古代アッピア街道①カラカラ浴場と巨大な地下墓所と美人ガイドの続きです。

旧アッピア街道といわれる道は、サン・セバスティアーノ聖堂のあたりからが本番です。そのあたりからついに遺跡もたくさん姿を現します。

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ここからがアッピア街道ウォーキングの本番

このあたりから、ようやく車の交通量が減ってきて、いよいよ「アッピア街道」らしさが姿を現します!!

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のどかできれいな道です。

この日は少し曇っていたので気温も低くて、本当に歩きやすかった。
これ日が出てたら本当に歩ききれなかったと思います。

さて、サン・セバスチアーノ聖堂からほんのちょっとのところにあるのが、こちらの遺跡。

マクセンティウスのヴィッラ(競技場)

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こちらは4世紀にマクセンティウスっていう皇帝によって建てられたヴィッラ。

建物自体は多くはないんだけど、敷地がものすごく広くて、

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長さは520メートルあるらしい。縦長の競技場です。

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この後ろには、息子ロムルスの廟があるんだけど、この競技場自体、息子の葬送競技のためのものだったらしいです。

しかし!

完成前にマクセンティウスは戦士して、この競技場は一度も使われなかったとか……

まじかー

ロムルスの廟

これがロムルスの廟です。

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中にも入れます。

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二つの部屋からなっていて、こちらは手前の四角い部屋。
壁画なんかもありました。

そして奥が廟になっている部分。

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かなり面白いです。

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マクセンティウス帝が一族のために作ったが、彼自身が戦死してしまって血筋は途絶えたらしい。

なんかいろいろ調べてても悲しい記録しか残ってないマクセンティウス帝がすごく気になっています。

ちなみに、ここは無料で入れます。
こんな遺跡を無料で観れるなんてどうかしてるぜローマは。

さて、そこからまたちょっと歩くとあるのが、これ。

チェチーリア・メテッラの墓

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中世の城のようだなと思ったんだけど、作られたのは紀元前1世紀らしい。
中はそれほど大きくはないんだけど見た目がとにかくきれい。

三頭政治を始めたクラッススの義理の娘の墓だそうです。

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ちなみに、ここはカラカラ浴場と共通券(あとクィンティーリ荘も)になっているのでお得です!

この辺は見どころ満載!

そして、アッピア街道沿いでは唯一、この辺はレストランとかバーみたいのがちょっとあります。

私も先は急ぐのですがとりあえず食べることに。

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こんな、ちょっといい感じのカフェ。

頼んだのは、アーティチョークとツナのサンドイッチ。

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私はアーティチョークが好きです。

しかし。

おいしく食べてたんだけど、小鳥がね、スズメみたいのが寄ってくるんですよ。
前にもあったんだけど、オープンカフェとかで食べてると、小鳥が寄ってくることがあります。

日本とかだとそんなこと絶対にないし、小鳥とか近くで見るとかわいいとか思ったりしますけど、本当にこいつらはかわいくない。

人間に慣れすぎてて、追い払っても全然怖がらない。こっちが怖い。

しょうがないからパンを遠くに投げてちょっとの間追い払ったりするけどまた来る。
うざいので、半分はテイクアウトにして外で食べました。

ここから少し歩いたところにあるのが、このテルメ。

カポ・ディ・ボヴェ荘

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ここは公開されたのは2006年と、結構新しいらしいです。
モザイクがきれいに残ってた。

トイレに行きたいと思って、奥のショップみたいな建物入って、出てきたら係員のおばあちゃんに呼び止められた。

「アッピア街道のマップは持ってるの?」と聞かれる。

そういえばそんなの持ってなかったなー、助かる!

で、おばちゃんはそこから一生懸命、ここから先の私の行先「クィンティーリ荘」への行き方を教えてくれた。

「カラカラ浴場のチケットで入れるから!今日(同日)だけね!!」

すっごく丁寧に教えてくれて、全部知ってることだけど丁寧にお礼を言って出ました。

その隣には、屋敷みたいのがあって、小規模な博物館みたいになってるんですね。
でまあ、2分もあれば見終わる博物館なんだけど、そこにいた係員のおっさんがめっちゃうれしそうに私のことを見ている。

なんか落ち着かないな……

と思ったら話しかけてきて、

「中庭にすごくきれいなモザイクがあるんだけど見ない?」という。

喜んでお願いすると、確かにきれいなモザイク!!

そのおっさん、めちゃくちゃ嬉しそうに、「写真を撮ってあげるよー!」なんつうのでお願いしました。

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このおじさん、英語が流暢ではないんだけど、とにかく暇そうでうれしかったみたいで、それからこの奥にある、浴場に水を引いてた時の水道の跡を紹介してくれました。

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んで、なぜか盛り上がっておっさんから「一緒に写真撮ってもいい?」と言われ。

なんでww?とか思ったけど快く承諾しました。

まあ、おっさんが撮っただけで私は撮ってないのでここに載せることはできませんが。
おばちゃんにしてもおっさんにしてもうれしそうで、よっぽど暇なんだなーと思った。

素敵な浴場跡だから、皆寄ってあげてね。

さて、ここからアッピア街道が続きます。

旧アッピア街道の遺跡たち

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アッピア街道は完全にまっすぐな街道すぎて、思ったよりも全然歩くのが大変だったんだけど、とにかくこんな感じで左右に遺跡がゴロゴロ転がってるんですね。

いちいち写真とかに収めてられないくらいものすごい量の遺跡です。

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これがアッピア街道の道です。

この道がずーっと続いているわけではなくて、今のローマ市街にあるようなキューブ型の道もあるんだけど、たぶんそれはのちに舗装された道路で、オリジナルはこの道だと思います。

この道、今でこそボコボコしているんだけど、もともとはビシーっと平らだったらしい。

長年かかってこのようにボコボコに変化したんだって。

ちなみに、この道はすごく考えられていて、まず目に見える石の道の下にも何層にも砂とか砂利が敷かれていて、水はけがいいように作られています。

さらに、よく見ると分かるんだけど、ちょっと山形に道路が作られてるので、雨の際は左右に水が逃げるようになってるんですね。

すごいよね~

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この辺はもう、何の遺跡だかわからない。
確か下の写真の遺跡は、何か情報があったような記憶があるので家に帰ってみてみます。

さて、楽しそうに見えてるかもしれませんが、この道もかなり過酷です。

日が出てないのでそれほど暑くはないといっても暑いし、足場は悪い。

しかも、これは経験してみて初めて気づいたけど、本当に道が見えなくなるまで一直線なんですね。

道の先が見えないの。

どういうことかというと、とにかくどこまで歩けばいいのかわからない状態で、意外と精神的に負担があるわけです。

しかも、ゴールのクィンティーリ荘ってのがまたどでかい敷地の遺跡で、正直ちょっとどこから入ればいいのかわかるか不安だった。

なので、結構ここはきついな、と思いながら歩いていました。
ちなみにここを歩いている人はほとんどおらず。

ただ、アッピア街道は自転車レンタルが結構盛んで、たまにサイクリングの観光客などが通ります。

ちなみにちなみに、歩き出しのアッピア街道入り口からクィンティーリ荘のゴールまで、なんと約6キロ!

なかなか思ったよりハードで、これは夏の暑い季節にしなくてよかった、と本気で思いました。

つづく(2017.6.30)

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