
ローマは大都市にもかかわらず、かなりメトロの発達の遅れている都市です。
理由の一つとしては、ローマの地下には大部分古代ローマ遺跡が眠っているため、掘ったら何かしら出てきてしまうから、という事らしい。
なので市内を刊行するのに非常に重要になるのが、市内バスです。
今回は、そんな市内バスの乗り方を徹底解説するよ。
実はローマの市バスは結構使いづらいのよという話。
ローマ市内バスの乗り方徹底解説
ローマ市内バスのチケットの買い方
まず、ローマ市内バスのチケットだが、こちらはメトロのチケットと同じものなので、あらかじめメトロの駅かタバッキで購入しておきましょう。
もちろん。24時間券や48時間券などもメトロと同じように使えます。
乗り方は簡単です。
バス停の看板が目印
まず、下のような看板がローマにはいたるところにあります。
これが立ってるところがバス停です。

ドーム型の黄色い、一番目立つボードのFERMATAの下に書いてあるのが「停留所名」。
この場合は、「GUIDUBALDO DEL MONTE」が停留所名となります。
で、その下に番号が書いてあって(53、168、223など)、これがバスの番号。
バスを待っていると、電光掲示板に大きく「53」とか「168」とかが掲示されているので、目的のバスに乗ればOK。
ちなみに、大きな停留所とかになると、こんな電光掲示板がありまして。

「85番はあと10分で来るよ」みたいなことが書かれているわけ。
時間にルーズなイタリアにしては、これは結構わかりやすいし割と表示に正確だったような気がします。どうやって掲示板に知らせているかは謎。
バスに乗ったら、黄色い打刻機にチケットを入れて打刻します。
これを忘れてしまうと、時々検察が車内を回っているので、罰金取られます。
私も目の前で罰金になってる人見ました。
見ているとバスに乗ってもあんまり打刻していない人の方が多いんだけど、これは定期券を持っているとかです。ちゃんと打刻しましょう。
行先の停留所の前の停留所を過ぎたら、降車ボタンを押して準備してください。
この辺は日本のバスと変わりません。
しかし、イタリア人は準備をするのがなぜか非常に早くて、前のバス停を過ぎたらもう出口付近で待機するのが普通です。
混雑することもあるので、早めに準備しよう。
人を避けて通る場合は、「ペルメッソ」と言いましょう。
乗ったら最後、降りれない。ローマ市バスの恐怖。。
とまあ、ここまではガイドブックに載っている程度のバスの乗り方ハウツーでした。
ここからが本番。
ローマの市内バス、乗ったはいいけど降りれません!!
どういうことかというと、降りるバス停がどこにも表示がないんですよ。
ローマ市バスの中には電光掲示板的なものもなければ、運転手のアナウンスもないわけ。
各々が自分の判断で停留所を見極めなきゃいけないというわけなんですね。
日本なら社内に電光掲示板が出るし、アナウンスが親切に流れるのでそれほど問題はないですよね。他の国のバスにも乗ったことがあるけど、ふつうは降りる場所や路線図は書いてあるわけ。
ローマの場合はそれがない。
つまり、ローマの市バスは、中にはアナウンスもなく、電光掲示板もなく、外の停留所の看板を確認しようとしてもできないという、なんかの苦行かのような市バスシステムなのである。
車内から確認するコツとしたら、バスの右側中央のドア付近に陣取ることができたら割と看板が見えやすいです。それでもちゃんと見えないことが多いんだけどね。
ローマでバスで降りる場合の解決策
ではどうやって降りたらいいのか?というところだけど、まあ解決策は正直言ってあんまりないですね。←ちーん
頑張って降りようね、という事しか私には言えません。
まあ、とはいっても歩けば観光地にぶち当たるローマ。
基本的に方向さえ合っていれば、多少間違えてしまっても徒歩で何とかなるのがローマです。
ちなみに私はローマに2か月間滞在中に、市バスの利用をほぼ完全にマスターしました。
主要な地名や場所や路線をすべて覚えてしまったからですね。。
もしもバスに乗って道に迷ってしまったら、↓の方法で乗り切りましょう。
まとめ
以上がローマ市バスの乗り方と降り方でした。
とにかく私が言いたいのは、ローマのバス降りるとこわかりづら過ぎだよ!!!ということ。
しかし日本だって東京の電車の乗り継ぎの分かりづらさは異常なのではないかと思うよね。そんな日本人には何も言われたくないよ、と言われてしまうかもしれない。
しかし後から知ったことだけど、ローマは市内バスよりもさらに近郊バスのほうが下りる場所が分かりづらい。その話はまた後程。
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