【ヴィッラ・アドリアーナ】はローマからバスで1時間ほど郊外にある世界遺産の古代ローマ遺跡です。

非常にアクセスの悪い遺跡ですが、行き方も含めてレポします。

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ローマ郊外ティヴォリ観光【世界遺産:ヴィッラ・アドリアーナ】

ローマから「ヴィッラ・アドリアーナ」への行き方

なんで冒頭で私が「重い腰を上げて」といったかといえば、調べていただければわかると思うんですけど、とにかくヴィッラ・アドリアーナへ行く交通の便が悪いんですね。

ガイドブックにもいろんな行き方が乗ってるんだけど、とにかく「行きづらい」ということだけは間違いがありません。

だから実は相当行くのが億劫だった。

がしかし、今回のローマ滞在の中でも最も行きたい見どころがヴィッラ・アドリアーナにはあったんですね。なので、行ってきました。

私は当日5時半に起床して準備し、7時前には家を出ました。

メトロの「ポンテ・マルモーロ」駅へ。
そこの改札を出ると正面にチケット売り場があるんですが、ヴィッラ・アドリアーナへの利用バスはCOTRAL社という会社のプルマンバスなんですけど、これはチケット売り場ではなくて、その前のタバッキで売ってます。

で、そこで「ヴィッラ・アドリアーナ」っていうと、チケットをくれます。2€くらい。

でここからよくわからなくて迷ったんだけど、COTRAL社のバスは2階(一つ上の階)になるので、一つ上がります。

普通の路線バス乗り場は地上階にかなり多いので、ちょっと迷いましたが上の階です。

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「地球の歩き方」によると、ヴィラ・アドリアーナはいろんな経由線があって、場合によってはバス停からかなり歩くことになるって話でした。

でもよくわからないんで、私はとにかくティヴォリ行きのバスが来たら運転手に「ヴィッラ・アドリアーナ行く?」と聞いて、「行くよ」って言われたバスに乗りました。

結果的にはバス停から一番歩く経由線だったらしい(笑)

でも近くに止まるバスは本数も限られてるみたいなんで、しょうがないです。

で、運転席の近くに座ったんだけど、このバス路線にはバス停に名前が書いてないんですね。それは事前の調べでもわかってはいたんだけど、いざその様子を見ると、一体全体、普通の人はどうやって利用しているのかと思うよね。

というわけで素人にははっきり言って絶対にわからないので、運転手に「バス停に付いたら教えて」と伝えておきました。

実は私はこういう頼みごとに対して非常に気が小さいので、ドキドキしました。

さて、バスに揺られて40分

運転手のお兄さんが教えてくれて無事に降り立った。
すぐそばには「ヴィッラ・アドリアーナ」の看板。

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よかった、と思うのもつかの間。

私はこの時、まだ自分が遠いバス停に降ろされたことに気づいてないんですね。
ということでここから20分歩くことになります。

さらに、この先一本道ではなく、それなのになぜか看板がところどころなくなるという。

近隣の方に何度か尋ねないと絶対にたどり着けません。

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大好きなイタリア映画「木靴の樹」を思い出すような素晴らしい場所です。

さて、20分歩いてようやくたどり着きました。

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時間は9時ちょうど

それでもかなりスムーズだったですね。
しかしながら全然気にしてなかったんですけど、そもそも遺跡が9時オープンだったんですね。

遺跡近くのバス停で降りてたらかなり時間が余ったかもしれなかった。

この時私はトイレに行きたくてトイレを探していた。
トイレの案内がなくてかなりイライラしました。
(トイレは入り口から遺跡群の手前や、中にたくさんある)

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遺跡群へ行く道がすでに美しい!

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きたー!!!!

遺跡群の入り口です。

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で、この時おしっこしたかったんですけど、後ろ方若者の団体みたいのが追いかけてきてたんですね。

トイレ行ってたら絶対一緒になってしまう!と思って、我慢して中に入ることに。
人がいない状況を楽しんだ後でゆっくりトイレ行って、また見ればいいさ。と。

この判断が功を奏して、非常に快適な時間を送れました。

「世界遺産・ヴィッラ・アドリアーナ」とは?

