イタリア

ローマ郊外古代都市レポ【オスティア・アンティカ】②古代のトイレ

ローマ郊外古代都市レポ【オスティア・アンティカ】その① の続きです。

オスティアは広いので、見どころかと思われるところを全て書くのはちょっと難しいですが、写真もたくさん上げてゆきます。

それでは夢の(?)古代ローマ都市散策スタート!!

【古代オスティア】の写真をどんどん公開

※この記事は2017年6~7月にローマに滞在した際に書いた記事です。

まずは街の全体像を。

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全体像って言っても、これでもまだほんの一部なんだけどね。
古代オスティアはかなりいろんなところを見ることができるのね。

上の写真は、遺跡の階段を上って見晴台から撮ったんだけど、かなりたくさんこうした見晴台から町全体を見ることができるというわけです。

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このような階段を登ると、要するに昔でいう2階の部分が開けてて見晴台になってます。そういうところがすごく多いのね。

これはかなり素晴らしいです。

さて、エントランスからまっすぐ伸びているのがこの道です。

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まっすぐ1キロくらい伸びているメインストリートです。この左右に都市が枝葉のように広がってます。

このメインストリートを「デクマーノ・マッシモ」といいます。

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このモザイクは見晴台から見たもの。ネプチューン浴場の玄関のモザイク。

こう見えて長辺が10メートル以上もある、広い部屋です。

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こんな通りなんか、屋根がないだけで普通の街みたいですよね。

この都市の素晴らしいところは、基本的にあんまり立ち入り禁止区域がないんですね。
なので、こういう家の一つ一つに入り込んで、奥の部屋とかまで自由に散策できるわけ。

だからもう、はっきり言って見始めたらきりがないっていうやつですよね。本当に。

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これはこの通りにあった、噴水です。

ちなみにこの通りの名前は「フォンターナ(噴水)通り」といいます。
「噴水」っていうけど、たぶん要するに水飲み場というか、水汲み場とかそういうことなんじゃないかね?

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劇場です。
見てお分かりかと思いますが、今も使われているんですね。

状態のいい古代劇場の多くは今でも使われているものが非常に多いです。

コロッセオは状態は悪くはないですが床と観客席がありません。

で、面白いのがこの装飾部分↓

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めちゃめちゃ可愛いですね。

この部分は有名というか、このオスティア・アンティカでは推しのパーツらしくて、グッズ化されてたりしてて面白いです。

【古代オスティア】の見どころ①古代の居酒屋(テルモポリウム)

私がすごく楽しみにしていたものの一つが、古代の居酒屋です。

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すごいよね。

これがまさか2000年も前に機能していた居酒屋だとは思えなくない?

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何というか、今のいわゆる「居酒屋」と姿かたちがほとんど同じなんですね。

人間が合理的に「居酒屋」を作ろうとすると、いつの時代でもどこの国でも、何となくカウンター式のこういう作りになるんだろうね。

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それにしてもきれいですね。

ここはかなりじっくり見ることができました。大満足!

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ここが街の中心地、フォロです。

大きい町には必ず「フォロ(Forumの語源:公共の広場)」があります。
写真に写っているのはカピトリウムっていう神殿です。

フォロには割と神殿はつきものですね。

最も有名なフォロ「フォロ・ロマーノ」にも大量に神殿があります。
古代ローマは多神教だった時代が長くて(後期にはキリスト教になるけど)、皇帝は死んだら神になるらしくて、その都度神殿を建ててたから増えたんでしょうな……。

【古代オスティア】の見どころ②古代のトイレ

あのヤマザキマリをして、「古代オスティアといえばトイレ!」と言い放つほどに、古代オスティアは公共のトイレが有名です。

その公共トイレがこのフォロのそばに、非常に状態よく残っています。

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古代ローマ時代は羞恥心とかないですから(全くなかったかはよくわからないけど 笑)、浴場と同じようにトイレも人々の憩いの場だったらしいんですね。

ちなみに羞恥心という概念が人間に芽生えたのはキリスト教以後ですね……キリスト教的な思想だそうです。

この椅子みたいに穴が開いているところが、まあわかると思いますが便器です。

そして床の前に小さな溝がありますけど、ここには水が流れていて、棒の先に綿を巻き付けたものをその水に浸し、それでおしりを拭いたそうです。

まあ、言ってもわからないだろうから、実際に「テルマエ・ロマエ」での描写をご覧ください。

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手元に本がないので定かではないですが、これは確か主人公のルシウスが初めて現代日本のウォシュレットを使ったときの感想だったと思う。

ほかの遺跡でも何度かトイレを見ましたが、便座の部分がこれほどきれいに残っているのは珍しい感じがします。

便座だけ使用例として新しく作ってある遺跡もあったので。

ちなみにこれ、そばの浴場跡やいろんなところで見た排水口なんだけども↓↓

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めちゃくちゃかわいくない?(笑)

可愛いっていうか、デザインが今とあんまり変わってないことに驚いています。

ちなみにちゃんと水はけがいいように、若干この排水口の部分が低く設計されているとこが多いです。

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ここもやはり、見晴台から見た様子です。

右手に写っているのは確か浴場跡だったかな。

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空がきれいですね。

この日はこんなに天気がいいのに、わりと涼しかったんですね。
なので、時間をかけて回ることができました。

ちなみにこの日の混雑状況ですけど、さすがに無料の日曜とあって、この旅で訪れたほかの遺跡に比べたら多少観光客は多かったけど、それでも見ての通り、かなり見学しやすい環境でした。

↓こちらは考古学博物館です。

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規模は小さいですが、出土した像が展示されていました。

最近はもう、カエサルとアウグストゥスくらいは顔を見れば判別できるようになってきましたね。

で、この裏にカフェとトイレやブックショップがあります。

この時午前11時くらいだったんだけど、暑いし喉も乾いたのでトイレによって、カフェでクロワッサンとシュウェップスをいただきました。

写真撮るの忘れたけど。

つづく(2017.7.2)

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