死ぬまでに観たい5つ星映画
美術館・博物館・遺跡

ローマ観光カピトリーノ美術館のみどころ作品完全ガイド!

カピトリーニ美術館は、ローマの中心地、カンピドーリオの丘に位置する美術館です。

ここには、ローマにとって非常に重要な展示物が多くあります。

カンピドーリオの丘

f:id:nitari-movies:20170803201833j:plain

これはカピトリーノの丘にある、カンピドーリオ広場です。
ミケランジェロが設計した広場としても有名。

カピトリーニ美術館がある「カンピドーリオの丘」は、元をただせば紀元前1300年から人が住んでたらしい。

鉄器時代だって。鉄器時代ってその頃のことだったんですね

古代ローマの衰退とともに、いったんこの丘もさびれてしまったそうなんだけど、その後11世紀に再建されたそうです。

ローマには7つの丘があると言われていますが、この丘は中心地ですけどそんなに大きくもなくて、この広場と周囲に少し建築物があるだけだけど、どれも最重要って感じの施設です。

丘に登って正面にあるのは市庁舎

ローマ市庁舎

この手前にあるアウレリウス帝の騎馬像はレプリカで、本物はカピトリーニ美術館にて展示されています。

カピトリーニ美術館の所要時間

人それぞれかと思いますが、本当にじっくり見るのでなければ2時間もあれば十分です。

私の場合は結構じっくり見たのもありますが、途中でカフェに入ったりもしたのでそこそこ時間がかかりました。

もしあんまり時間がなくて、とりあえずざっと見たい、という方だったら最悪1時間くらいでもなんとかなるかも。

ただ、敷地は結構広いです(階数もあるし、旧館新館と地下もあるので)。

カピトリーニ美術館のみどころ

カピトリーニ美術館って一口に言いますが、建物は新館と旧館の二つあります。
この市庁舎の右手の建物が旧館

カピトリーニ美術館旧館

そして左手の建物が新館です。(見た目は同じ)

新館と旧館は市庁舎の地下でつながっています。

旧館にチケット売り場があります。

旧館の2階(ローマ式1階)は、コンセルヴァトーリ宮博物館といって、ローマでも最も重要といえるような彫刻などの展示があります。

カピトリーニ美術館中庭

入場するとすぐに中庭があります。きれい!

コンセルヴァトーリ宮博物館

トゲを抜く少年

有名な、「トゲを抜く少年」です。

トゲを抜いていますね。
どういう理由で有名なのか知らないけど、良い感じです。

カピトリーノの雌狼

むちゃくちゃ有名な、「カピトリーノの雌狼」の像です。

ローマ建国神話ご存知ですか?

ローマ建国神話

この双子のロムルスとレムスはテヴェレ川に捨てられたんだけど狼に拾われて育てられる。この二人がローマを建国したんだけど、その後レムスがロムルスを殺して初代の王になった。紀元前753年、ローマ建国。

超かいつまんだけどそんな感じ。(しかも史実というより神話です)

その時の双子をかたどった像でものすごく有名。
ローマのお土産屋さんにはこの像のグッズとかがたくさんあるよ。

ちなみに、実は意外と気付いてない人がいそうなんだけど、ローマの名門サッカーチーム、ASローマのチームロゴにもこの像が描かれてます。

ASローマのエンブレムASローマ速報より

こうやって改めて見てみると、ほんとにこの像しか書かれてないくらいだね。
シンプルですね。かっこいい。

で、この狼の像なんですが、狼は紀元前6世紀のもので、双子は15世紀のものなんだって!
どうりで狼のキモさに対して赤ん坊の写実的な感じが、なんか浮いてると思ったよ!

ちなみに、この博物館ですごく思ったのが、展示の仕方がすごくきれいなんですね。

この狼の像もそうなんだけど、なんというかちょっと斬新な展示の仕方されてたりしました。

ベルニーニのメドゥーサです。

ベルニーニのメドゥーサ

これもなんか展示方法が独特ですよね。すばらしかったです。

メドゥーサの頭部美しいです。

マルクス・アウレリウスの騎馬像

先ほどカンピドーリオ広場の中心で紹介した、マルクス・アウレリウスの騎馬像の本物です。

屋内で観ると、かなり大きいです。

この像のそばにあったこれは↓

暴君コンモドゥスの像

暴君コンモドゥスの像です。

何度かブログに書いているんだけど、このコンモドゥスっていうのは映画「グラディエーター」で主人公のマキシマスをいじめた男です。

コモドゥス【楽しく学ぶ世界史】愚鈍なるローマ皇帝、コモドゥス より

この人は実在の人で、映画自体はかなり脚色が入ってるのだろうけど、グラディエーターとして闘技場に立ったことは事実として非常に有名です。

バカみたいでかわいいですね。

これが2階のコンセルヴァトーリ宮博物館でした。
その上の階がカピトリーナ絵画館です。

カピトリーナ絵画館

ここにもたくさん名作がありますが、案外部屋は少ないです。

レーニ「聖セバスチャンの殉教」

これは、レーニの「聖セバスチャンの殉教」ですね。

これを見て、「三島由紀夫……!!?」と思いだせる人は、かなりの三島通ではないでしょうか?

