【アフター・アース】ネタバレ感想:SFやらせてもシャマランはキレていた

2017-09-25外国映画SF, アクション

アフター・アースを観ていない人でも観た気になれるほどにスペクタクルにネタバレ解説します。

シャマランてなんでこんな変な映画ばっか撮ってんだろ。あいらーびゅー

 

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「アフター・アース」ネタバレ感想

 

私がこの映画の予備知識として持っていたのは以下のみです。

 

・M・ナイト・シャマラン監督作品
・SF作品
・地球滅亡後の話
・スミス親子の作品
・駄作らしい

 

それ以外には本当に一切の予備知識なく観始めました。

状況設定項目がやたら多いが話はシンプル

物語が始まるまでがめっちゃ早かった。

とにかく色んな情報を一気に詰め込む形となりました。

 

この作品の柱は、要するに「ものすごく危険な星(地球)に瀕死の父と息子だけが不時着して、息子が一人で冒険物語」っていう感じなんですけど、そこに行きつくまでの情報が結構いろいろあった。

まあ、一番重要な情報としては、人間が「怒り」を克服して「アーサ」っていう宇宙生物をやっつけるってことですかね。

「アーサ」は人間が移住しようとした星にもともと住んでいた生物なんですけど、目は見えないんですね。でも「恐怖心」を嗅ぎ取る力があって、人間を殺すんです。

だけど、「ゴースト」っていう、「恐怖心を克服した」レンジャーはアーサに気づかれずに近づけるから、アーサを殺すことができるっていうわけです。

 

まあ、要するに西洋人がアメリカ大陸を見つけたときみたいな感じですかね。

現地人は野蛮人だから殺したってことでしょう。

 

アーサとか、人間の価値観からしたらめっちゃ怖い様子だけど、別に生きものとしてフツーかと。

 

まあ、だからと言って別にこの映画はそれほどアーサとか未知の生物を「悪いもの」って捉えているわけでもない感じでしたけど。

 

で、恐怖心のないはじめての「ゴースト」はサイファなんだけど、その息子がレンジャーになろうと頑張ってる。だけどなかなか試験に合格できない。

それがなんでかは観てれば分かる。だって明らかに尖ってて未熟。

 

で、任務に息子のキタイを連れてゆく道中の飛行船が事故にあって、入国禁止(?)の惑星に不時着するんです。

この惑星っていうのが、滅亡後の地球
で、この地球は今から1000年後の姿なんですけど、動物たちは「人間を殺すために進化した」というどう猛さなわけです。

 

横やりを入れるようですが、動物が特に「人間だけ」を殺すために進化するという風に考えることすらも、人間の強欲だな、とか思った。

 

さて、不時着の途中で船は真っ二つにぶっちぎれてしまったんですけど、キタイはシートベルトをしていたのでほぼ無傷で助かった

やっぱシートベルトは必須だね。

 

だけど問題はサイファです。奴は将軍だからと言っても、シートベルトもしてないのに生き残ったりするわけです。ホント強いっすよね。

だけど、太ももを複雑骨折をしたので、動けない。

自分たちの機体にある発信機はぶっ壊れていたので、もう一つの機体の発信機を取りにいかなきゃ自分たちの命はない。

しかし、父のサイファはケガをして動けないので、息子のキタイが一人で探しに行くことになるわけです。

 

しかも悪いことに、もう一つの機体の方には捉えられた「アーサ」が積まれていて、逃げ出した可能性があるらしい。

これはやばい。

 

しかしながら恐怖に怯えながらも、キタイは出発するわけです。

 

この息子キタイくんの期待度があまりにも低い←だじゃれ

 

しかしまあー、この「キタイ」君のダメさは結構半端ではない。

オランウータンみたいなのが来た時に、通信している父親からは「動くな」とか言われてるのにガン無視で、石とか投げつけるんですよ。

なんでそんなにアホなんだ。

当然、オランウータンはたくさん集まってきて、追っかけられてしまう。
まるで、「風の谷のナウシカ」のアスベルのようです。

 

