ローマ郊外ティヴォリ観光②【世界遺産:ヴィッラ・デステ】とブルース・リーの続きです。

ティヴォリには二つの世界遺産と別にもう一つ素晴らしい見どころがあります。それが、ヴィッラ・グレゴリアーナです。

行ってきましたのでレポします。

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ローマ郊外ティヴォリ観光③【グレゴリウス法王の別荘】

ティヴォリの「グレゴリウス法王の別荘」とは?

ティヴォリの町中から駅に向かう途中にある渓谷です。

19世紀に法王グレゴリウス16世が整備させた庭園なんだけど、面白いのはここにあるすべてのものが自然に作られたわけではなくて、ある程度人口作られていることですね。

洞窟とか滝とか、どこまでがもともとあったものかはわかりません。

これだけの庭を造るとか、法王にもなるとかなり職権乱用できてうらやましいですね。別荘、といっても家はなくて、全部が庭です。

とにかく私はこのティヴォリ観光、最も重要視していたのがなんと言ってもヴィッラ・アドリアーナで、ついでに見ておこうと思ったのがヴィッラ・デステで、グレゴリウス法王の別荘はほんとにおまけだったんですが、この見立ては大きな間違いでした。

庭の入り口には小さな小屋みたいのがあって、女の子がチケットを売ってました。

7ユーロくらいだったかな。
で、英語の地図を渡されて、英語で説明してくれます。

女の子「最初はずーっと下って、渓谷の底についたらそこから登って下さい。地図にあるように、メインコースとサブコースがあるから、好きに散策して。普通に見て回ったら1時間~1時間半くらいかかると思う」

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青の線がメインコースです。

この時点で、「今の体力で1時間半はちょっと無理だ……」

と思いながらも、「とりあえず最短ルートを歩いて何とか頑張ってみよう」と思ったんですね。

渓谷のコースが見るからに日陰だったんで、休憩しながらならまあいけるかな、と。

 

しかし、とんでもないことになったのはそこからだった……

グレゴリウス法王の別荘の魔の手が襲い掛かる

何がとんでもないかといって、猛烈におもしろかったんですね。

もう、冒険心がくすぐられる、の絶頂って感じ。
こんな場所を一度は歩いてみたかったパーフェクトアトラクションだった。

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そもそも、渓谷を下ってあそこの遺跡がゴールという時点で、もう止まらない駄々漏れの冒険心。

私はゲームはほとんどしない人間ですが完璧な厨二なので、とにかくこれは超上質なRPGのリアル版。

マジで安っぽい言い方ですが、ほんとそれなんです。

ひと月ほど前に妹が家に来てやってた最新版のゼルダの冒険鑑賞に夢中になった気持ちをリアルで体感できるという……

しかも、途中にこんな遺跡とかあるんですね。

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もう、あまりの楽しさにクラッとしてしまって、一歩歩くたびにアドレナリンが大放出されて元気が湧き出てきます。

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だってあの滝の下まで行けるんだよ??
素敵すぎる!!!!

いえっふー!!!

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人として生まれたからには一度は歩いてみたいような小路

で、ちなみにこの地図をもう一度ご覧ください。

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メインコースは青なんですが、当然のことながら結果的にほとんどのサブコースも網羅した件。

だって、こんなのがサブコースに見えたら

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ふつう、そっちの道行きますよねwwww

これでこのサブコースをスルー出来る人って、神経がどうかしてると思う。

シェロブに会えるとも限らないですよね。

(指輪物語のおばさん蜘蛛)

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あのボコボコ穴開いているところも、通れるんです。

死ぬほど楽しくて死にそう。

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サブコースを網羅すれば、あの泉にだって行けちゃうんです。

グレゴリウス法王の職権乱用に賛美を送りたいです。

で、地図を見てもらえれば分かるんですが、大体はサブコース行って突き当ったら戻ってくる方式になってます。

で、当然といえば当然なんですが、サブコースだけでもかなりの高低差があったりあします。

 

