Louis Vuittonが現代美術家のジェフ・クーンズとコレボレートしたシリーズ「MASTERS」の第2段が発表されました。
今回はどんな巨匠の作品がラインナップされるのか??興味津々です。

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Louis Vuittonの「MASTERS」って?

詳しくは、もちろん公式にサイトでご覧いただけます。

Louis Vuitton公式サイト

ジェフ・クーンズというポップアーティストの第一人者とのコラボレーション作品。
ジェフ・クーンズはウサギのバルーンやマイケルの陶器(当時世界最大の陶器とか言われていた謎の陶器)が有名です。

ポップでスキャンダラスかつキッチュな作品が多いようですけど、正直私はあんまり知りませんでした。

特にクーンズが今回のMASTERSのテーマに据えているのが、自身の近年の作品である「ゲイジング・ボール」に近いインスピレーションでデザインされているようです。

ゲイジング・ボールっていうのは、有名なギリシャ彫刻など古典作品のコピーに、青いボール球を載せるというコンセプチュアル・アート作品だそうです。

まあ私は知らなかったんですけど(笑)、そもそもクーンズはバルーンウサギのピカピカによって世界を再構築するような試みをしているわけですが、やっぱりどうにもピカピカに磨いて世界を見せたがりがちな人っぽいっすね。

MASTERSの商品自体にも巨匠の名前が浮き出るように埋め込まれており、やはりピカピカです。
そこんこのコンセプトはクーンズとしてはたぶん重要なんだろうなと思います。

公式サイトの動画を見たら、これは実際に見てみたら割とインパクトあるのかもなあ、と思った。

その辺のコンセプトはともかくとして、要するにクーンズは巨匠たちの名画をとルイヴィトンというトップブランドを利用(?)して、名画と世界の視点の再構築をキッチュに表現してゆこうということなのかな、という解釈。

まあ、その辺のコンセプトまで考え始めたらきりがないのですが、ブランドとしてはスキャンダラスな話題性で世間を驚かし、面白がらせてムーブメントを作ろう!という野心のもと、立ち上げられたシリーズなことは見ればわかります。

今までも草間にしても村上隆にしても、とにかく話題の中心を作ってゆくブランドでしたので。

で、今回も非常に、なんというか、まあ、目立つ、商品になっているなあと思ったんですが……

オマージュを捧げる巨匠

今回ラインナップに挙げられているのは、

  • モネ「睡蓮」
  • マネ「草上の昼食」
  • ゴーギャン「かぐわしき大地」
  • ターナー「古代ローマ」
  • ブーシェ「ソファに横たわる裸婦」

でした。
これを見て私は正直、うーん??と思ってしまったな~。

前回は、レオナルド、ゴッホ、ルーベンス、ティッツァーノ、フラゴナールの5人の巨匠が選ばれていたけど、今回のラインナップを見る限り、ティッツァーノとフラゴナールとルーベンスが全然売れなかったのかな……と思ってしまった(笑)。

扱っている作品が、前回にもまして「ド王道」って感じの作品になっているのも気になります。

モネの睡蓮やマネの草上の昼食、ゴーギャンの作品などはとにかく定番中のド定番。これは美術愛好家でもなかなか持ちずらいのではないだろうか?

前回のゴッホとモナリザの定番感もものすごかったけど、実際どうだったんだろうと思わずにはいられない。
私ならお金があっても買わないかなあ(作品は好きなんだけど)。

だってあまりにも定番すぎるんだもん。

前回のラインナップはそれでも私としてはルーベンスやティッツァーノの面白いなあと思いました。

特にルーベンスは別にぜんぜん好きな画家ではないですけど、モチーフになっている絵は非常に躍動的だったし、バッグや小物のデザインとしては非常にエッジ―でいいな、と思いました。

しかし今回はそういう尖った作品は全く使われていなかった。全然売れなかったのだろうか??

今回は何となくテーマが「官能的」

今回のテーマを俯瞰してみると、たぶん前回よりも「官能」っていう部分を前に出してきているのかなあと思います。

睡蓮は全然違うけど、「草上の昼食」もブーシェの作品も官能的だし、ゴーギャンの作品自体は全体を見れば全然官能的なものではないけど、バッグにした時のトリミングの感じはやや官能的に敢えてしてあるのだと思います。

最初このラインナップを見た時には、正直言って意味不明すぎて、ヴィトンもバカだなあ……と思ったりもしたんですが、よくよく考えてみると、よくよく考えぬかれたデザインなのかもしれないなあーと思う。

しかし、一体どれだけの人が(ヴィトンファンで)、こういったコンセプトをとらえることができるのかな?とちょっと気になります。

村上隆のシリーズでも思ったこと

草間彌生のシリーズは誰がどう見てもかわいくてポップで、多分相当売れただろうという事はわかります。

村上隆の作品も相当のインパクトがあってヒットしたのは、やっぱりかなりポップだったのと、マルチカラーがめちゃくちゃ可愛かったからです。

しかし、今回のクーンズのMASTERSは、なんというかどうも中途半端というか、一見高尚なように見えて実はすごくわかりやすくもあり、かといってよくよく考えてみると深いコンセプトを擁しているだけにかえって何も考えていない人にはウケなさそうなデザインであるという部分で、ちょっとどれだけの人が興味を持つのかなーと疑問なところ。

絵はきれいなんだけどね……

今回のシリーズでは私はターナーのモチーフが一番きれいだな、と思いました。

まとめ

いずれにしても、再度公式サイトをご覧いただければお分かりになると思いますが、高いです(笑)とにかく高いです。

私なんかこんな偉そうにいろいろ言ってますけど、じゃあ買えるのか?っていわれたらアナタ、ゼロが一つ少なくても無理っす!

でもとりあえず、語りたいことは語らせてもらいました!

 

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