく興味を持たなかった同級生たちが涙ながらに「絆」を強調し始める描写もありましたよね。

こういった人間のゲスさやSNS拡散の恐ろしさも、この映画では十分に表現されており、そのうえで肯定も否定もしないというところに、現実をただ切り取ったような潔さがあるように感じました。

映画「Search/サーチ」で描かれたマーゴットの孤独

同じような話ではありますが、この映画におけるマーゴットの人間性の描き方も素晴らしかったです。

友人と楽しく過ごしているとデビッドは思っていたのですが、実際は友人と呼べる友人はほとんどおらず、孤独だという事が、マーゴットのPCを見ることで初めて明らかになります。

マーゴットが孤独でなければ、当然多くの友人たちの証言によって一瞬でこの事件は解決されているはずです。

しかしながら、マーゴットに犯人である少年が近づいたのも、もともと幼い頃から知っていたのもありますが、YouCastという動画サイトで動画を投稿していたことが原因です。

ネット上では現在、誰もが、リアルな友人などいなくても人格を自由に形成して他人とコミュニケーションをとることができます。

ですが、そのコミュニケーションは結局は希薄なものであって、その人のリアルな存在そのものを成型するものではないというのが、この映画ではよく描かれていますよね。

マーゴットの人間性を見事に描いてはいるのですが、とはいえあくまでもこの映画はミステリー。

謎解きメインの作品であるにも関わらず、社会性の高いテーマもしっかり描けていることに驚きました。

映画「Search/サーチ」まとめ

それにしても、これほど見事にPC上だけで物語を表現できる事実に私は驚愕しました。

現代ってすげえなと思います。

私も基本的にネット上でしか生息していないタイプの人間ですが、幸いというか母や妹が近くにいるのでこのようなことにはならなそうですね。

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