海外で一人旅(もしくは個人旅行など)をしていると必ずぶち当たる大きな問題が迷子である。俗にいう「迷子問題」(←そのまんま)だが、どのように解決するべきか実体験を交えていくつかの対応策を挙げてみようと思う。

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一人旅で迷子になってしまった場合の窮地を脱する4つの方法

私は方向感覚が割といいほうなので、実は今までそれほど迷子で困ったことは少ない。しかしながら、何度かはかなり困る状況で迷子になったことがある。

圧倒的に道に迷って困るのは、ホテルまでの道のりだ。

欧州は基本的には日本と違ってそこそこ治安が良くないと考えたほうがいいのだが、特にスーツケースをもって「旅行者丸出し」状況が最も危険。何しろ、体全体が「パスポート持ってます」っと主張しているようなものだから。

そんな危険な状況なのに、というかだからこそなのかもしれないが、なぜかホテルまでの道のりで道に迷うことが多い。そんな時は正直言って結構困る。

ローマで迷子になった体験談

では今回は、今年の夏にローマに滞在した時に起きた出来事を例に対策を講じようと思う。ローマを訪れるのは3度目で既にかなり地理的にも詳しい状態での渡航だったのだが、まんまと道に迷ってしまった。概要はこうだ。

まず、以前の記事(話題の個人賃貸サイト【airbnb】初回利用からトラブル「水漏れ編」)にも書いた通り、この時は滞在先が一般の方が貸し出すアパートだった。したがって、そもそもホテルが乱立するような立地の場所ではなかったわけだ。

私がローマに着いたのは夜だった。ファウミチーノ空港からローマ中央駅のテルミニ駅に行き、最寄り駅のフラミニオ駅までの移動は滞りなく行われた。

フラミニオ駅からは2番のトラムに乗ってアパートの近くまで行く予定であった。
2番のトラムが丁度到着していたので、予備知識の通りそれに乗り込んだ。

しかし、である。
そこから直線でアパートの近くまで行くと予想していたのだが、途中で曲がってしまった。その時点で気づけばよかったものの、途中で回ってまた戻るだろうとか思ってしまってそのまましばらく乗り続けてしまったのだ。気が付いてトラムから降りたのは、それから10分後のことだった。

ローマ中心から郊外に向けて10分もランダムに移動してしまったら、当然だが自分がどこにいるかなんかさっぱりわからない。

ましてや、時は夜である。どうやら治安の悪そうな雰囲気の場所ではなかったが、何しろパスポートも現金も全額持った状態である。これは何とかしなければならないと思うのは当然だ。

こんな時、皆様ならどうするだろうか?
いくつか解決策を挙げてみようと思う。

海外での迷子対策その①反対側の車線のトラムに乗る

私も海外でトラムやバスに乗り間違えた経験は多々ある。最初はパニクってしまったが、考えてみれば反対車線の同じ番号のトラムに乗ればいいだけのことなのだ。何の問題もない。

しかしこの時は、待てども待てども19番のトラムしか来ず、2番は全然やってこないのだ。これはいったいどういうわけだろうか。

夜はどんどん更けてゆく。。

海外での迷子対策その②タクシーを使う

私は海外では滅多にタクシーを使わない。理由は高いからと、ぼったくられる可能性が多いからと、結構コミュニケーションが難しい場合があるからだ。地図を見せてもわかってもらえない可能性があるので逆に不安だったりする。

特に今回の場合は行き先がホテルではなくアパートだったので、伝わらない可能性を考えるとそもそも選択肢になかった。

しかし、それらすべてを鑑みても最もスムーズに解決できる方法は、当然タクシーを利用することではある。

海外での迷子対策その③ホテルやホストと連絡を取る

海外はWi-Fiがフリーな場所が多いので、私は特にネット環境を整えて旅には出ないのだが、もし外でもスマホ利用ができるなら地図を見たりしてより解決が早くなるだろうし、フリーWi-Fiスポットのカフェなどを利用してホテルやホストと連絡を取るのも得策だろう。

ただ、連絡を取ったとしても地理感がない場合は、ホストやホテルと連絡を取ってもあんまり意味はないかもしれない。

語学が堪能であればまだいいかと思うが、普通に考えて初めて訪れた場所では日本語だったとしても通話で迷子は解決されないと思う。

海外での迷子対策その④別のトラムに乗る

今回の場合は2番のトラムが一向に来ないという事で、諦めて私の来た方向に戻るトラムにとりあえず乗ってみた。これは当然のことながら非常な賭けで、普通に考えたらそんなことするくらいならタクシーを使ったほうが全然いいと思う。

しかし、そもそもトラムに乗っていた時、後方に19番というトラムがしばらくくっついていたのを私は見ていたので、2番と19番はおそらくかなり重複しているのかな、と読んだのだった。

結果的には的中し、私は概ね理想的な場所で降りたつことに成功した。

ローマは非常にバスやトラムの降りる場所が分かりづらい。この時私はローマが3度目だといっても、公共交通機関を乗りこなすまではいっていなかったので、そういう時には目印となる地形や建築物を覚えておくと分かりやすい。

例えばこの時の場合は、「テヴェレ川を渡る直前で降りる」と大雑把に目星をつけていたので、理想的な場所で降りることができた。世界遺産などを目印にするのもいいが、そういうわかりやすい目印がない場合は、困ったねって感じ。

海外での迷子対策その⑤誰かに聞く

これも海外一人旅では必ず頻発する方法だろう。躊躇とかしている場合ではないので、どんどん話しかけるのがいい。

迷っていて、もし話しかけられる場合はチップ請求やスリなどの犯罪行為の可能性もあるので、状況によって判断しよう(向こうの人は単純な親切心から教えてくれる場合もあるが、金銭目的の場合は結構わかりやすくオーラが出ている)。

当たり前だが、こちらから話しかける場合はよほど治安の悪い地区でない限りそのようなトラブルが起こることは稀だ。

この時も、私は近くを歩いていた若者のグループに道を聞いた。
その中の一人は非常に流暢に英語を喋れたので、まずは自分がどこの場所に立っているのかを確認し、そのうえで目的地までどのように移動すべきかを聞いてみた。

非常に親切に「この道のトラムだと別の方向に行っちゃうから、反対車線に渡ってトラムに乗るのよ」と教えてくれた。大変ありがたいことだ。

しかし私は彼女らと別れた後、サラッと支持を無視。
もうトラムに載るのだけは勘弁だ。

という事で、自分のいる場所が分かったので、そこからは徒歩でアパートへ向かったという流れである。しかしながら実際歩いてみると結構遠くて、結局30分ほど重い荷物を引きずってアパートに着いたのは10時を過ぎたころだった。

まとめ

以上が迷子になった場合の対策である。
不安ではあればタクシーを使うのが最もスムーズだろう。

とにかく、迷子になったら不安で焦ることが多い。特に夜などは注意が必要なので、そんなときは上記の選択肢などをすっかり忘れてしまうかもしれない。

最も重要な手立ては、まずは深呼吸して落ち着くことだ。
大丈夫、海外だって地球だし、遭難したわけでもない。何とかなる。

ちなみに、このアパートにはひと月滞在した。その間2番のトラムを利用しまくったが、途中で方向が変わる車両に乗ったのはこの時だけだった。全く意味不明である。

(2017.6.7)

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