ヴィラ・アドリアーナは、ローマ帝国の安寧の時代を気づいた五賢帝のうち三番目の皇帝ハドリアヌスが築いた別荘です。

ハドリアヌスはそれまでの皇帝が拡大し続けてきたローマ帝国を隅々まで自分の足で旅してまわり、場合によっては領土の縮小も行った、ちょっと珍しい皇帝です。

で、この別荘はハドリアヌスは自分がギリシャやエジプトなどで見てきた要素をふんだんに取り入れて再現した、ちょっと面白い嗜好のものなんですね。

ちなみに、「テルマエ・ロマエ」の作者のヤマザキマリさんはこの皇帝が一番好きだって言って興奮気味に語っていました。

漫画にも何度もこの別荘が出てきます。

ポイキレ

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素晴らしいです。

ここはもともとは池の周りに屋根付きの回廊があったらしいです。
で、その回廊はアテネの多彩色回廊を模したものだったらしい。

回廊すら残ってないのに、なんでそんなことが分かるのか……謎だ。
この遺跡で最も広い場所です。

3つのエクセドラをもつ建物

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ポイキレを背にしてこんな建物があります。

まあここで余談というか、私がこの記事を書くのに使っている文献は「地球の歩き方」と、「ローマ古代散歩」という本なんですね。

で、この遺跡に関して「地球の歩き方」は「皇帝の私邸部分で食事室だったと考えられる」一方の「ローマ古代散歩」では「宮殿への入り口部分だった」と書かれています。

完全に食い違ってるがwww

でも地図上見た限りでも、これは入り口だったんじゃないかと思います。

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美しいですね~

小浴場と大浴場

「3つのエクセドラをもつ建物」のすぐそばにあるのが、浴場跡。テルメです。

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小浴場(だと思う。何しろランダムに写真を撮りまくりすぎて、どれがどれだかわからん)

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これが大浴場です。

小浴場のほうがもちろん小さいんだけど、大理石で装飾された、最も豪華な建造物だったらしい。

大浴場のほうは裏側に回って、中を見ることができます。

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ここでのんびりお風呂に入ってたんですね~

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素晴らしいです。

カノプス

その先が最も重要な見どころの一つ、「カノプス」です。

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細長い池はハドリアヌスがエジプトのナイル川を模して作ったといわれています。

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今はもう一部分にしかない円柱だけど、当時はぐるりと囲われていたそうです。
この遺跡を貸し切りで観れたのは本当にラッキーだった。

では、ここで撮りまくった写真の数々をご覧ください。

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ナイル川にちなんで、ワニの石像が。
これはレプリカで、本物は隣接した博物館に所蔵されています。

ナイル川が好きでこんな庭を作ってワニまで飾っちゃうなんで、ハドリアヌスの若干のオタク感がかわいらしいです。

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スティバディウム(大宴会座)ここに寝そべって楽しんでいたんでしょうねえ、ハドやん。

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見晴台から見ると全体像がよくわかります。

うーん、美しい!!

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アテネの女人像の複製だそう。
よほど、かの地に魅了されたんでしょうな。

はー、今思い出してもため息の出るような美しい場所でしたね。

番外編:ヴィッラ・アドリアーナの住人

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この遺跡にはそこここにお花が咲き乱れています。
勝手に咲いているんですね。

あと、この遺跡は今は無人ですけど、住人はいるんです。

それはこの方。

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トカゲです。

「な~んだ」と思ってもらったら困ります。

もう、この遺跡のトカゲの住まう量はマジで半端ではありません。異常です。

これはもう冗談でもなんでもなく、もしトカゲがめちゃくちゃ苦手な人だったらかなり観光がきついものになるのではないか、というくらいのレベルで多いんです。

いまだかつて私は、これほどの量のトカゲを見たことがありません。

といっても、尋常ならざる素早さでどっかいってしまうので、それだけの量いても写真を撮ることも普通無理だと思う。

たまたまこのトカゲは撮れたけど(笑)

さて、遺跡観光に戻ります。

プレトリオ(貯蔵庫)

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ここは発掘当初は宿舎(プレトリオ)と思われてこの名前が着いたんだけど、のちの研究でここが貯蔵庫だった、ということが分かったらしいです。

ここから少し小高い丘に登ると、また遺跡群が姿を現します。

養魚池

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かつてはこのプールに水が張られていて、魚を養殖為のものだったそうです。

私の見ている「ローマ古代散歩」の写真では、水が張られていましたので、最近まで水張ってたんですね。

黄金広場

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かなり広い敷地の黄金広場です。
ここもやはり当時は柱で覆われた回廊になってたよう。

このあたりまで来て1時間半くらいだったんだけど、暑さでかなり限界に近い状態になってしまって、向かって中央の遺跡の陰に座り込んで休憩

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反対側。私がヘタった場所から撮ったものです。

かなり暑くて実際参りました。

余談ですが、ここにきて、どうも私は暑いのが苦手なんじゃないか?という疑いが。
今更感半端ないですけどwwww

いや、だれでも暑いのは苦手だと思うんですね。
だから私も別に自分が暑いの苦手とか思ってなかったんですけど、よくよく考えてみると私が暑くてつらい思いをしているのに、周りが別にそうでもない、ということ、この旅行で割と多くて。