そもそも、この地球の様子っていうのはわりと腐海に似てます。

人間のいない地球は、生きものたちのパラダイスなのかも知れません。

 

で、結局キタイは川を泳いで渡ってオランウータンを交わします。
オランウータンの足の遅さもまさにやばい

 

それにしてもキタイ君は「恐怖を克服する」どころか、普通の人よりもはるかに気が小さい。逃げ切れた後にも七転八倒してます。

槍みたいな武器を手放せない感じでめっちゃ警戒中の子猫みたい。

 

この「槍」とかも……どうなんでしょうね~

宇宙を縦横無尽に旅する未来人の武器としてはあまりに原始的というか……
「槍」ですよね、ようするに。

 

 

…要するに、槍です ←もっかい言った

 

で、変なナメクジとかヒルみたいな生きものに手を喰われた時とか、ほんとに目も当てられないほど泣き声とか出して「パパ~ここまで来てよ~」みたいなことを言ってほんとに、他人の私から見ても情けない限りです。

 

そうこうしているうちに、「呼吸薬」っていうのが2つも壊れちゃった。
これが切れると息ができないわけです。

キタイ君は、それが壊れちゃったことをパパに黙っているわけ。

 

何でですかね?
ここで黙っている意味が分からない。

とにかくここで彼は父にウソをつくんですけど、心拍数から父は彼がウソをついていることを見破るわけです。

 

本当に、この父はデキ男なわけですよ。

 

さて、歩みを進めると、キタイ君はものすごい断崖絶壁に出ます。

この崖を迂回してゆく行き方がもともとの予定だったんだけど、ここで「呼吸薬」が足りないことが発覚。

別の方法がないわけではないようなんだけど、父はその方法をキタイに伝えずに、「任務終了」と言い渡す。

キタイは、「そんなの嫌だ!!自分はできる!」かなんかで、崖から飛び降りるわけです。

 

ここは正直、「んっ!!???」てなった。

 

そしたらなんかそのスーツがムササビみたいな感じになって、すごい勢いで飛べるわけ。

もうこの辺は自分の文章力では全然表現できないから、絵にしてみましたので観てください。こんな感じです↓

 

 

 

 

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で、崖からおちている最中に、みたいな、みたいなのに襲われて捉えられてしまうんですね。

すいません、鷹と鷲の区別が微妙で。

 

気を失っているうちに、キタイは鷹によって巣に運ばれていたわけです。

しかも、父との通信機がぶっ壊れてしまった。
父、真っ青。

 

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キタイは、その巣に鷹の子がたくさんいて、ライオンとか虎がそれらを食べようとするのをちょっと守ろうとしてみたりします。

で、結局まんまと逃げ出せるわけ。

 

しかし、父との通信手段を失ったキタイ。ここからようやく、彼の成長がみられるのかな、と思いきや、思ったより瞬時には成長しないところがちょっとリアル。

なんか動物が襲ってきそうになると、「ほっといてよ!」とか言っていて、基本変わってない。

まあ、1日とかの話ですからね。

 

昔、目の前でアーサに殺された姉の夢とかを見ながらも、徐々に進んでゆきます。

 

この星では夜には一瞬で氷の世界になってしまうんだけど、その前に地熱の高い「ホットスポット」を探さなきゃいけないのに、父との通信が途絶えてどこがホットスポットか分からない。

これはマジで絶体絶命だ。
キタイ、体が凍って気を失ってしまうってわけ。

 

しかしながら、目を覚ますと朝になっていた。

近くには、例の鷹だか鷲が死んでいたんです。

 

どうやら、前に子供を助けようとした恩返しに、命を貼って鷹がキタイを守ってくれたみたいなんです。

 

 

 

どうして、1000年後の地球に住む鷹だかなんかに、そんな助け合いの「キリスト教的思想」があったんでしょうか?まさに謎です。

 

ついに後方機体を発見したキタイの期待度は上がったのか?

