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家族との人間関係がうまくいかない人におすすめの映画10選

どうもこんにちは、NITARIです。

今回は映画のまとめ記事を書こうと思います。

家族との人間関係がうまくいかない人への話

今回は、家族との人間関係がうまくいかない人におすすめの映画を上げていこうと思います。

以前も「ファミリー映画特集」は組んでいましたが、割と前向きなものからシリアスなものまでいろいろと上げてみました。

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今回もこの時のリストとかぶっているものもありますが、コンセプトを「家族との関係に悩むひと向け」という方向にしています。

家族との人間関係がうまくいかない人におすすめしたい理由

一般的な「ファミリー映画」というと、比較的「家族っていいね!」という着地点が多いですよね。

例えば、家族との人間関係で悩んでいても、結局は家族は理解しあって、素晴らしいよね、という作品は、本当に家族との人間関係に悩んでいる人にとっては全然面白くもないし共感もできないと思うんですよ。

私自身、そもそも家族も含めて「人間関係」というものの難しさについていろいろ考えてきました。

「家族って素晴らしい」という着地点になる映画でも、もちろん素晴らしい映画はあります。でも、本質的に人間関係の難しさをあぶり出した作品が「家族って素晴らしい」と両手放しに言い放ってしまう映画は、正直あり得ないと思います。

一見丸く収まっているように見えても、やっぱりどこかで心にわだかまりがありつつ、それでも生きてゆくという方向性が一番説得力があるのではないかなと思うわけです。

なぜかといえば、分かりあえない家族もいるに違いないと思うからです。

「家族の中の人」も一人ひとり人間なので、あんまり簡単に分かり合えたりしないと思うんですよ。

もしも「そんなことない!最終的には家族が一番分かりあえる!」と信じている人がいたら、それはかなりラッキーだと思ってください(笑)。

私は家族と仲が良いのですが、ドラマで描かれるような安直な「ハッピーな家族像」は嫌いですね。

なので、今回は家族の人みんなと楽しく見たいという方向の映画ではなくて、「家族ってなんだろう?」という疑問に寄り添うような映画を上げてみました。

参考にしてもらえたらと思います。

家族との人間関係がうまくいかない人におすすめの映画10選

リトル・ミス・サンシャイン

この映画、私はことあるごとにおすすめしまくっています。
崩壊寸前の家族が、末っ子の子供向け「ミスコンテスト」の全国大会の出場のためにバンに乗って車を走らせる、というロードムービーです。

ストーリーだけ見ると割とシリアスなのかな?と思ってしまうかもしれませんが、本質的にはかなり飛んでるコメディーです(笑)

それが素晴らしいんですよ。
この映画のキャラクターたちは、一人残らずつまはじき者で孤独たっぷり失敗たっぷりの悲しい人たち(でも笑える)。

言ってみれば、「負け犬」です。
そんな彼らは家族としても、子供の手前取り繕ってはいないけど個性がバラバラでどうしようもないんです。

前向きな作品ではありますが、一般的な「家族賛辞」の映画ではないことをしっかりと頭に入れて見てほしいと思います。
孤独を抱えた大人と子供たちの自由な姿を楽しんでいただけたらと思います。

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ギルバート・グレイプ

若かりし頃のジョニー・デップが主演の映画。
レオナルド・ディカプリオがまだ子役で、知的障害の子供を完璧に演じてアカデミー賞にノミネートされました。

アメリカの小さな田舎町が舞台です。
主人公のギルバートは知的障害の弟と、夫(ギルバートの父)の自殺以来過食症になって引きこもってしまった母と2人の姉妹の生活を支えています。

閉塞的な小さな町に、トレーラーで旅する女の子がやってきて、ギルバートの価値観は揺らいでゆきます。

この映画で描かれる家族の、なんというか本当に動かしようのない難しさが心に刺さるんですよね。

家族は、誰にも悪気がない事が一番難しいんじゃないかなって思う映画です。

JUNO/ジュノ

また少しライトな映画を上げてみました。

この作品は、高校生がたった一度の同級生とのセックスで妊娠してしまうが、彼女は里親を見つけて子供を産もうとする話。一応、コメディという事になるのかな。

前の2本に比べると「家族っていいね」感はあるのですが、とにかく素晴らしい映画です。

軽い気持ちで子供を産もうとするジュノの決意を支える両親の姿とても素敵です。
この映画のポイントは、やっぱり家族の解釈が前向きではあるけども、彼らもそれぞれにいろいろと抱えているという点と、まだ幼かったジュノが大人になってゆく姿がとても心を打ちます。

あと、子供の里親になろうとする夫婦の描き方もとにかく素晴らしくて、前向きな作品ではあるのですが、人間そのものの難しさ描いた素敵な映画なのでいろんな人に見てもらいたいです。