考えてみると、いつもオフシーズンの寒い季節に観光しているときに寒さで動けなくなることはなかったんですけど(真冬のアウシュヴィッツに行ってすらも)、2時間の炎天下ではダウンしますね。

寒さでダウンって言ったら、フランクフルトとソウルでは外にいられないくらい寒くてつらかったけど、たぶんあれマイナス10度以下だと思う。

というわけでしばしの休息。

皇帝の宮殿

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暑さで朦朧としていたのか、ここと前の養魚池がごっちゃになってしまって。

案内マップ見ても同じように見えて、ちょっと迷いました。
あとから違うものだったのだと分かった。

ホスピタリア

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それぞれが小さな部屋になっている客室です。

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「客室」って言ってますけど、実際はかなり小さい部屋になっているので、役人用の宿泊施設だったらしいです。

それぞれの部屋のモザイクが大変すばらしい。
デザインが全部違うんですね。

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実は私はこの辺でちょっと迷ってしまって、ホスピタリアでこのモザイクをちゃんと確認せずに通り過ぎちゃったんですね。

ガイドには写真は乗ってたんだけど、図書館の遺跡のところに載ってたからちゃんと見なくて。

で、全部遺跡を見終わって休憩していたらモザイクがホスピタリアのものだと分かって、戻ったわけ。

本当につらかった(笑)

でも、私は古代ローマのモザイクが好きなので、これは見ないわけにはいかなかったです。

図書館

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ギリシャ語の図書館ラテン語の図書館が隣接しているんだけど、これはギリシャ語のほうだったと思います。

実際に図書館として使われていたかどうかは実は不明らしいけど。
でもなんか、「図書館」っていいよね。

当時から図書館があって使われてたのがすごく面白い。

さて、この付近にはこの遺跡で最も重要な、2つ目の遺跡。

島のヴィッラ(海の劇場)

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周りを円形の池で囲まれた、円形の島になっている建物です。
先ほどのカノプスと同じくらいここも楽しみにしていました。

ところが!!!

閉鎖されてたんですね~……。
これはさすがにショックだった。

だけど、はじめ入り口側から見た時にはフェンスでろくろく見えない感じだったんでかなり落胆してたんだけど、反対側に割と全景を観れるスポットがあって、それでまあじっくり見ることができました。

ほんとは中に入りたかったけど、ちゃんと見れたのでいいかな。

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ハドリアヌスがどんな目的でこの建物を作ったのかはわかっていないそうです。

かなり変わった遺跡だよね。

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素晴らしいですね~

ちなみに、確かこの建物はテルマエ・ロマエでも描かれています。

ヴィーナスの小神殿

中心地から少し小路を下りますと……

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これは、小路の下から門に向かって写真を撮ったもの。

ここにヴィーナスの小神殿があります。

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この隣には、劇場跡があるんですが、骨格が残っているだけで遺跡はありませんでした。

ヴィッラ・アドリアーナ観光の感想

なかなか長くなりまして、正直本当に見ててこの辺ではもうへとへと。

ゆっくり回って、2時間半くらいですかね?
全部済んだのが11時半くらいだったので。

暑くなければもう少しゆっくりしたかもしれないけど。

しかし、遺跡って本当にいくら見てても飽きないですね。

この飽きなさに、私は自分自身びっくりしてしまいました(笑)
これは、遺跡が好きな方には本当におすすめのスポットです。

しかしながら、交通の便の悪さは折り紙付き。

日本でこんな観光地があったら「ここは車でしか行けない場所」として認知してしまうところです。

それでも行く価値はあると思います。

ティヴォリ町へ戻るのだけでも一苦労

ヴィッラ・アドリアーナにある世界遺産はこれ一つではないんですね。

町の中心に行けば、ヴィッラ・デステという有名な世界遺産の庭があります。
大体、ヴィッラ・アドリアーナとセットで観光する風になってます。

しかしながら、この時の私は本当に疲れ切ってしまって、庭とかどうでもいいから帰りたくなっちゃったんですね。

しかし、ヴィッラ・アドリアーナから帰るには、まずティボリの町にバスで行かなきゃならない。バスはヴィッラ・アドリアーナのチケット売り場の前に来るんですが、本数が少ないんです。

40分待って、ようやく来ました。

30分待ってるときには、これはマジでしんどい。と思ってました。
限界だ。と。

しかも中心地に行ってもそこから駅まではかなり距離があるみたいだし、ローマ行きの電車は本数が少ないらしい。
ちょっと心折れそうでしたね(笑)

でもとにかく中心地に行かないことにはどうしようもない。

ということで、シャトルバス(4X )みたいのに乗って中心地へ行ったんですが……
シャトルバスはなぜかドアを開けたまま走ってるし、意味が分からない。

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とりあえず、やっとやっと、中心地に到着しました。

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つづく(2017.6.22)

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