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だいぶ降りてきました。

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泉のほとり。

ついにはコースを外れて、泉まで行っちゃう女性もwwww

気持ちは分かるがwwwww

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洞窟に流れ込む滝。

で、そのほとんどすべてを見ながら楽しんでいたんですが、ついに谷底にたどり着いたとき体に変化が。

疲れです。

あまりに当然といえば当然の結果。

疲れが爆発し始めたんですね。

まあ、当初の読み通りほぼ日陰なので暑さはそれほどのこともないんですが、体力の限界を感じ始めました。

それでもまあ、頑張ってみてました。

なるべくサブコースには行かないように、と、

しかし、無理なんですね。

こんなスポットがあったらいちいち行って確認しないことには。

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逐一確認ですよこんなの。

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これはメインコースです。

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かなり急な階段です。

これはキリス・ウンゴルの階段のようだ。ゴラムが出てきても驚きはしない(指輪物語)。

しかし↑の階段、先は行き止まりでした。

実はこのルートは先に通り抜けられると思い込んで来てたんですね。
このサブコースはかなり体力を消耗した。

後はもう、登るだけ。サブコースもなし。

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延々と続く階段。

 

吹き出る汗。

乾く喉。

減ってゆく水。

 

これこそが本当の冒険かもしれない。

命の保証はない。とまで思った。

 

もう無理だと思っても、歩かなければ絶対にローマに戻れないですからね。

あと、この時初めて知ったんですが、疲れって頭痛を引き起こすんですかねww
ちょっと頭まで痛くなってきて、これはやばい。

もしもここで熱中症とかになったら私ってどうなるんだろうなーとか思ってたんですけど、まあ水も飲んでたし正直日陰なのでそこまで暑かったということでもないんですね。

ということで何度も「がんばれ、がんばれ」と言いながら、到着~

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本当に九死に一生を得た。←自分のせい

ティヴォリの町からローマへの帰路

さて、ここから駅までは歩いて10分ほどです。

疲れ切っていたんですが、とにかく一刻も早く帰りたかったんで、駅へ行ったんですね。

実はティボリからローマのティブルティーナ駅までは、なんと1時間に1本くらいしか電車が通ってない。駅でもしかして1時間近く待たされるんだったら、ここでもうひと踏ん張りして駅まで行ってから休むべきだと考えました。

で、もう動かない足を一歩一歩前に出しながら、ようやく駅に着いた。

あ、ちなみに今日の写真はもうこれでおしまいです。

帰って見返してみたら、ここから一枚も撮ってませんでしたwww
疲れすぎて完璧にカメラの存在を忘れてましたね。

さて、しかしまあ幸運なことに猛烈に電車のアクセスが良かったんですね。
列車が到着したばかりで。

別の旅行者がチケットを買っていて、もうほんと自然に私はその老夫婦に話しかけて、「テルミニ駅に行くんですか?」と。

そしたら、彼女は「そうなのよ」私「今来てる電車ですかね?」と聞くと、「どうかしら、たぶん違うんじゃないかな」と。

そして、彼女らがチケットを買い終えてホームに向かい、私がチケットを買っているとその旦那さんが戻ってきてチケットの買い方を教えてくれた上、「さっき妻があの列車じゃないって言ったんだけど、あの列車でしたよ。でも、発車まであと10分くらいあるからあわてなくてもいいよ」とわざわざ伝えに来てくれたんですね。

なんて優しい。

さらに、その奥さんは私に、切符の打刻機を使うようにと教えてくれた。

この時私は疲れ切ってて、打刻機の使い方を忘れてて、あとから来た客に聞いて教えてもらった。

なんか、疲れてると本当に人に話しかけるハードルが下がるんですかね。
誰かに聞けばいいや、みたいな(笑)

で、いったん駅前広場のキオスクに戻ってファンタを買って戻って、無事列車に乗ることができました。

この列車、とにかく車両が多いわりにガラガラで、ほとんど貸し切り状態。

だったら写真くらい撮れよですけど、忘れてたね。
とにかく、疲れているときって座っててもつらいんだな、と思った。

ようやくメトロの駅に戻れた時の幸せと言ったらありません。
本当によくやった、と自分を褒めたたえたい。

超ハードなティヴォリ観光の感想

というわけで、7時に家を出て、戻ったのはそれでも18時頃

超ハードな一日は幕を閉じたのでした。

それで感想なんですけど、あれから2日たってますけど、思い返せば思い返すほど楽しかったなあ、と。

本当に、頑張っても行ってよかった。

そして、まだしばらくローマに滞在しますが、もしかしたらもう一度行ってしまうかもしれません(笑)

これだけ遠くに行ったのに、交通費は全部で1000円しないくらいだったし、行き方もわかったから今度はストレスなく行けるかもしれないなーと。

まあ、わかりませんけど。

それにしても楽しい小旅行でした。
が、とにかくいろんな意味でハードなので、遺跡や冒険を経験したい人、本当にそういうのが大好きな人以外には、まったくおすすめできません(笑)

以上が、ティヴォリ観光のレポートでした。

(2017.6.22)

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