万引き家族

今年最も話題に上った作品ですよね。
ネタバレをしないようにしますが、ここで描かれる「家族」というのは、もう今までの我々の家族の概念を超えたもののように感じます。

「あなたにとって家族って何?」って問いかけられるような映画のような気がします。

いい映画でしたが、私はこの映画について全面的に肯定できるわけではありません。
でもこの映画にすごく励まされる人も、共感する人もいるんじゃないかな、と思いますので上げました。

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普通の人々

ロバート・レッドフォード監督の映画ですが、とても地味なのに実はアカデミー賞作品賞を受賞しています。

でもこの映画は地味にすごく良い映画です。

主人公は高校生ですが、少し前に兄をボートの事故で亡くしてしまっているんです。
残された両親と少年は前向きに生きようとしていますが、だんだんほころびが大きくなってゆく、という作品です。

この映画が評価された背景には、アメリカがこの映画ができた1980年前後に最も離婚率が高くなってしまったという一面があります。

離婚問題や家族の在り方に向き合った素晴らしい映画で、おススメです。

オール・アバウト・マイ・マザー

最愛の息子を事故で亡くした女性が、息子の父親を捜すために自分のルーツであるバルセロナに戻ってくる、という話です。

この映画は人間の難しさを如実に描いたシリアスな作品でありながら、全体的に非常にコミカルで楽しい作品になっています(コメディと呼ぶほどではありませんが)。

たくさんの女性やゲイたちがそれぞれの苦しみを持ちながらも力強く生きてゆく様が美しく、涙が出てきます。

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ルーム

高校時代に拉致され、監禁されてレイプされ続けた女性が、監禁された納屋で子供を産み、二人で強く生きてきた。彼らがあるとき納屋を脱出しようと作戦に出る・・・というところから話が始まります。

前半は脱出するまで、後半は脱出してからの事を描いていますが、特に素晴らしいのは映画の後半です。

子供の「母」だった女性が、家族との再会によって監禁されて失われた7年間を想い…ここからはネタバレになるので言いません(笑)

家族の難しさと家族愛のすばらしさが浮き彫りになる映画でした。

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僕たちの家族

結婚して出産を控える息子と大学生の弟、そして両親の4人家族。母親に脳腫瘍が見つかり、余命1週間と宣告されるところから始まる1週間を描いた作品です。

この映画に出てくる家族はとにかくどうしようもなくて、主人公は昔引きこもっていて妻の尻に惹かれているし、大学生の弟はチャラチャラしていてすぐに親に金を集る。父は倒産寸前まで放置し借金まみれだし、妻は勝手に消費者金融でお金を借りまくって火の車。

このどん底状態で母が入院し、治療法がないか探しつつ医療費の心配もしなければならないという、かなり辛い映画ではあるのですが、私は好きです。

ただ、ラストはあんまり好きではないんですが、どうしようもない家族も家族だという着地点は悪くはないと思います。

ひつじ村の兄弟

アイスランドの田舎町で羊飼いとして細々と暮らす兄弟が主人公だけど、実はこの二人は40年も口をきいていない

40年も口をきかずに一緒に生活していたわけだけど、ある日彼らの羊に疫病が見つかり、すべて殺処分しなければならなくなる、という話。

かなり淡々とした作品ですが、全体的にユーモラスな空気があってすごく楽しいし、アイスランドの自然の美しさと生活の厳しさがよく伝わってきて、静かな映画ながら人間の本質を浮き彫りにした素晴らしい作品です。

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誰も知らない

「万引き家族」の是枝裕和監督の作品です。
思い返してみると、「そして父になる」「海街diary」など、是枝は家族の作品ばかりを描いていますね。

正直言って私はそれほど是枝の作品は好きではありません(笑)。
が、この「誰も知らない」はすごく良い映画だと思います。

親に捨てられアパートで暮らす3人の兄弟と一人の女の子の話。
この映画が彼らの母親をただただ悪者のように描かなかったのが秀逸だと思います。大人たちの身勝手さがすごく苦しい映画ですが、この兄弟たちにとっての家族ってなんだろうとすごく考えてしまいます。

まとめ

家族との人間関係に悩むひとにおすすめの映画を紹介してきました。

よくある、「確執があるけど結局親は自分の事を考えてくれていた」的な映画は薄っぺらくて嫌いなので、もう少し複雑にリアリティのある家族映画を選んでみましたよ。

家族との関係がうまくいかない人に、どんな声をかけてあげられるか?私には正直よくわかりません。

100の家族には100の問題があって、何万通りもの解決策があります。
解決しないものもあると思います。

世の中と同じです。家族は社会の縮図といえるかも。

家族は素晴らしいものだ、という刷り込みのようなものがあるからかもしれませんが、どうも過剰に期待してしまうのもあるのかもしれない。

家族だからといって一人ひとりの人間だという事を忘れてはいけないよね。
まあ、どっぷり家族の恩恵にあずかっている私が言うのかよという感じはしますが(笑)。

色んな家族の答えを映画で模索して、疑似体験してみるのもの良いと思いますよ。
是非参考にしてみてください☆

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