ローマ郊外古代遺跡探訪②【テッラチーナ】ユピテル神殿への苦行の続きです

修行か何かか?というような登山じみた遺跡見学を終え、雨に打たれながらもなんとか次の町「スペルロンガ」へのバスに乗り込みました。

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イタリアで一番美しい町「スペルロンガ」とローマ遺跡

スペルロンガへの行き方

前の記事にも書きましたが、テッラチーナからは直通のバスが、そこそこ高頻度で通ってます。

とはいってもいきなり1時間来ないとかいうこともあるかと思うので、念のためバスの時間は調べておきましょう。

Cotral社のバスのサイト。使いづらいけど、慣れれば非常に使えます!

Cotral

スペルロンガは、「イタリアで一番美しい町」というのにランクインしたことがあるほど美しい町です。

私の見たい遺跡はそこから2キロほどのところにあるんだけど、特に遺跡に興味がない人でも行ってみたい方は多いのではないかな?と思います。

スペルロンガには、これもやっぱり駅はありませんので、最寄りのFondi Sperlonga駅にローマから行って、そこから同じプルマンバスを利用するのが正解。

だけど、調べたわけではないけどこのバスは運航頻度がなかなか低いらしくて、1時間以上とか来なかったりするみたいです。

ちょっと不便だね。

私としてはそこそこ交通の便の良い、テッラチーナと遺跡抱き合わせしちゃえば問題ないと思います(遺跡に興味のない人は知りません 笑)。

もし駅から直接来る場合でも、バスから街の中心っぽいところで降りればいいので、そんなに難しくはないはず。

「美しい」とされる旧市街は非常に小さいので、すぐわかると思います。

スペルロンガにある遺跡・ティベリウスの洞窟へ

ティベリウスの別荘というと、カプリ島にあるのが非常に有名だそうですが、ここもかなり見ごたえのある別荘です。

これも、前回ご紹介した「ローマ古代散歩」という本に載っています。

ではお待たせしました!

これが「イタリアで一番美しい町」です!!

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町から撮ったのでこんな感じになっちゃったんだけど、とにかく白い、美しい町です。

全体像はこんな感じです。

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わあー、一度は行ってみたい町ですよね。

完全にスルーしましたけど。

で、こんな小さな町なんですけど、ちょうどティベリウスの洞窟のあるビーチが見えるようになっていて、ビーチ全体を把握できました。

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うわー、この取り揃えられたリゾート感。

ないわー←

私はリゾートに興味がないので、一気に疲労感が増してしまいました。

ちなみに、その「ティベリウスの洞窟」は、向かいの山?のところにぼっこりと開いた穴の部分がそれです。

で、ここから持ち前の勘の良さで乗り切ったんですけど、ここから洞窟までって一直線で行きやすいように見えるでしょ?

私もそう思ったんだけど、実はビーチに出てしまうと、そこから遺跡に行く通路は限定されちゃうみたいなんですね。

多分、そんなに簡単にどこからでもビーチに入れたり出れたりするわけでもないみたい?よくわからないけど。

で、もともとは大きな車道が海岸沿いにあって、そこを歩こうと思ってたんですけど、その道っていうのが歩道がなくって、歩くのはものすごく危険なんです。

で、私はまあ適当に町の上から下って、何とかなるだろうと思って適当に歩道を見つけて向かったんですけど、一応その歩道は町から遺跡への正式な道順だと分かったので、張っておきますね。

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もともと歩こうと思っていた道が、「フラッカ通り」ってやつです。

この道は自動車専用で、ちょっとだけ歩いたんだけど非常に危険。歩くのは現実的はないです(遠回りだし)。

赤く線を描いたところにある歩道は歩きやすいよ。

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画像ではややわかりづらいんですが赤い道です。
歩きやすいんだけどねえ……虫が多いんだよ。

私が適当に歩いたのが、青い線で、街から階段で一気に降りてみた。

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結構急で、きついです。

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振り返ると、こんなに美しい景色。

きれいだね~

さて、こんな標識が出てきた。

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今でこそ私は確信をもって「こうやって行きます!」とかで説明してますけど、言ってる当初は適当に歩いてるんで、こういう看板が出てきた時の安堵感って言ったらないわけよ。

ともかく、到着!!