 

それはともかく、キタイはもう呼吸薬がギリギリっていうところで滑り込みで後方機体を発見する。

で、ホントぎりぎりで呼吸薬を手に入れるわけです。

 

あー、よかった。

 

で、父との通信機も復活させる。

父はもうだめだと思ってたからすごいびっくりするわけだけど、どうやら通信不良で父からの言葉は聞こえないみたい。

それでもキタイは発信機で救難信号的なのを出そうとするんだけど、その場所だとどうもうまくいかない。

父は状況が分かってるので、「火山の上でやればできる!」っていうんだけど、その声はキタイには通じないわけです。

 

しかし、キタイは昔のキタイではなかったあー!!!

 

キタイ、自分でその事に気づいて山に向かうわけです。

キタイの成長がうかがえますねえ~

 

その火山っていうのが、私の大好きな「ロード・オブ・ザ・リング」の滅びの山そっくりだし、上ってゆくところもそっくりなのでかなり上がった。

 

しかしながら、周辺にはアーサがいることが分かった。
父はどこにアーサがいるのか分かってるんだけど、キタイには通じない。

 

父はもう絶望的な気持ちになって頭を抱えるんですね。

 

アーサがついにキタイを見つけて襲ってきた!!

必死に逃げるキタイ。
しかし、アーサはほんとめちゃくちゃ強い。

 

滅びの山の山腹でついにキタイは恐怖を克服し、達観します!

すると、アーサはキタイの存在が分からなくなってしまった!!

 

キタイはアーサをぶっ殺して、発信機の信号を発し、二人は助かる、という話。

 

「アフター・アース」感想

 

Amazonのレビューを観ていると、本当に酷評も酷評ですね。

で、私もいろいろ突っ込みましたけど、そんなに悪い作品ではないです。
てゆーか、けっこう面白いです。

 

レビューによると、どうもこの作品はプロモーションがよくなかったみたいですね。

インデペンデンス・デイとか、スターシップトゥルーパーズみたいなSFアクションを想定すると、実際はかなり淡々とした作品なのでがっかりするんじゃないでしょうか。

 

あと、息子の演技をめちゃくちゃ酷評している人も多くて、多分専門家もそんな感じの事を言っていたんだろうけど、私は別にそんなに悪いとは思わなかったですね。

ウィル・スミスはかっこいいし、息子も結構かわいく、普通ではできないような訓練された身のこなしもしていたと思う。

演技も、言うほどめちゃくちゃ悪いわけではない。

 

とにかく、この映画は「M・ナイト・シャマラン」の監督作だということなんですね。

まあ、あんまりシャマラン映画っぽいテーマではないんですけど、実際なかなかシャマランぽさは残ってました。

シャマランっていうと「シックスセンス」が一番有名なので、「シックス・センス」は好きだっていう人もいるかも知れませんが、あの映画はシャマラン映画としては結構毒がない方でして、普通のシャマラン映画はもっと変な映画が多いです。

 

この作品はすごくお金をかけましたけど、結局SF大作シャマラン版って感じで、コアなファンなら十分楽しめると思いますよ。

 

しかもこの映画ってこのテーマなのに100分くらいしかないんですよ。

近年、映画っていうと長きゃいいのかっていう感じになってる中で、この短さはかなり好感が持てるかと。

 

「アフター・アース」オススメ度は?

 

 

「予告がめちゃくちゃ面白そうだったから」という理由で観ようという人は、まあ止めといた方がいいと思います。

ローランド・エメリッヒとかが同じテーマで作品を取ったら全然違う作品になったのでしょうけどね。。

 

私は結構楽しめました。

 

映画は意外と地味な方が好きよっていう人にはオススメです!

 

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