ローマは大都市だが、欧州のほかの都市と比べてメトロ(地下鉄)が非常に少ない。なので基本的には、バスが重要な足になるのだが、これがまたものすごい使いから覚悟してよね、という話。

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ローマの市バス事情がある程度悪質と言わざるを得ない件

乗ったが最後、降りれない。ローマの市バスの乗り方

今年のの渡航で3度目になるローマ滞在だったが、実はバスにしっかり乗ったのは今回が初めて出会った。それはつまり、ローマ市バスの異常な乗りづらさ(というか降りづらさ)に今回初めて気づいた、という事になる。

まず、下のような看板がローマにはいたるところにある。これが立ってるところがバス停だ。

 

ドーム型の黄色い、一番目立つボードに書いてあるのが「停留所名」

この場合は、「GUIDUBALDO DEL MONTE」が停留所名である。
で、その下に番号がたくさん書いてあって、縦にたくさん名詞が並んでるが、これが「何番はどこの停留所に行くよ」という案内。

だから行きたい停留所さえ分かっていれば、その名前が書いてある番号のバスを待てばいいという事である。

ちなみに、大きな停留所とかになると、こんな電光掲示板がある。

 

 

「85番はあと10分で来るよ」みたいなことが書かれているわけだ。
時間にルーズなイタリアにしては、これは結構わかりやすいし割と表示に正確だったように記憶している。どうやって掲示板に知らせているかは謎だ。

いずれにしても、そこまでは非常に簡単だ。というか、常識的に我々の考えるバスというのは本来こんなもんだ。切符もメトロの元の併用できるので、そこらへんのタバッキか地下鉄の券売機で購入すれば問題はない。

問題は、降りる場所である。

そもそも、ローマ市バスの中には電光掲示板的なものもなければ、運転手のアナウンスもない。各々が自分の判断で停留所を見極めなきゃいけないというわけである。

日本なら社内に電光掲示板が出るし、アナウンスが親切に流れるのでそれほど問題はない。他の国のバスにも乗ったことがあるが、降りる場所の表示が全くない乗り物は私はあまり知らなかった。

だから結局は、降りるバス停の看板を見て確認するしかないわけだ。

しかしである。日本のように、停留所の看板の前に止まってくれるとは限らないのが問題なのだ。ちょっと通り過ぎてから止まる場合も多い。

つまり、車内からバス停の看板を確認できるとは限らないという事である。大体この辺に座れば看板が見れる、というポイントは非常に少ないので、旅行者はもちろん、現地の人らしき場合でも結構一生懸命看板を確認する必要があるわけだ。

しかし途中で私は気づいた。
一番前に乗っていれば、正面からその看板が確認できるはずだ、と。

という事で私は、旨く前方に立って正面を凝視していたのである。

しかし、ローマは常に私の一歩先を行く。

 

 

全く見えないのである。

これは一体どうしたことか。正面から見てもこれでは全く確認不能。
第一これでは、バス停に待っている人だってバスに気づかないのではないか?(ローマはバスに合図を送らないと止まってくれない)

しかしよく見てほしい。小さな→を書いたところに、大きく車道に食い込んだ形で立っている人影。彼女はこのバスを待っていた。これほどまでに車道の真ん中に立たないと気づかれない。これは非常に危険なのではないか。

そもそも通常、これほどまでに花が咲き乱れる必要があるのか?というくらい、このあたりの通りは一心不乱に咲き乱れていた。

笑いごとのようだが、慣れない私は降りる場所を求めてかなり必死になっていた。結局のところ私が初めて降りる予定だったアパートそばの停留所は視界が良好だったので、問題はあまりなかったのだが。

ローマでバスに乗る場合は注意が必要な件

ということで、バスに乗るのは一筋縄ではいかないよ、という話。

まあ、今回はローカルバス停行きだったから分かりづらかったというのはある。
短期の旅行者だとテルミニ駅行きとかも多いので、そうすると話は全然別で、まあ割とわかりやすかったり、いろんな人が使うので安心といえば安心。

ローマはそれなりに広い都市だが、いろんな都市に行ったことのある私が比べても最も交通の便が発達していない一つである。

まず、本当にメトロが少ない。

でもこれには理由があって、メトロを掘ろうとすると古代ローマの遺跡が出てきちゃうらしいのである。だから闇雲に掘れないという事なのだ。

だからバスは非常に量が多く、慣れてしまえばかなり利用は簡単だし楽だ。観光名所ばっかりつながってる路線もあるので、結構使える。ただ、まあ降りる場所はやっぱりかなりわかりづらい事が多い。

バスが使えない場合の移動方法は、ほぼ徒歩

地図で見るよりも案外ローマは広くない。なので、たぶん初めのうちは歩いてしまう人も多いと思う。

ここで、私が「とりあえず歩いてみよう」とやってしまった失敗例をご紹介したい。

失敗例!「とりあえず歩く」が案外危険なローマ

まず、こちらをご覧頂きたい。

ローマのマップに、見どころを適当に書いてみた。

はじめの予定としては「最寄り駅」ってなってるフラミニオ駅からメトロで直接中央駅のテルミニ駅に行こうと思ったのである。そして、バスで帰ってきてみよう、と。

しかし、いざトラムで最寄り駅のフラミニオ駅に着いたら、そこはもう完全なる見どころの一端だったのだ。

こーんな門構えで市内へ手をこまねいていたので……

なんとなく歩いてみたくなった私は、ここからメトロに乗らずに歩いて市内に入り込んでしまった。

「ポポロ広場」である

 

トム・ハンクス主演の「天使と悪魔」という映画で重要な場所になっていたロケ地だ。まあ映画は別に面白くなかったけども。

で、ここまで来たら折角だったら市内にもう少し入って行って、大好きな遺跡を見たいと思ってしまったのが間違いだった。実はポポロ広場から街の中心地に繋がるバスはほぼない(本数の少ない便ならあるようだが)という事で、歩いて中心地に行ってしまったのである。

その、「見たかった遺跡」というのがこの世界遺産、パンテオンだ。

すばらしく美しい。

で、せっかくここまで来たのだから、もう一つの好きな観光地へ行こうと歩き出した。今ならここからその観光地までのバスにも自在に乗れるのだが、この時はまだ慣れていなかったのでそのまま歩いてしまった。

ローマ市内、歩いて歩けないこともないのが問題だ。

たどり着いたのがフォーリ・インペリアーリである。

ここからまた中央駅のほうに歩いて、世界遺産のサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂の裏のスーパーに寄って買い物。そこからテルミニ駅へ行って、バスで帰宅したというわけだ。

試しのつもりが、帰宅したのが出発して二時間半後

で、何が大変だったといえば、私はそもそもあんまり歩かない予定でこの散歩に出てしまったということである。バレエシューズで、とてもではないが石畳を何時間も歩けるような靴ではない。そもそも日本のアスファルトでもそれほど長くは歩けないというわけである。

だから途中で足が本当に痛くなってしまって大変だった。

この日歩いたルートは以下の通り。

後から考えれば本当にバカだった。(バス乗りこなせるようになった今や、一駅も歩きたくなくなっている)

乗りこなすには慣れが必要だが、便利である。

以上が「ローマの交通事情の悪質さ」である。
(あと、無計画に歩き回った自分の愚かさについても)

しかし日本だって東京の電車の乗り継ぎの分かりづらさは異常なのではないかと思う。そんな日本人には何も言われたくないよ、と言われてしまうかもしれない。

しかし後から知ったことだが、ローマは市内バスよりもさらに近郊バスのほうが下りる場所が分かりづらい。その話はまた後程。

(2017.6.8)

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