スペルロンガ「ティベリウスの洞窟」をついに見学!!

かなり疲れていて、エントランスの写真を撮るのを忘れました。

チケットを買うと、小さな博物館から見学。

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この彫刻は、ホメロスの「オデュッセイア」の一場面で、これが洞窟の中に飾られていたそうです。

ほほーう!

って、まだ皆さんにはどんな洞窟かお見せしてないもんねー!

想像できないもんねー(笑)!

さて、この博物館から出て、海のほうに行くと、こんな遺跡が現れます。

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これは全然おまけみたいなもので、洞窟は別なんですけど立派な遺跡ですね。

でもこれが何なのかは不明。参考文献もなく、一応看板は建ってたけど英語を頑張って読むほど興味はなかった。

小さな部屋がたくさん並んでたので、客室とかなのかなー?と思ったり。

さて、これが、ティベリウスの洞窟です!!

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やばいです。しょ。

先ほどの彫刻は、この真ん中に据え置かれていたそうです。

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ホントキレイですね。

振り向けば「一番美しい町」があって

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なんて贅沢なのであるかああー!!!

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本当に美しいです。

しかし、あれだな、この空間を見て、なんか足りない……と思いませんか??

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なんだろう……

何かが欲しい。

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あ。

 

 

 

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いやあ、このタイミングでまさかこの私が、自分の心に根付いた「日本人」に気づくことになるとは思わなんだ!笑

そうそう、こういう空間にがないのはなんかむしろめっちゃ不自然な感じがしました。

なんだかんだ言っても日本人ですなあ~(笑)

ここに祠がないのが何となく日本人として不自然ではある、というのはなんかこういうところには神様が宿ってそうだからかもしれないけど、実は古代ローマっていうのは基本的に多神教だったんですね。

後からキリスト教が国教にはなるんですけど。

だからやっぱり、こういうところに神がかった何かを感じていたとしても全然おかしくはないわけで。

ちなみに、この洞窟にティベリウスがいるときに、岩盤が崩れて近衛長官のセイヤヌスがこれ見よがしに助けたってことがあったらしくて、その時の様子を記録されたものが別の著者から2編も残っているそうです。

有名な話らしいけど、私は知りませんでした。(そもそも詳しくはないんです)

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洞窟の中から見えるスペルロンガの町

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この、ちょうど水に沈んでいるところにロマンを感じる。

あと、この、

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水を通すためにやってるこういうの、生活感があって大好きです。←オタク

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さて、十分に洞窟も楽しんだところで、そろそろ帰りましょう。

来たからには、帰らなきゃいけないんですね。

これは、割かし大変な旅をしたことのない人にはどうせわからない感覚だと思いますけど(←感じ悪い)、「来た」からには「帰らなきゃ」いけないんです。

帰りたくないんじゃないです。

めっちゃ帰るのがきついって話です。

まずはスペルロンガの町までトボトボ歩き。

スペルロンガからローマへの帰り道

まあ、例によってスペルロンガから最寄り駅までのバスがやたらに少ないということを聞いてたんで、この時の私はいったんテッラチーナまで戻って、そこからバスで駅まで行く。

要するに、来た道を帰ろうと思ってたのね。

だけど、実はちょっと乗る場所が分からなかった。
時間は調べてきてまだ大丈夫そうだったんで、インフォメーションがあれば聞いてみようと。

しかし、インフォメーションが全然見つからず……

適当に歩いて、バスを降りた場所に行ったんだけど、そこにテッラチーナ行きのバスはいなかったんだけど、明らかに駅に行きそうなバスが止まってたんですね!