まあ、私は自分が三島通とまでは言わないけども……

これ、三島が扮してるんだよね。

三島由紀夫の「聖セバスチャンの殉教」『血と薔薇 1』創刊第一号(澁澤龍彦責任編集)より

矢の位置から腰巻まで完璧じゃないか。

まあこの絵を見るまで私はこの写真の事なんかすっかり忘れていたし、レーニって人が描いたとかも全然知らなかったんですけど、この部屋に入った時に「三島……!!!!!」と思ったことは言うまでもない。

よく知らないけど、セバスチャンっていうのは同性愛の守護聖人だとかいうらしいです。

なんでもいいんですが、レーニの絵って顔がこのセバスチャンの顔と全く同じのが多いんですけど、これは一体なぜなんですか?

思わぬところで三島で盛り上がってしまいました。
先に進もう。

カラヴァッジョの「洗礼者ヨハネ」

これはカラヴァッジョの「洗礼者ヨハネ」

相変わらずものすごい質感ですが、この絵は構図もなかなか珍しいですね。
面白いです。

みんなカラバッジョが大好きなんだね。

ルーベンスのロムルスとレムス

ルーベンスの描いたロムルスとレムスです。
ルーベンスの絵は相変わらずフワフワしていますねぇ。

ルーベンスって「フランダースの犬」のネロ少年がみたがった絵の画家です。

ルーベンスはベルギー地方(フランドル)の画家なのですが、いわゆる「フランドル絵画」というムーブメントからは少し離れた画家で、非常にふわふわっていうかキラキラしている。

ヨーロッパに行くとかなりこの方の絵を見る機会が多いのですが、当時からすごく成功していた画家らしいです。私はあんまり好きじゃないですけど←

かといってカラヴァッジョの絵が重厚で好きかといえばものにもよります。

ちなみにベルギーに行ったときにアントウェルペンでネロが見たかった絵も観てきましたが、やはりフワフワしていました。

カラヴァッジョとルーベンスは同じ部屋にありました。

カラヴァッジョとルーベンスの部屋

うまく撮れなかったけど、右手にカラヴァッジョ、左手にルーベンスがある。
正面の絵は誰のだったのか?不明(笑)

これで一応絵画館はおしまい。

一旦地階に戻って、この時は特別展を見に行きました(写真撮影不可でした)

カピトリーニ美術館のカフェがおすすめ!

ちなみに、カピトリーニ美術館は3階にカフェがあります。

ちょっと行き方が分かりづらいんだけど、絵画館からつながっていなくて、一度地階に戻らないと上がれません。

先ほどの中庭の右手からエレベーターで上がれます。

カピトリーニ美術館旧館

右手の大きな顔の像のあたりから入れます。

企画展もここから上がれました。
ちなみに、外からカフェだけに行けるようにもなっています。

そのカフェのテラスからの展望がすばらしい!

カピトリーニ美術館カフェからの展望

一番遠くに見えるのはサン・ピエトロのバジリカですね。

ここでちょっと休憩しました。

タブラリウム

旧館をすべて見たら地下を通って新館へ。

その地下は古代ローマの公文書館(タブラリウム)だったところです。

タブラリウム

市庁舎は、フォロ・ロマーノのちょうど裏手にあります。

上の写真はフォロ・ロマーノから撮った市庁舎です。
建築様式が変わってるのが分かると思います。

もちろん下から古い順で、アーチ状になっている石造りの部分がタブラリウムです。

ローマ市庁舎の地下

それほど多くはないけど、ちょっとした博物館になっています。

先ほどの写真でアーチ状になっていたテラスの部分に出られます。

タブラリウム

そこからみたフォロ・ロマーノがまた最高。

フォロ・ロマーノ

最高というやつですな。

新館

さて、また地下に戻って新館へ。

新館は主に彫刻が飾られていました。

カピトリーニ美術館新館

うーん、私は正直言って彫刻っていうものの見方がよくわからないんですね。
一体どういうつもりで観たらいいのか??

ベルニーニくらいわかりやすくないと、どうもちょっと解釈が。

カピトリーニ美術館新館

しかし展示は相変わらず美しい。

カピトリーニ美術館新館の部屋

部屋がなんかそもそも面白いですよね。美しい。

で、全然関係のない事なんですが、石膏像を見ているとたまに、髪の毛の部分に穴ぼこがたくさん開いているのを見かけるんですね。

トライポフォビアなのでかなり辛いんですが?

トライポフォビア像

ひいいいいいい

せっかくのカピトリーニ美術館の感想がそんなことで閉まってすいません。

カピトリーニ美術館まとめ

カピトリーニ美術館は本当に重要な展示物が多くて舌を巻きます。

しかも何度も言ってるけど、展示方法も秀逸というのは間違いなくあると思います。
欧州の美術館ばっかりなん十箇所も行ってた私が言うので間違いがないです。

ただ、ローマにいる時間が短い方で、バティカン博物館のほかにどこへ行こうかなー?と思っている人には、この美術館よりもボルゲーゼ美術館のほうを私としてはお勧めします。

もちろん、ローマの歴史を体系的に知るにはこのカピトリーニ美術館はマストといえばマストですが、それをはるかに上回る素晴らしさがボルゲーゼ美術館にはあるのです。

ヴァチカン美術館以外で検討するなら、まずボルゲーゼ美術館を見るべきです。
そのあとこちらを見ましょう。