2017年読んだ本&漫画のベスト5を発表!!

どうもこんにちはNITARIです。

ついに2017年もあとわずかとなってまいりましたので、今年の総括をしてみようと思います。

2017年に読んだ本&漫画ベスト5!!

まずは今年読んだベスト本の発表です!
注意していただきたいのが、「今年発売された本」ではないことです。

新刊をそれほどチェックしているわけではないので、今年発売の本は正直5冊も読んでないかもしれないくらいです(笑)

ではいきましょう!

第5位 角幡唯介著:空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む 

 

冒険家の角幡唯介氏のデビュー作です。
角幡氏がたった一人でチベットの秘境に挑んだノンフィクション作品。

私はこれまでほとんどノンフィクションを読んで来てなかったんですが、最近はかなりこういった本に興味があり、今は氏の「アグルーカの行方」を読んでいます。

この本は特に後半がとても面白いのでおすすめ!!

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第4位 坂本眞一 イノサン

 

 

漫画作品です。
この作品のことは本当に聞いたことも観たこともなかったのですが、NHKで放送されている対談番組「SWICH」で中島美嘉がこの漫画家と対談をして初めて知りました。

猛烈に面白いし、めちゃくちゃ変な漫画です。

内容としては、フランス革命前後、当時マリー・アントワネットやルイ16世をギロチンにかけた死刑執行人一族がモデルになっています。

当時は大の処刑ブームだったことは非常に有名ですが、当時はその処刑をサンソン家という一族が代々担っていた、というのを知らなかったのでまず面白い。

しかし、この漫画のすごいところは、ただ単に「当時は実際にこんなすごいことがあった」というストーリー漫画として終わらず、非常に高い社会的テーマを中心に据えていること。

この漫画のテーマはあくまでも「平等」だったり「自由」「多様性」であるわけです。
そのテーマが全くぶれないので見ていて胸が躍るほど素晴らしいと思うシーンがかなり多い。

あととにかくすさまじいのはその絵の描きこみ具合。
絵をめちゃくちゃ描きこんでいて死ぬほどうまい、という事だけではなくて、描きこんでコマを大きく割るあまりに、なんとも滑稽でシュールなシーンが多発しています。

しかもこれは絶妙なところで狙って作っているのが秀逸。
普通、あまりにも描きこみまくるとユーモアのユの字もなくなって絵主体の退屈な作品になることが多いのですが、この作品はユーモアの制度も非常に高い。

大変おすすめです。

第3位 本村凌二著 教養としての世界史の読み方

 

実は4位と3位に若干の感想に若干の開きがありまして、実際のところこの世界史の本を今年の一位にしてもよかったんじゃないか?というくらいの衝撃的な名著です。

今までの世界史の本とは全く違う!
まず、語られる内容が飛び飛びで、時系列がめちゃくちゃ。
全ての時代をじっくり解説してくれないで、筆者独自の観点から自由にまとめています。

この本はもちろん世界史の本ではあるんだけど、どちらかといえば世界史をベースに社会学や哲学をも語ってしまうという意欲作です。

あまりにも面白かったのですが、まあ人によっては「時系列でバランスよく学びたい」と思うかもしれないし、「哲学や社会学も入ってきてこの分量は中途半端」と思われるかもしれませんが、とにかくとても楽しい世界史の本なので、大変おすすめです。

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第2位 エミリー・ブロンテ「嵐が丘」

 

これも実は今年の一位にしてもよかったんじゃないかというくらい感動した作品でした。
「今さら?」って笑われそうな古典中の古典ですが、未読でした。

とにかくこの本の素晴らしいところは、まずひたすらに内容が面白い。
あまりにもつまらない言い方になりますが、とにかく面白いわけです。

この本は古典文学の名作にあるような、何か特別な魔力を持った作品のように思えます。

内容としては、ヒースクリフという悪魔みたいな男が、好きな女の子とやがてはその娘を2代にわたっていじめ尽くすだけ、という、考えてみればあまりにもあまりな作品ではあるのですが(笑)、読み進めているうちにそのゆがんだ愛の形が編み込まれて浮き彫りになってゆくわけです。

そしてその網目の中に自分も組み込まれてゆくような、不思議な経験でした。

どんな素晴らしい作品でも近年の作品ではなかなかこういった特別な読書体験はできません。まだ読んでいない人には本当におすすめです。

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第1位 荒川弘 鋼の錬金術師全巻

 

これだけ「今年一番にしてもいい!」という本を絶賛してきて、世界的な名著(嵐が丘)まで上げておきながら、本当に自分でも動揺してしまうのですが、一位は漫画の「鋼の錬金術師」です。

本当にこの漫画はすごかった。
今年一番の収穫といっても過言ではありません。

とにかく何がすごいと言って、もう全部すごい。すごすぎる。

キャラの作り方、ストーリー展開、社会性とすべてをとっても圧倒的にすごいし、最終巻まで全くスピードダウンをすることなく完全な作品として仕上がっています。

いろんな面白い漫画を読んできましたが、まだ進行中の好きな作品は除いても、どうしても続いてゆくにしたがって間延びしたりバランスが悪くなる作品が多いのですが、この漫画は完璧だった。

何がすごいと言ってその社会的なメッセージ。
「等価交換」というキーワードで漫画を書いてこれだけの作品が出来上がるとか、常軌を逸しているとおもう。

そしてただただ話がすごいだけではなくて、キャラもとにかくどこまでも魅力的。
私としては主人公のエドワード・エルリックがあまりにも好きすぎて参った。

これだけの漫画をこれまでスルーしてきたことは悔しいのですが、そうはいっても出会えたことに感謝したくなるような、胸の熱くなる傑作でした。

まだ終了していないので何とも言えないのですが、「進撃の巨人」に近づくかというような傑作です。死ぬほどいい漫画なのでなんとしても読んでもらいたいです。
(「進撃の巨人」のほうが暫定ではそれでも評価は上。このあたりの漫画は、古典文学をも凌駕するようなすさまじいクオリティなので甘く見ないほうがいい)

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まとめ

というわけで今年読んで面白かった本を5本上げました。

どれも非常に面白かったのですが、正直いってまず前提として読書量が少ないのが気になりました(笑)。

あんまり読んでない中でのセレクションになってしまったのは恥ずかしいのですが、それは今後の課題ですね。

でもその分、すごく面白い作品にも出会えたのでよかったな~。

来年はどんな作品に巡り合えるのでしょうか?