4つの博物館からなるローマ国立博物館

の四館ですが、非常に重要な博物館なのに四館がたったの7ユーロで観れちゃうという、めちゃくちゃお得な博物館です。
行かずにおくべきか!

全部行ってきたので完全解説します。

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ローマ国立博物館見学みどころ

ローマの中心地に4つあるローマ国立博物館

  • マッシモ宮
  • ディオクレティアヌス浴場跡
  • アルテンプス宮
  • クリプタ・バルビ

正直言ってこれだけのボリュームで、全部で7ユーロっていうのはどうなってるの?というほど破格です。

ただ、逆に言えばボリュームがありすぎて短期滞在だと行ききれなかったりするかも?

それはともかくとして、とりあえず全部行ってきたので解説してみよ~

マッシモ宮

マッシモ宮はローマ国立博物館の中でも、私自身は最も重要かなと思う博物館です。
モザイクやフレスコ画が非常に多くて美しいです。

しかもこの博物館は、テルミニ駅の本当にすぐそばなので簡単に行けちゃいますしね。

マッシモ宮1階のみどころ

ラビカーナ通りのアウグストゥス帝

ラビカーナ通りのアウグストゥス帝

この像が美術史的にどれくらい重要なものだかはよくわからないんだけど、とりあえず「アウグストゥス帝」っていうとこの像か、バティカン博物館にある右手を挙げている像というイメージがあります。

バティカンにある像のほうが有名かな?

調べてもらえばわかるけど、そっちのほうはアウグストゥス帝が鎧を着ていていかにも強そうな感じがするんだけど、マッシモ宮のほうは服を着ていて穏やかで、ちょっと中性的な感じがして私は好きです。
イケメンです。

しかも背景が赤っていうのにも非常にセンスを感じますなあ。
今はもういない歴史上の超有名人なので、私はこの像を見た時にまるでアウグストゥス帝本人を見たような、「これが本物か」感があってうれしかったです。

ボクサー

ボクサー

この像を見るのを私はものすごく楽しみにしていました。

実は(というか何度も言っていますが)私は彫刻っていうもの自体は基本的によくわからないんですが、この作品は「絶対にすごいに違いない……!」と思ってたわけです。

ボクサー

紀元前一世紀とは思えない写実性。

ボクサー

まあ、ギリシャ彫刻は写実性が高いので、この時代とは思えないというのは語弊があるかもしれないんだけど、とにかくこの疲れ切った感じといい、ポーズの美しさといい存在感が最高です。

よく見ると、顔や耳に傷があって、そこから血が流れている描写があります。

乳首から毛まで生えているという細かさ。

ボクサーの乳首

ボクサーの乳首

拳闘士なんですが、円形競技場で死ぬまで戦わせられる人だったのか、目や背中から浮き出た憂いがなんとも言えず、かわいそう感がすごい。

マッシモ宮2階のみどころ

イタリア式1階の見どころです。
この階にも、彫刻が多くありました。

マッシモ宮の彫刻

大量の彫刻です。

これだけあるとどれが有名だかわからなくなってくるし、飽きてくる私。
私は彫刻はやや苦手であります。

奥にみえるのは、「円盤投げ」

円盤投げ

これはめちゃくちゃ有名なやつだけど、本物なんかなーと思ったら、かなり精工に作られたコピーらしいです。本物はどこにあるんだろう。→ミュンヘンだった。

でもこれも2世紀頃に作られたんだからすごく古いですよね。

眠れるヘルメス・アフロディーテ

眠れるヘルメス・アフロディーテ

まるでこの場で眠っているかのような美しい女神像。

マッシモ宮の彫刻

この手前の逆立ちしている像なんか、どうしてこんな体勢になってしまったのか。

マッシモ宮3階のみどころ

この階には非常に重要なモザイクやフレスコ画があります。

特に重要なのは、アウグストゥス帝と妃リヴィアの家から発見された壁画。
これはすごい。

アウグストゥス帝と妃リヴィアの家の壁画

リヴィアの家の壁画

地下に作られた避暑用の部屋だったそうです。
避暑だからって外の風景を描くという感覚は、今の感覚とそう変わらない感じがするよね。

しかも、この美しさ。

リヴィアの家の壁画

なんともすばらしいとしか言いようが。

リヴィアの家の壁画

モザイク画

この階には非常にたくさんの美しいモザイク画もあります。
モザイク大好きなNITARIとしてはうれしいかぎり。

マッシモ宮のモザイク

絨毯のように装飾されたモザイクの数々。すんばらしーい!

