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コメディ・ミュージカル

【ラ・ラ・ランド】ネタバレ感想とこれってどうなの?な4つの点。

ラ・ラ・ランドは非常に賛否の分かれる映画です。ミアが酷いとか、批判的なことを言っている人も多い作品。いったいどのような作品なのでしょうか?

映画ラ・ラ・ランドのあらすじとネタバレ感想

映画ラ・ラ・ランドはデミアン・チャゼル監督の映画です。

主人公ミアは女優を目指してカフェで働きながらオーディションを受けている女優の卵です。しかし、オーディションには落ちまくっています。

ある日ミアは、場末のバーでピアノを弾くジャズミュージシャンのセブと出会います。
セブもやはり、いつしか自分のお店を持ってジャズを演奏したいという夢を持っています。

夢を持つ二人はだんだん惹かれあい、恋に落ちます。

しかしあるとき、セブが生活(お金)のために入ったバンドの成功によって、2人の関係はぎこちなくなり……

初めに言っておきますが、私はこの映画には批判的です。
その前提で話をしたいと思いますので、よろしく。

ラ・ラ・ランドを批判したい4つのポイント

「ラ・ラ・ランド」の問題点①主人公ミア

私はそもそも前提として、あまり夢追い人を描く作品は好きではありません。
私自身は夢を追って生きてきたという背景がありますが、そういう人生を送ってきたからこそ、その厳しさを知っているからです。

別に夢追い人を描いてもいいのですが、夢を追うこと自体にはあまり価値はありません。
しかし、世の中の傾向として、夢を追う人を前向きに捉える向きがありますよね。その点は非常に無責任で賛同できません。

それは、この映画の主人公・ミアを見ていれば分かりますよね。

彼女は全然、夢を追う事に危機感などを持っていませんでした。
本当に夢を追っている人は、風ににことあるごとに友達と遊んだりパーティに参加しないんじゃないでしょうか。

そもそも彼女はどうして女優になりたいのか?
そこも全く描かれておらず、ただ目立ちたいがための事のようにすら思えました。

この映画でとにかく問題だったのは、登場人物の夢に対する真摯な気持ちを描いていない点です。

女優になりたいなりたいと言っているだけで何にも考えてないように見えるし、そもそもこの映画はそういった部分を描こうという気すらないように思えました。

「ラ・ラ・ランド」の問題点②夢追い人の需要に応える

先ほども言いましたが、この映画は一事が万事「夢を追うって素晴らしい」と強要してきます。
でもそれは全く人間の本質ではないし、それ自体を映画にするという事は非常に危険なことだと私は思います。

夢を追う事をいいことだとして冷静さを欠き、人生を棒に振るう人も非常に多いと思います。
そのメッセージ自体が成り立たないことを、もう制作陣達はそろそろ認識してほしいです。

そもそも、世の中には「成功していない」人の方が多いのに、この映画に見られるように人は「サクセス・ストーリー」を好みますよね。
「夢破れた苦渋をかかえる人」はまるでマイノリティじゃないですか。

なんでなんでしょうか。

多分、この映画の最後が夢オチみたいに、実は二人とも全然成功していないけど、まだまだこれから先も挑戦し続けてゆくっていう話なんだったらよかったと思う。
でも、思いっきり成功してますからね…

「ラ・ラ・ランド」の問題点③白人優位主義的な作品

そもそもこの映画の白人優位主義的な映画だと思います。
それこそ白人マジョリティの作り上げたファンタジー映画、という気がしてなりません。

もちろん、黒人も出てきます。ジョン・レジェンドとかもそうだし、ジャズはそもそも黒人のものです。でも全体的にこの映画に扱われているジャズが、ジャズそのものの本質を描くものというよりは、「白人が理想化したジャズ」であるようにしか思えない。

最近のエリート白人はジャズも好むのよ、的な感じでしょうか。

ジョンはめっちゃダメな感じで描かれてたし、ブラックミュージックを扱っているのに黒人を描く視点の薄さが非常に気になります。

同じように、女の子たちにカラフルなドレスを着せてピンクや赤と混じり合わせた演出も多かったけど、これも性差別的な感じがして不愉快でした。

無責任に上から目線で夢を追う事を若者に薦め、人種や性についての理解が薄いところが危険で、ひと昔前の作品のようでした。

ミュージカルや演出がひと昔前のものだったというだけでなく、主張や哲学まで前時代的なのはかなり問題ではないでしょうか?

「ラ・ラ・ランド」の問題点④作為的な演出

それからこの映画の演出の話をしたいと思います。
この映画の演出は一事が万事、作為的でしたよね

画面の作り方、色の使い方、広角レンズの使い方、全てが不自然。非常にあざとく、まったくきれいではありませんでした。

古き良きアメリカのミュージカルにオマージュを捧げるからって、スマホもPCも「存在されたら困るんです」って感じでほぼ除外。
そして作り上げられたステレオタイプの「すれ違いシーン」。

完全にダサかった。

舞台が大失敗したミアちゃんにセブが道端で声をかけるシーンとか、カメラとぶつかりそうでした。

余りにも画面の作り方が気になりすぎて、これは一周して斬新ってことなのでは?
斬新を狙って失敗しているんじゃなくて、斬新を狙いすぎて失敗した風に演出した狙いなんじゃないか?

つまり、「一種のヘタウマなんじゃないか?」とすら思いました。

理想化しすぎなんですよね、過去を。
ホントそれなら昔の映画見ますけどって感じ。

とにかく、純粋な映画の皮をかぶったウソ映画。
とにかく「こうすれば評価されるでしょ?」的なトリッキー映画。

非常に鼻につきました。

ラ・ラ・ランドのネタバレ感想のまとめ

唯一ちょっと面白かったのは、ジョン・レジェンドですか。

かれ、あんなしょーもない役で出て来るなんてほんといいやつだな。

歌も良かった。笑えたし。
私は彼の言っていることが唯一の真実だと思うよ。

夢はお腹をふくれさせてはくれないからね。

とにかく、こんな偏った映画が作品賞を受賞しなくてよかったと心から思ってます。

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