で、運転手さんに「駅に行くバス?」と聞いたら「Si!」とのことで。

どの駅かは全然わからないんだけど、とにかく駅に着くんだったらそこから何とかローマに帰れるだろう。と。

「すべての道はローマに通ず」っていうくらいなんだから、きっと大丈夫でしょ。

と思って、そのバスに乗ったら大正解!!

それが例の、スペルロンガの最寄り駅(といってもバスで20分以上乗ったところ)で、ローマまで直通だった!!!

この時、時間は1時くらいです。

実はこれだけの小旅行しておきながら、まだ1時なんですね(笑)
で、スペルロンガとかも全然見てないし、いいのか?ということなんですけど。

とにかくスペルロンガはリゾートで、観光地で、実は人が多いの。
私はさっきも言ったけど、リゾートは苦手です!

あのキラキラしたリア充な感じが苦手なんですねオタクなんで。

で、さっきのティベリウスの洞窟もめっちゃ楽しかったけど、私はたどり着くのにあんなに苦労したのに普通にリゾート客が結構、ついでにって感じで見に来てて、心狭いけどちょっとイラっとしたのも事実。

心狭いなあ……でも事実。←しつこい。

スペルロンガの町もきれいだけどリゾート感がすごくて疲れました。だからほぼ町中はスルーです。

さて、そんな感じでうまくスムーズに駅に着きました。

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ここから電車で1時間半

実は私がテッラチーナに行くのに降りたMonte S.Biagio駅の駅でした。

ちなみにこの日、私は朝にサンドイッチを食べたきり、昼ご飯を食べ損ねていた。
ので売店でポテチを買いました。

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実はこのポテチ、ローマに来てからたまーに食事がわりに食べてるんですけど、無茶苦茶旨いです。

ライムのさっぱり感と、なんかちょっとスパイシーさが相まって、絶品!!

日本ではポテチの食事とかありえなかったけど、イタリアではどっちみちあんまり健康的なものを食べれてないんで~(苦笑)

さて、テルミニ駅に着いたのが3時半

最寄りのトラム停留所に着いたのは4時過ぎですが、お気に入りのカフェでほっと一息カプチーノを頼んだら、こんなお花のサービス★

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疲れが吹っ飛ぶようでした。

テッラチーナとスペルロンガの遺跡巡り感想

さて、かなり苦労して行ってきたテッラチーナとスペルロンガの遺跡ですが、結局どうだったのか?というと。

ほんとに素晴らしかったです!!!

しかし、それと同等に疲れた、というのも事実。

もともと私は、テッラチーナだけに行く予定だったんですね。

直前になって、スペルロンガの存在も知ったわけだけど。
もし、テッラチーナだけだったらちょっと物足りなかったかな、と思います。

なので、逆にスペルロンガだったらそれだけでも、やっぱり遺跡を見るとしては物足りないかな?

テッラチーナとスペルロンガを一緒に見て回って、初めて充実感を得られるというものです。

これから行きたいな~という方は、そんな風に旅程を立てることをおすすめします。

ただ、スペルロンガはその街並みだけでも見ごたえがあるので、楽しめるんじゃないかなーと思います。

私は疲れちゃったけど……

自慢ですが、私は今までに「一番美しい」的なヨーロッパの町を少なからず見てきているので、もうそういう「美しい町」にはあんまり興味がないだけです。

ちなみに、そんな「美しい町」を見てきた私としても、スペルロンガはなかなか素晴らしい景観でしたので、やはりおすすめです。

(ちなみに今のところ第1位はチェコのチェスキー・クルムロフです)

ティベリウスの洞窟には祠を置きたいな、と思いました。

帰る途中から足があり得ないくらいパンパンに張ってしまって、それでもなぜか気合を入れて夕食を作ってしまったら、もう全くそのあとは動けなくなってしまった。

で、翌日から筋肉痛がひどいんですね。

ティボリのほうがよりきつかった気がするんだけど、筋肉痛にはならなかったのに、今回は臀部からの筋肉痛がやばい。

なぜか、脛とかも筋肉痛でいたいです。

「山を登る」って、普段と全く違う筋肉を使うんだなーっと思いました。

(2017.6.28)

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