マッシモ宮のモザイク

非常に細かくて、絵画のように見えますがモザイク画です。

動物のモザイク

私の好きな動物のモチーフ!

そして、たくさんのフレスコ画もこの階に展示されています。

ファルネジーナ荘の壁画

ファルネジーナ荘の壁画

ファルネジーナ荘の壁画です。
ファルネジーナ荘っていうのは、アグリッパ帝が妻のために建てたヴィッラだったみたいです。

こんな風に、当時使われていた様子を小部屋に区切って再現してくれていて、それがいくつも並んでいるんですね。すごくきれいです。

ファルネジーナ荘の壁画

このフレスコ画すごくきれいでした。

赤くゴージャスに描かれているのがいい(赤い壁はすごくたくさんありました)。
小窓に書かれた人物がも面白いよね。

しかし、この博物館では係員の方がめっちゃ楽しそうにおしゃべりをしていました。
まあ欧州の美術館では別にそういうの控える基準はないので、どこへ行ってもうるさいことは全然珍しくはないのだ。

でもうるさい。

特にモザイクの3階は、おじいちゃんとおばちゃんが夢中で話をしながら回遊していて、さすがに気になったわけですよ!
欧州の美術館は係員がスマホとかしてるアバウトさは、日本のクソ真面目に立ち上がって監視しているのよりいいけど、おしゃべりはうるさい!!

さて、以上がマッシモ宮でした。

ここからほんの五分のところにあるのが二つ目の国立博物館、ディオクレティアヌス浴場跡です。

ディオクレティアヌス浴場跡

ディオクレティアヌス浴場跡

テルミニ駅正面にある大きな遺跡が改装されて博物館になっています。

浴場は外枠だけ残っているんだけどかなり巨大。
なんと、カラカラ浴場よりも一回り大きかったらしい!
浴槽は数千、同時に3000人が収容できたらしいから、完全にイカれているといってもいいであろう。

中は博物館になっています。

ミケランジェロの回廊

一番目立つのはミケランジェロの回廊といわれているこの巨大な回廊。
設計したのは別段ミケランジェロではない。

ミケランジェロの回廊

この回廊にたくさんの石碑が並んでいてとにかくでかい。

石碑とかいちいちひとつづつ見ていたら、時間がいくらあっても足りません

実は私はこの4つの国立博物館を2日に渡って見学した、最後にここへ来たんですけど、4つともとにかく石碑や石膏像が多すぎて完全に飽ききった状態でここへ来たので、あんまりやる気がなかったんで写真少なくてすいません。

美しい回廊だけど疲労には勝てない。

回廊の二階もいろいろ展示されていました。

で、ガイドブックによると浴場跡は壁面だけっていう感じだったので全然期待してなかったんだけど、思ったよりは遺跡も残っていて面白かったよ。

ディオクレティアヌス浴場跡

内側です。

本当に巨大。

ディオクレティアヌス浴場跡

そして画像に写すのが難しかったんだけど、この下の部分はいかにも風呂っぽい感じで面白いんですよ。
さらに、当時敷かれていたんだろうなというモザイクも。

ディオクレティアヌス浴場跡のモザイク

きれいです!
浴場跡の巨大さが分かります。

中も少し残っていました。

ディオクレティアヌス浴場跡

HUGE!!!!

