「ペストゥム遺跡(またはパエストゥム遺跡)」は、ナポリから電車で少し離れた郊外にある古代ギリシャの遺跡です。

世界遺産にも登録されている遺跡へ行ってきました。

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古代ギリシャ遺跡【ペストゥム】

ナポリからペストゥムへの電車の本数が少ない件

世界遺産のペストゥムはナポリから電車で1時間半くらいのところに位置しています。
駅から遺跡は近いんだけど、本数が非常に限られているんですね。

前回の記事ナポリ郊外の見事な都市遺跡【エルコラーノ遺跡探訪】にも書いたように、若干遺跡疲れを起こしていました。

で、私がこの日、どうしてペストゥムに行くべきか悩んだかといえば、実は一番の理由が電車の本数の少なさだったわけです。

本数が少ないので、ナポリを9時頃に出てペストゥムに着くのが10時半くらい。

で、帰りは否応なしに14時発の電車しかないわけです。
その間、3時間半くらいですよね。

事前の調べでいえば、そんなに長い間そこにいられるものか?と思ったわけです。

ポンペイですら2時間半で帰ってきてしまった私です。
ましてや、この遺跡は敷地も大きくないし、みどころは2つの巨大神殿だけで、あとはほとんど骨格しか残ってないみたいなんですね。

こんな感じです。

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このほかに大きな神殿はありますが、それだけです。

そのうえ、ペストゥムには遺跡以外ほとんど何もないらしい。
レストランは少々あるとしても、町がなくて、完全に遺跡都市。

これはちょっと不安だぞ。ということだったわけ。

涼しい季節ならいざ知らず、私の予想ではたぶん1時間くらいで見終わってしまうんじゃないか……という。

最悪、30分くらいで見終わったらどうしよう、という。

しかし実際は完全なる杞憂で終わりました。

世界遺産・ペストゥム遺跡へ

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車内から見たヴェスヴィオス火山
ナポリからの車内はかなりの混雑でした。

ナポリからはそこそこ空いてたんだけど、海岸に近いところを走るのでどんどん旅行者であふれてきた。正直うんざり。

まあ、日曜なので仕方がない。

ペストゥム駅にやっと到着。

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表記は古代ギリシャ文字なんじゃないかな。
日曜だけあって、多少の人がおりていました。

目の前の道を直進しますと、すぐに外壁の門があります。

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この城壁が敷地をぐるりと囲っています。

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古代ローマの遺跡とは材質とか石の組み方が違うんですね。

すごく新鮮です。

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門を入ってもすぐに遺跡があるわけじゃないんですね。
大体15分くらい直進します。

横を見ると、何もないんですね、本当に(笑)

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気持ちのいい空間ではあります。

さて、突き当りにはもう遺跡です。
入場券を買おうとチケットオフィスに行ったら、なぜかこの日は無料だったんですね。

前にオスティアに行ったときも無料だったけど、それは第1日曜日だったからで、この日はどうして無料だったのかいまだに謎ですね。

ローマもナポリも、大体無料になるとしたら第1日曜日って感じがするんだけど。
とにかく、無料でラッキーでした。

古代ギリシャ遺跡【ペストゥム】見学

さて、入場するともう、というか入場する前から見えている、それが、私の最も見たいものでした。

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これがペストゥムの巨大神殿です。

とにかくこれが見たかったんです。

写真では何度も観てたんだけど、実際に見てみるとその大きさといい存在感といい、なんとも異様な感じがしました。

特に、周りに何もないものだから、とにかく突如として視界に現れるわけですよね。

例えるなら、何かしらの巨大な生物のような感じがしました。
命の宿らない石の塊って感じではないんですね。

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この場で急に二つの神殿が膨らんできたような感じっていうんですかね、そういう圧迫感なんです。

とにかく圧巻というしかない。

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紀元前5世紀にできた神殿とは本当に思えない。

私はギリシャ建築とローマ建築の違いとかよくわからないんだけど、パンテオンなどと比べると柱がすごく太くて多いんですね。

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で、このが、パンテオンはほとんどまっすぐなのに対して、この神殿の柱は下に行くにつれてちょっと太くなってますよね。

このほうが断然安定しますからね。

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この神殿、というかギリシャ建築自体は古代ローマの建築より古いので、当たり前ですが技術も劣っています。

ていうか古代ローマのほうはギリシャ建築とかエトルリア建築とかの様式をうまく取り入れて、まあ要はパクッて優れたものを作ったりできたわけですよね。

で、パンテオンなんかで観られるように細くてまっすぐでも頑丈な柱を作る技術があったってことなんだと思います。

コンクリートの技術とかもあったので。

言い方はものすごく変なんだけど、だからペストゥムの遺跡は何となく、柔らかそうな感じがしますよね(笑)

柔らかいって言っても、お豆腐的な柔らかさじゃなくて、例えるなら純度の高い金のような感じです。

18金、24金と、純度が上がるほどに金は柔らかくなります。

ペストゥムを金で例えるとか意味不明だなと思うんだけど、パンテオンがプラチナだったらペストゥムは純金、みたいな。

まあちょっと生き物みたいッていう感じも例えると、王蟲的な印象ですかね。

とにかく今までに見たことのないほど面白いってことです。

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これはバジリカの中を撮ったもの。

よく見ると、柱は直線に裾野が広がってるのじゃなくて、やんわりと丸みを帯びてカーブしているように見えますね。

膨らんでる感じで、きれいですね~

そしてこの中央にある円盤みたいなやつはなんだろう??

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完全に正体不明だった。
面白すぎる。

さて、私が懸念した「見どころが少ないんじゃないか」ということですけど、要するにこの神殿以外はほぼ平地に見えたんですね。

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これもしかして1時間かからずに見終わるんじゃね??
と思うのも無理ないでしょ。

でも実際はよくよく見てみると見どころが満載で、他の部分もかなーり面白かったわけです!

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これは一体なんだろう??

プール的なやつかな?

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水とかがここから流されてそう。

面白い装置ですね。

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モザイクみたいなやつ。

古代ローマのとはずいぶん違う模様だよね。

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これもまた謎なものが出てきました。

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この部分は一体なんぞや??

ちなみに、ガイドブックには詳しい説明までは乗ってません。
要所要所に看板はあるんだけど、読めばよかったな。

向こう側から見るとこんな感じ。

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なんだか知らないがとにかく面白いということだけは確か。

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遺跡に佇む神殿が、はっきり言って最高すぎる。

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これは、地下神殿と呼ばれているもので、紀元前6世紀(!)に建てられたらしいんだけど、用途不明なんだって。

ちなみに、向こう側にも特に入口とかはない。

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円形劇場の入り口。

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ちなみに、もともとは円形の劇場だったらしいんだけど半分はつぶれちゃってて、遺跡敷地外の道になってます。

そこから撮ったのがこれ。

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これなども完全に用途不明なのだが↓

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ローマの遺跡ばかりを見ていた私にとっては、この石造りがとにかく新鮮でかっこよかった。

そしてゴミみたいにその白くてごつごつした石が転がってる感じも素敵すぎる。

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これは確かフォロの神殿か何かだったと思います。

素晴らしいですよね。
ああ、楽しい。

さて、これで大方遺跡のほうは見終わりました。

この時点で、12時前。
1時間半ほどこの遺跡を探索していたことになります。

いい感じの時間ですね。

この隣にはあまり大きくはないけど考古学博物館があってそれを見たらランチをして帰るので時間ぴったりだな、という感じでした。

つづく(2017.7.9)
ナポリ郊外【ペストゥム(パエストゥム)②】考古学博物館と極上ランチ

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