ローマの街を歩いていると、意識をしていなくても多くの古代遺跡に遭遇します!
いつもは素通りしてしまうような古代遺跡に着目してめぐってみました!

ローマの古代遺跡の破片

マッジョーレ門

クラウディウス帝が西暦52年に作らせた。トラバーチンというアーチの門。
古代ローマ時代にはプラエネスティーナ門と呼ばれていたそうです。

もともとは、「自然を制覇して水道を建造した」皇帝の勝利を記念した凱旋門として、真っ白なトラバーチン(大理石の一種)で作られた門だったんだけど、3世紀にアウレリアヌス城壁(今のローマを一部囲んでいる城壁です)を築いたときに組み込まれて現在の形になったそうです。

非常に大きくて美しい門です。
それからこのあたりには、多くのトラムの路線が集中しているので、ここにいるといろいろ路線のトラムを見ることができます(トラムは路線によって車両が違います)

一度も乗る機会がなかったトラム。なんかかわいい。

マッジョーレ門の周りにはそれほど見どころがないので、たぶんトラムで通り過ぎるだけか、もしくはローマから郊外へFL線などに乗って行く際に通りがかるので、見たことがある方は多いかもしれません。

 

 

ミネルウァ・メディカ神殿

こちらも鉄道路線のすぐ横にあるのでご存知の方も多いと思います。

今もミネルウァ・メディカ神殿と呼ばれている建物ですが、これは実は間違い。実際に「ミネルウァ・メディカ神殿」という建物はあったらしいんだけど、これではないそうです。

ただ、古代の時代からそうやって呼ばれていたから今も変わってないらしいです。
実際は、4世紀に建てられたニンファエウム(精霊ニンフを祀る神殿)だったそう。

今は中には入れなくなっています。
テルミニ駅から路線をたどってすぐのところにあります。写真の左奥に、実はテルミニ駅が映っています。

来ることは非常に簡単なんですが、歩いてみてこの通りは治安が非常に悪そうだったので、夜は寄り付ないほうがいいです。

 

 

ネロの水道橋

こちらはクラウディア水道の支脈であるネロの水道橋。

クラウディア水道橋っていうのは、69キロにも渡った非常に長い水道橋で、遠くの水源からローマに水を送っていた重要な水道です。

※参考記事
【大迫力!】古代ローマ水道橋公園探訪レポ&行き方

先ほどのマッジョーレ門から水がわけられて、この水道を通ってローマ市内に水が送られたそうです。

マッジョーレ門からすぐ近くなので観るのは簡単です。

 

 

アウレリアヌス城壁

今でもローマを訪れると必ず目にする城壁です。
全長は19キロらしくていろんなところで観ることができるので、ここで見ろっていうことでもないんですが、今回はラテラーノ聖堂のすぐ近くで見られるポイントをご紹介します。

古代ローマの城壁は実は二つあって、もともと3世紀まではセルウィウスの城壁というのがローマを囲っていました。

 

赤く引かれた線がセルウィウスの城壁です。
もともと作られたのは紀元前4世紀とか言われているのでめちゃくちゃ古いです。

セルウィウスの城壁もところどころ残っていますが、一番大きいのはテルミニ駅の敷地のすぐ横にあるやつ(テルミニ駅構内の地下にも一部あります)。

みればわかることだけど、この城壁は小さくて城壁外にも市街地が広がったわけです。
そこで、アウレリアヌスがぐるっと囲む形で現在の城壁を築いたのだそう。
それが、周りの黒い線です。

 

 

マリウスの戦利品(ニンファエウム・アレクサンドリ)

ヴィットリオ・エマヌエーレ2世広場にある、大きな遺跡です。
こういう遺跡って突然現れるんだけど、実際これが何なのかよくわからないですよね。

これは、古代ローマ時代の分水施設だったそうです。
つまり、ここに水が流れてきて多くの支脈に水が振り分けられ、ローマ市内に送られた、ということですね。

なんでこれが「マリウスの戦利品」って呼ばれているかというと、かつてこの場所には2体のマリウス(古代ローマの軍人)の勝利像が置かれていたかららしいです。

ルネッサンス時代にその像はカンピドーリオ広場に移設されていますが。

 

 

マエケナスの講堂

パッと見、ちょっと古いけど普通の家に見えるこの建物が、先ほどのヴィットリオ・エマヌエーレ2世広場のすぐそばにあります。
これがまさか紀元前30年に建てられたなんてことは夢にも思うまい。

とはいえ、この屋根は後で作られたもので、もともとはもっと高い建築物だったそうです。

マエケナスっていうのは初代皇帝アウグストゥスの腹心だった人物で、ここは彼のヴィラの一部だったそうです。
写真で見る限り中が面白そうだったんだけど、入れなかったな。

 

 

ピラミデとサン・パオロ門

こちらは少しテルミニ駅から離れた場所にある遺跡です。

古代ローマはエジプトが大好きでした。
ブームが始まったのは、紀元前31年にエジプトを征服してからです(クレオパトラの時代)。

ローマ市街のいろんなところで見られるオベリスクも、エジプトから持ち帰ったものだそうで。
このピラミデは、その時代の有力者であったガイウス・ケティウスのお墓です。

現在はこのように大変白くて美しいピラミデですが、実は最近までは汚れて真っ黒だったそうなんですね。

 

地球の歩き方サイトより

八木通商株式会社(本社大阪)の代表取締役 八木氏は、2010年にローマを訪れた際、このピラミッドに惚れ込み、100万ユーロ(約1億円)の寄付により修復作業の支援をすることを決意しました。

ということです!
こんな真っ黒なピラミデだったとは!驚きました!!

 

こちらは地下鉄B線のピラミデ駅からすぐです。
このあたりの見どころとしては、テスタッチョ市場という市場があって超おすすめなサンドイッチ屋さんがあるので、一度足を運んでみてください!

 

 

カラカラ浴場の浴槽の噴水

ローマの中心地に近い場所にある、ファルネーゼ広場にはカラカラ浴場で使われていた浴槽が移設されて噴水になっています。

それを聞いて楽しみに立ち寄ったのですが、一目見て想像以上のお風呂感に正直笑ってしまいました。

どう見ても風呂場でしかないwwww

いつの時代も浴槽を作ろうと思ったらこういうデザインになってしまうのだろうか。
しかし、デザインは確かに現代の風呂にそっくりですが自転車の大きさと比べていただくと分かると思うんだけどめちゃくちゃ大きいです。大きいのはともかくすんごく深いので、この浴槽にお湯をたっぷり入れたらおぼれてしまいそう。

ご存知のようにカラカラ浴場っていうのも、どんだけでかいんだっていうくらいでかいので、浴槽を考えても実は古代ローマ人は3メートル級くらいの巨人だったんじゃないか説があります(私の中で)。リヴァイもびっくりです。

 

 

ローマの街に散らばる古代遺跡たちのまとめ

以上がローマの街に散らばる遺跡たちでした。
もちろん、ローマの遺跡はこれだけではありません。もっともっと大量にあります。

正直、全部をここで紹介するのは無理です。
わざわざそれぞれの遺跡を見に行くっていうことは必要ないかと思いますが、「あそこにあったアレはなんなんだろ~?」と思った方の助けになればなーと思います。

ちなみに、ローマにある古代遺跡のガイドとしては以下を参照しました。

 

こちらは非常に詳しくてすごくおすすめ。
ガイドブックに載っていない情報だらけです。

ただ、ガイドブックやネット上の情報と照らし合わせると内容が食い違っていることが多々あったので、確認が必要です。

ご参考にしてください!

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