遺跡部分が非常に面白かったです。
もう完全に疲れ切っちゃったけどね。

アルテンプス宮

アルテンプス宮

アルテンプス宮はローマ国立博物館で、ナヴォーナ広場のすぐ裏に位置しているので立地は非常にいいです。
もともとは16世紀にアルテンプスさんという枢機卿が持っていた館が博物館になっている。
古代彫刻のコレクションが非常に多いです。

中に入るとまずは中庭があって。

アルテンプス宮中庭美しい中庭です。
中は彫刻に次ぐ彫刻の数々。

アルテンプス宮の彫刻

とにかく大量の彫刻がある。

これが、かの有名な「ルドヴィシの玉座」です。

ルドヴィシの玉座

まあ、「かの有名な」とか言っていますけど、よく知りませんでした。
乙女が海から引き上げられている図だそうです。

どうしてこれがそれほど有名な彫刻なのでしょうか。
調べてみたらこの彫刻は紀元前5世紀に彫られたオリジナルの彫刻だそうです。

紀元前5世紀っていうのはすごいですね。それでこのクオリティだもの。

水浴するアフロディーテ。

水浴するアフロディーテ自害するガリア人

自害するガリア人

これはかなり広い部屋に置かれていてめちゃくちゃ印象的でした。
構図がとにかくドラマチックでウケました(←笑うとこではないがw)

妻を殺して自害している像ということで、妻の死にっぷりもものすごいなと思うわけですが、男がよく見ると自分の鎖骨のあたりをぶっさしている。
まあ「自害するガリア人」なんで自害している様子なのだけど、とにかくものすごく権幕ですよね。

カピトリーニ博物館の「瀕死のガリア人」と対になっているそうです。新館にあったやつかな。

別の角度から見てもまたすごい。

自害するガリア人

部屋が美しいのですが、なんか二つだけ鑑賞用の椅子みたいなのがおいてありますね。

アルテンプス宮の回廊こんな美しい天井画の回廊。
オープン間もなく入ったので、ガラガラでした。

以上がアルテンプス宮の主な見どころです。
とにかく彫刻が多かったですね。

見どころは主に3階に集約されていました。

クリプタ・バルビ

クリプタ・バルビ

クリプタ・バルビはローマ国立博物館の中では最も小さくてマイナーかもしれません。

場所は、トッレ・アルジェンティーナのすぐそばです。
ヴェネツィア広場からも近いので、見学しやすいかと。

しかし、エントランスがものすごい地味なので、ここであってるのか不安になった。
上の写真の一番右のガラスドアです。

クリプタ・バルビの中しかし中は非常に明るくてキレイでかっこいいんです。
この博物館は、古代ローマ遺跡に建てられたものです。

敷地はそれほど広くないんだけど、地下遺跡の見学もできて面白い。

クリプタ・バルビの中

多分、こんな感じでアーチがあったよというような表現だと思うんだけど面白いですね。

このオブジェの建てられている階は地下で、そこまで降りることもできます。

クリプタ・バルビの地下

地下の一角です。

地球の歩き方2016によると、地下遺構見学はガイド付きという風に書かれていますが、私が行ったときには自由に見ることができました。

地上2階(イタリア式3階かな)まで確かあったと思うけど、地下遺構が一番面白かったです。

クリプタ・バルビの三階

陶器とかガラスの器やいろいろな道具をはじめ、宝石やら碑文やら、とにかく大量の出土品の数々でした。

いちいち説明を読んでいたら日が暮れますね!

ローマ国立博物館見学みどころまとめ

ローマ遺跡が好きな人なら、地下遺構はなかなか見ごたえがあるのでおすすめです。
出土品はとにかくローマ国立博物館全部が大量すぎて途中で私は飽きた←はっきりw

ブログではアルテンプス宮とクリプタ・バルビの紹介を後半にしたけど、実際はこちらのほうを先に見ておりまして、元気楽しく見れたんだけど、翌日のマッシモ宮&ディオクレティアヌス浴場跡ではもうかなり疲れてしまいました。

4館合わせるとほんとに猛烈に広いです。ガチです!w

石膏像と石碑はもうおなか一杯である。
しかしどちらも非常に面白いものが残っているのでおすすめ!

もし全てを訪れる時間がないようだったら、私はマッシモ宮をお勧めします。
リヴィアのフレスコ画が超絶美しかったし、モザイクも彫刻もすごく面白かったので。

遺跡が好きだったら、ディオクレティアヌス浴場跡とクリプタ・バルビ。
特にディオクレティアヌス浴場跡はすごい迫力だった。

彫刻が好きならアルテンプス宮かな。
チケットは3日間有効なので、ゆっくり見ることができるし、とにかく安いんでとりあえず駅前のマッシモ宮とディオクレティアヌス浴場跡だけでも行かれることをお勧めします!

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