死ぬまでに観たい5つ星映画
SF・ファンタジー

実写版【シンデレラ】感想・意外と○○な作品だった件。

実写版「シンデレラ」を観ました。

公開当時はあまり気になってなかったので見逃していました。
この度テレビ放映されたので観ることにしたので、監督や出演者の事などは一切しりませんでした。

実写版「シンデレラ」あらすじ&アニメ版との比較

実写版ではまず、シンデレラの生い立ちから描かれます。
元々は中流階級の家に生まれたシンデレラは、両親から愛されて育ちました。ある時母が病気で亡くなります。

しばらくして、父がある女と再婚します。これが有名なまま母です。

Cate Blanchett on getting spite just right in Cinderella

まずですね、この「まま母」がケイト・ブランシェットだった時点でめちゃくちゃテンションが上がりますよね。

それでまあ、その「まま母」というのがご存知のトンデモ女なんですけど、そもそもこの父っていうのが、まま母と再婚したいとシンデレラに伝えるときに、「品があって素敵な女性だ」みたいなこというんですけど、この見る目のなさは本当にすごい

パパはものすごいドMとかだったんでしょうか。多分そうだったんだと思います。

で、再婚してすぐに父は出張先で病気になって死んでしまいます。
で、ママ母と娘たちのいじめの様子はご存知の通りです。

シンデレラ、森で王子と出会う

ある日、シンデレラが森で乗馬していると、王子と出会います。

まず、ここがアニメ版と違うところですね。アニメ版では舞踏会で王子は一目ぼれしますから。

で、ここでもう二人は結構いい感じになります。

王子は自分の身分を隠して仲良くなるんですけど、別れ際に「もう一度会いたい」ってシンデレラに言って去ってゆくんですよ。

「もう! そう思うんだったら連絡先とかを聞け!!♡」とか思わないでもないです。

王子はこの時、絶賛婚活中だったんです

で、国王とかからは政略結婚を薦められてるんですけど、王子は伝統の舞踏会には、国民全員を招くということにするわけ。

それが国民に知らされて、大騒ぎするまま母と二人の娘。
シンデレラも行きたいと申し出るのですが・・・

実写版「シンデレラ」の感想

「多様性」と「貧困」にも焦点を置いた社会的メッセージ

この映画でまず、「お? これは今までの映画とは違うぞ」と思ったのは、王子の侍従の一人が黒人だったことです。

これはけっこう珍しいですよね。
昔からディズニー映画っていうのは基本的に白人至上主義みたいなところがありましたから、「視点を変えてきたなあ」と思ったのです。

人種の多様性に関してはそのあとにも描かれています。
シンデレラを探すために訪れる国民の女性たちの中には、黒人、アジア系も含まれます。しかも「どんな身分も」というところを強調するために、おばあちゃんとかにも履いてもらうんです。

とにかく、平等なんですね。

これはかなり意識高い系かもしれないぞ!

アニメ版「シンデレラ」の足りない部分を見事に補った実写版

そもそも、アニメ版の「シンデレラ」は本当にご都合主義ですよね。

めっちゃシンデレラをいじめまくっているけど、基本的にはそんないじめられていたシンデレラだけど王子に見染められて玉の輿に乗れてラッキーっていう映画です。

しかも、勧善懲悪的でもあります。

まあ、私もかつてはオンナノコだったりしたので、今でも、この「シンデレラ」のアニメは好きですよ。←好きなんかい

だけど、「これってどうよ」と思う部分もあるんですね。
ただ成功できてよかったね美人は。あーハイハイって感じもしますよね。

その点で、この映画ではかなり改善されていたと思います。

アニメ版と実写版ではメッセージが違う

まずその1点は、人種平等へのメッセージを組み込んだこと。
そしてもう一つは、王子とシンデレラの恋を「一目ぼれ神話」ではなくしたところです。

二人の出会いを森の中にしたのは本当にクレバーでした。
この時二人はお互いに身分の分からない状態で恋に落ちるわけです。

その後、彼は実は王子だったということが分かります。
しかし同時に、王子は彼女の事を高貴な女性だと勘違いするんですね。

で、彼女は自分の正体を明かすことができないんです。

アニメ版も似た作りに放ってますが、王子がもっと理想化された人間として描かれているので、当然、実はシンデレラが低い身分であることなんか気にせずに結婚を申し込まれるだろうという予想が立ちます。

実写版でも、もちろん観ている側は、王子が彼女の身分の低さなんか気にしないことは分かっているんですけど、少なくとも映画の作りとして、「実際は低い身分の私だけど、本当の私を受け入れてくれるだろうか」と疑問を投げかけることで、意味合いは大きく変わるんです。

つまり、アニメ版では「信じていれば夢はかなう」というレベルの低い夢物語がメッセージになっているのですが、実写版では「真実の愛は身分や着飾った美しさには左右されない」というメッセージにすり替わっているんですね。

これは、アニメ版の意味とはほとんど真逆ですよね。
アニメ版はただ単にシンデレラがラッキーにも美しくなれたから、幸せになったっていう話なので。

さらにこの映画では、最後にシンデレラはまま母に対して「あなたを許します」と言うんです。

取って付けたようともいえるんですけど、これも非常に重要なメッセージです。

アニメ版では、最後に3人ががどうなったのかまでは描かれません。
しかし原作では確か、姉妹は目をくりぬかれるとかだったと思います。

ギリギリのところで勧善懲悪ではないんですね。
復讐ばかりを繰り返していたら、憎しみは消えないということを伝えようとしているわけです。

実写版「シンデレラ」オススメ度は?

この映画を撮った監督はイギリスの名優にして名監督ケネス・ブラナーです。
観始めるまでは知らなかったですけど……

どうせB級映画と思って観始めましたけど、かなり面白かったです。

テレビ版で観てしまったので、ちゃんと字幕版で観ようと思いました。

これはもちろん、皆さんにもオススメですね!!

【アナと雪の女王】感想・当に「ありのまま」を描いている?「アナと雪の女王」はとにかくエルサが最初から最後まで気の毒すぎて涙止まらんかったし、めちゃくちゃムカついた映画だった。しかし悪くはない。...